アルファードの故障・持病
アルファードはガソリン車(ANH・MNH・GGH・AGH)とハイブリッド(ATH・AYH)で中身がまったく違い、同じ症状でも見る場所が変わります。集めた事例は10系ハイブリッド(ATH10、2003〜2008年)に大きく偏っていて、20系・30系はまだ少なく、40系はありません。数字が薄いところは、整備現場での定番として別に書いています。ここでは整備工場の目線で、世代と動力ごとに「何から疑うか」を整理します。
型式・エンジンを選ぶと、その車の持病・症例・多い故障に切り替わります。
イラストはイメージです症状から見る
エンジン 2AZ-FXE 2.4L ハイブリッド(10系 THS-C)
エンジン 2AZ-FE 2.4L(10系、4AT)
全エンジン
エアコンが冷えない(全世代)
当店で直した例です。30系後期(冷媒はR1234yf)の20万kmの車で、エアコンが効かないという入庫でした。圧力を測ると冷媒が不足していて、漏れている場所ははっきりせず、経年で少しずつ抜けたものと判断。R1234yf を補充して冷えが戻りました。請求は3万円です。同じ夏のうちに再発するようなら、蛍光剤を入れて漏れ箇所を探すことになります。
アルファードのエアコンの事例は155件中2件しかなく、どちらも10系ハイブリッドです。ガソリン車はゼロなので、ここは統計ではなく整備現場の話として書きます。
10系ハイブリッド(ATH10)は電動コンプレッサーで、インバーターの不良の初期症状として「エアコンが効かない」が出ます。ハイブリッド警告と同時に出ているなら、冷媒より先にインバーターの冷却系を見ます。
整備現場での定番
ここに挙げるのは、国への申告件数ではなく、整備工場で日常的に直している定番です。統計に出にくいものも含みます。費用は部品+工賃の目安で、状態と地域で変わります。
- 冷媒のじわ減り(経年)だんだん効かなくなる
15〜20万kmあたりで、ホースやシャフトシールから少しずつ抜けます。補充で戻ります。30系の後期以降は冷媒がR1234yfで、従来のR134aより単価が高いです。同じ夏のうちに再発したら、蛍光剤を入れて漏れている場所を特定します。
目安 R134a 1〜1.5万円、R1234yf 2〜4万円
- コンプレッサー(マグネットクラッチ・焼き付き)「カチッ」と入らない、ガラガラ音
目安 8〜15万円
- エバポレーター・エキスパンションバルブ風は出るが冷えない
10系・20系で年数とともに出ます。ダッシュボードを外すので工賃がかさみます。
目安 8〜12万円
- リアエアコン後席だけ効かない
リア側のエキスパンションバルブかブロワです。
エンジンを問わず出るもの
パワースライドドアのモーターとケーブルは10系から20系まで続く持病で、開かない・途中で止まる・走行中に開く、として出ています。ケーブルのほつれは目で見えるので、ドアを開けた状態でレールの中を確認します。
重い車体なので、ハブベアリング(速度に応じたゴー音)とドライブシャフト(曲がるときのカリカリ音)は距離が伸びた車の定番です。
中古で買うとき・長く乗るときに見るところ
10系ハイブリッドは、インバーター・ウォーターポンプ・トランスアクスルの交換歴と、ハイブリッドシステムの警告履歴。距離が10万kmを超えていれば、どれかが未交換なら費用を織り込みます。
2.4L(2AZ)はオイルの減りを、20系のCVTは唸り音を、全世代でパワースライドドアの動きを確かめます。確定は点検で。
この車で多い故障(部品別)
集めた整備事例186件のうち、どの部品が原因・交換になったかの割合です。走っている台数あたりの故障率ではありません。
- インバーター(ハイブリッド)32件 17%主な症状: エンスト・走行中に止まる走行120,000km前後で多い
- スライドドアモーター・ケーブル23件 12%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない走行60,000km前後で多い
- ハイブリッドトランスアクスル19件 10%主な症状: 走行不能・走れない走行130,000km前後で多い
- CVT(無段変速機)10件 5%主な症状: 速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)走行70,000km前後で多い
- O2センサー・A/Fセンサー10件 5%主な症状: エンジン警告灯(チェックランプ)点灯走行50,000km前後で多い
- ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)7件 4%主な症状: 走行不能・走れない走行80,000km前後で多い
- ドライブシャフト6件 3%主な症状: ハンドルを切るとギシギシ・ギュッ音走行60,000km前後で多い
- ラジエーター6件 3%主な症状: 冷却水漏れ・減る走行90,000km前後で多い
- ボディパネル・車体4件 2%主な症状: 部品の破損・脱落走行30,000km前後で多い
- ハブベアリング4件 2%主な症状: 曲がるときカリカリ・カタカタ音走行70,000km前後で多い
ハイブリッド機構の寿命の目安(事例の走行距離から)
駆動用バッテリーやインバーターなどが原因・交換になった事例の、そのときの走行距離です。「平均寿命」そのものではなく、交換に至った距離の中央値と幅(10〜90%)です。
| 部品 | 国内の事例 | 海外の事例 |
|---|---|---|
| インバーター(ハイブリッド) | 中央値 120,000km(86,000〜180,000km、32件) | 距離の記載がある事例が少ない |
| ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却) | 中央値 79,000km(26,000〜150,000km、6件) | 距離の記載がある事例が少ない |
| ハイブリッドトランスアクスル | 中央値 126,000km(75,000〜182,000km、18件) | 距離の記載がある事例が少ない |
距離が書かれていない事例は含みません。使い方(短距離の繰り返し・高速の長距離)や気候で大きく変わります。
この距離で車検に落ちる項目(英国のデータ)
英国の車検(MOT)の公開データから、走行距離ごとの不合格率を出したものです。英国で走っている同じ車の実績で、日本からの中古並行輸入も多く含まれます。
20系 2AZ-FE / 2AZ-FXE
| 0〜5万km127台 | ボールジョイント 3.1%スタビライザーリンク 3.1%フロントガラス 1.6% |
|---|---|
| 20〜25万km276台 | スタビライザーリンク 13.4%ボールジョイント 10.1%ロアアーム・ブッシュ 6.5% |
10系 2AZ-FE / 2AZ-FXE
| 5〜10万km1,502台 | スタビライザーリンク 6.0%ロアアーム・ブッシュ 4.8%ボールジョイント 3.3% |
|---|---|
| 10〜15万km2,300台 | スタビライザーリンク 12.0%ボールジョイント 5.3%ロアアーム・ブッシュ 4.4% |
| 15〜20万km725台 | スタビライザーリンク 13.0%ボールジョイント 8.3%ロアアーム・ブッシュ 4.1% |
10系 1MZ-FE 3.0L V6
| 5〜10万km610台 | スタビライザーリンク 5.1%ロアアーム・ブッシュ 3.0%ボールジョイント 2.8% |
|---|---|
| 10〜15万km707台 | スタビライザーリンク 12.2%ボールジョイント 6.5%ロアアーム・ブッシュ 5.0% |
| 15〜20万km232台 | スタビライザーリンク 9.1%ドライブシャフトブーツ 6.0%ボールジョイント 5.2% |
20系 2GR-FE 3.5L V6
| 10〜15万km116台 | スタビライザーリンク 18.1%ボールジョイント 4.3%タイロッドエンド 1.7% |
|---|
融雪塩による錆と、タイヤ・ワイパー・電球などの消耗品は除いています。英国の道路事情によるもので、日本の車検の合否とは基準が違います。出典: DVSA(Open Government Licence v3.0)

アルファード 10系
2003〜2008 2AZ-FXE・2AZ-FE・1MZ-FE
イラストはイメージですこの距離で車検に落ちる項目(英国のデータ)
英国の車検(MOT)の公開データから、走行距離ごとの不合格率を出したものです。英国で走っている同じ車の実績で、日本からの中古並行輸入も多く含まれます。
10系 2AZ-FE / 2AZ-FXE
| 5〜10万km1,502台 | スタビライザーリンク 6.0%ロアアーム・ブッシュ 4.8%ボールジョイント 3.3% |
|---|---|
| 10〜15万km2,300台 | スタビライザーリンク 12.0%ボールジョイント 5.3%ロアアーム・ブッシュ 4.4% |
| 15〜20万km725台 | スタビライザーリンク 13.0%ボールジョイント 8.3%ロアアーム・ブッシュ 4.1% |
10系 1MZ-FE 3.0L V6
| 5〜10万km610台 | スタビライザーリンク 5.1%ロアアーム・ブッシュ 3.0%ボールジョイント 2.8% |
|---|---|
| 10〜15万km707台 | スタビライザーリンク 12.2%ボールジョイント 6.5%ロアアーム・ブッシュ 5.0% |
| 15〜20万km232台 | スタビライザーリンク 9.1%ドライブシャフトブーツ 6.0%ボールジョイント 5.2% |
融雪塩による錆と、タイヤ・ワイパー・電球などの消耗品は除いています。英国の道路事情によるもので、日本の車検の合否とは基準が違います。出典: DVSA(Open Government Licence v3.0)
症状から見る
- ハイブリッドシステム警告25件
- エンスト・走行中に止まる24件
- 走行不能・走れない23件
- 冷却水漏れ・減る6件
- 警告灯が複数・全部つく5件
- スライドドアが開かない・閉まらない22件・監修待ち
- エンジン警告灯(チェックランプ)点灯13件・監修待ち
- 加速しない・パワーが出ない9件・監修待ち
- エンジンがかからない(セルが回らない)7件・監修待ち
- 変速ショック・ギクシャク4件・監修待ち
- 曲がるときカリカリ・カタカタ音3件・監修待ち
- ハンドルを切るとギシギシ・ギュッ音3件・監修待ち
- ギアが入らない・動かない3件・監修待ち
2AZ-FXE 2.4L ハイブリッド(10系 THS-C)で多い故障
- インバーター(ハイブリッド)30件 40%主な症状: エンスト・走行中に止まる走行120,000km前後で多い
- ハイブリッドトランスアクスル18件 24%主な症状: 走行不能・走れない走行130,000km前後で多い
- ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)7件 9%主な症状: 走行不能・走れない走行80,000km前後で多い
- ハイブリッドコンピューター(HV ECU)4件 5%主な症状: 走行不能・走れない走行140,000km前後で多い
- ラジエーター4件 5%主な症状: 冷却水漏れ・減る走行90,000km前後で多い
- ピストンリング(オイル上がり)2件 3%主な症状: オイルが減る・オイル消費
- スライドドアモーター・ケーブル2件 3%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない
- ABSセンサー(車速センサー)1件 1%主な症状: ハンドルが取られる・まっすぐ走らない
2AZ-FE 2.4L(10系、4AT)で多い故障
- スライドドアモーター・ケーブル13件 28%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない走行60,000km前後で多い
- O2センサー・A/Fセンサー7件 15%主な症状: エンジン警告灯(チェックランプ)点灯走行60,000km前後で多い
- ドライブシャフト5件 11%主な症状: ハンドルを切るとギシギシ・ギュッ音走行60,000km前後で多い
- 燃料ポンプ2件 4%
- ヘッドガスケット2件 4%
- ハブベアリング2件 4%主な症状: 曲がるときカリカリ・カタカタ音
- ラジエーター2件 4%
- スロットルボディ2件 4%
1MZ-FE 3.0L V6(10系、5AT)で多い故障
- スライドドアモーター・ケーブル7件 44%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない走行50,000km前後で多い
- O2センサー・A/Fセンサー2件 13%
- 配線・コネクタ(断線・接触不良)2件 13%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない
- ブラケット・ステー1件 6%主な症状: ハンドルが重い
- ドライブシャフト1件 6%主な症状: 車の下・床下からの異音
- 排気ガスケット・遮熱板1件 6%主な症状: 車の下からビビリ・カタカタ音
- ハブベアリング1件 6%
- イグニッションコイル1件 6%主な症状: アイドリング不調・振動
10系ハイブリッド ATH10(2AZ-FXE、THS-C、2003〜2008年)
- 型式
ATH10- 年式
- 2003〜2008年
- エンジン
- 2.4L 直4 + モーター(THS-C、CVT)、E-Four
インバーターの故障が事例の中で最大の山。距離が伸びた車の定番
まず疑うのはインバーターです。エンストや走行中のシステム停止、ハイブリッドシステム警告として、2003〜2007年式、12万km前後に集中しています。この世代のTHS-Cはインバーターの冷却が弱く、冷却水を回すハイブリッド用ウォーターポンプの停止が引き金になることが多いので、インバーターを疑う前にウォーターポンプの動作と冷却水の減りを見ます。
次がハイブリッドトランスアクスル(エンスト、警告、14万km前後)とハイブリッドコンピューターで、どれも高額です。20万km近い車ではこの3つのどれかが出ることを織り込んで乗る世代です。ラジエーターの冷却水漏れがエンストとして出る事例も2004年式に固まっています。
ピストンリングによるオイル消費(オイルが減る)も2AZ系の持病で、ハイブリッドでも出ています。
整備現場での定番
ここに挙げるのは、国への申告件数ではなく、整備工場で日常的に直している定番です。統計に出にくいものも含みます。費用は部品+工賃の目安で、状態と地域で変わります。
- ハイブリッド用 電動ウォーターポンプ(P3130)ハイブリッド警告と出力低下
サービスキャンペーンの対象です。10系で「走らない」ときは、インバーターより先にここを見ます。冷却が止まるとインバーターが保護に入って同じ症状になり、費用はひと桁違います。交換後もエア抜きが足りないと再発します。
目安 3〜5万円
- インバーター(コンバーター付き)走行中に警告灯が一斉に点いて走行不能、または始動不能
新品は50万円を超え、リビルト品がありません。中古品での対応が現実的です。10万kmを超えたあたりから増えます。買い取りに出すなら、この費用を織り込んで考えます。
目安 中古品で対応。新品は50万円超
- 駆動用バッテリーハイブリッド警告、アシストが弱い
申告としては1件ですが、初代は20年を超えていて、これから増えます。
目安 リビルト 15〜25万円
10系ハイブリッドの「走らない」は、電動ウォーターポンプ → インバーター → 駆動用バッテリーの順に見ます。
症状から見る
- ハイブリッドシステム警告25件
- エンスト・走行中に止まる24件
- 走行不能・走れない23件
- 警告灯が複数・全部つく5件
- 加速しない・パワーが出ない8件・監修待ち
- エンジンがかからない(セルが回らない)6件・監修待ち
- 変速ショック・ギクシャク4件・監修待ち
- 冷却水漏れ・減る3件・監修待ち
- ギアが入らない・動かない3件・監修待ち
- ABS・横滑り警告灯点灯3件・監修待ち
- エンジン警告灯(チェックランプ)点灯3件・監修待ち
- エアコンが冷えない2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- インバーター(ハイブリッド)30件 40%主な症状: エンスト・走行中に止まる走行120,000km前後で多い
- ハイブリッドトランスアクスル18件 24%主な症状: 走行不能・走れない走行130,000km前後で多い
- ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)7件 9%主な症状: 走行不能・走れない走行80,000km前後で多い
- ハイブリッドコンピューター(HV ECU)4件 5%主な症状: 走行不能・走れない走行140,000km前後で多い
- ラジエーター4件 5%主な症状: 冷却水漏れ・減る走行90,000km前後で多い
- ピストンリング(オイル上がり)2件 3%主な症状: オイルが減る・オイル消費
- スライドドアモーター・ケーブル2件 3%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない
- ABSセンサー(車速センサー)1件 1%主な症状: ハンドルが取られる・まっすぐ走らない
10系 2.4L ANH10・ANH15(2AZ-FE、4AT、2002〜2008年)
- 型式
ANH10ANH15AHN10- 年式
- 2002〜2008年
- エンジン
- 2.4L 直4 ガソリン、4AT
パワースライドドアのモーターとケーブル、O2センサー、ドライブシャフト
まず挙がるのはパワースライドドアのモーターとケーブルで、開かない・途中で止まる・走行中に開く、として2003〜2006年式、6万km前後に出ています。ワイヤーのほつれと切れが多く、片側が出たら反対側も見ます。
次がO2センサー(エンジン警告灯、2003〜2004年式)、ドライブシャフト(ハンドルを切るとギシギシ、曲がるときカリカリ、2002〜2003年式)、ハブベアリングです。2AZ-FEはオイル消費が知られていて、オイルが減る・白煙の訴えがあればピストンリングを疑います。
整備現場での定番
ここに挙げるのは、国への申告件数ではなく、整備工場で日常的に直している定番です。統計に出にくいものも含みます。費用は部品+工賃の目安で、状態と地域で変わります。
- 2AZ-FE ヘッドボルトのねじ山抜け冷却水が減る、オーバーヒート、暖房が効かない
シリンダーヘッドを留めるボルトのねじ山がブロック側から抜けます。ガスケットを替えるだけでは直らず、ねじ山を作り直す加工(ヘリサート)が要ります。
目安 15〜25万円
- ラジエーター上部の樹脂タンクの割れ白い粉が吹く、緑色の跡が残る
目安 4〜6万円
- パワースライドドアのケーブル切れ・モーター途中で止まる、手で開けると重い
目安 片側 5〜8万円
- 電子制御サスペンション(H∞TEMS、上級グレード)乗り心地が硬いまま/柔らかいまま変わらない、サスペンションの警告表示
10系の上級グレードには、減衰力を電子制御するH∞TEMSが付いています。エアサスと呼ばれることがありますが空気ばねではなく、車高は変わりません。「一晩で片側が下がる」はこの車の話ではないので、下がっているなら社外品の車高調かエアサスが入っています。専用のショックは高いので、通常のショックに替える例が多いです。
目安 社外の通常ショックへの交換で 8〜15万円
- ブレーキアクチュエータのソレノイド摩耗ブレーキ警告灯
トヨタが2003〜2016年生産の一部で無料修理を案内しています。車台番号で照会してください。
症状から見る
- 冷却水漏れ・減る6件
- スライドドアが開かない・閉まらない12件・監修待ち
- エンジン警告灯(チェックランプ)点灯8件・監修待ち
- エンスト・走行中に止まる4件・監修待ち
- 曲がるときカリカリ・カタカタ音3件・監修待ち
- ハンドルを切るとギシギシ・ギュッ音3件・監修待ち
- 暖房が効かない2件・監修待ち
- エンジンからガラガラ・カラカラ音2件・監修待ち
- ハンドルが重い2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- スライドドアモーター・ケーブル13件 28%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない走行60,000km前後で多い
- O2センサー・A/Fセンサー7件 15%主な症状: エンジン警告灯(チェックランプ)点灯走行60,000km前後で多い
- ドライブシャフト5件 11%主な症状: ハンドルを切るとギシギシ・ギュッ音走行60,000km前後で多い
- 燃料ポンプ2件 4%
- ヘッドガスケット2件 4%
- ハブベアリング2件 4%主な症状: 曲がるときカリカリ・カタカタ音
- ラジエーター2件 4%
- スロットルボディ2件 4%
10系 3.0L V6 MNH10・MNH15(1MZ-FE、5AT、2002〜2008年)
- 型式
MNH10MNH15- 年式
- 2002〜2008年
- エンジン
- 3.0L V6 ガソリン、5AT
エンジンは丈夫。持病はスライドドアと電装
事例の顔ぶれは2.4Lと同じで、パワースライドドアのモーターとケーブル、O2センサー、配線・コネクタ(スライドドア・ナビ)が並びます。1MZ-FEそのものの事例は少なく、イグニッションコイルとプラグによるアイドリング不調が数件です。
整備現場での定番
ここに挙げるのは、国への申告件数ではなく、整備工場で日常的に直している定番です。統計に出にくいものも含みます。費用は部品+工賃の目安で、状態と地域で変わります。
- 1MZ-FE のオイル漏れとスラッジエンジン上面の油汚れ、焦げたにおい
カムカバーとタイミングカバーの合わせ目から出ます。オイル交換を延ばした車ほど早いです。
目安 3〜6万円
- ラジエーター上部の樹脂タンクの割れ白い粉が吹く、緑色の跡
目安 4〜6万円
- パワースライドドアのケーブル切れ・モーター途中で止まる
目安 片側 5〜8万円
症状から見る
- スライドドアが開かない・閉まらない8件・監修待ち
- エンジン警告灯(チェックランプ)点灯2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- スライドドアモーター・ケーブル7件 44%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない走行50,000km前後で多い
- O2センサー・A/Fセンサー2件 13%
- 配線・コネクタ(断線・接触不良)2件 13%主な症状: スライドドアが開かない・閉まらない
- ブラケット・ステー1件 6%主な症状: ハンドルが重い
- ドライブシャフト1件 6%主な症状: 車の下・床下からの異音
- 排気ガスケット・遮熱板1件 6%主な症状: 車の下からビビリ・カタカタ音
- ハブベアリング1件 6%
- イグニッションコイル1件 6%主な症状: アイドリング不調・振動

アルファード 20系
2008〜2015 2AZ-FE・2GR-FE・2AZ-FXE
イラストはイメージですこの距離で車検に落ちる項目(英国のデータ)
英国の車検(MOT)の公開データから、走行距離ごとの不合格率を出したものです。英国で走っている同じ車の実績で、日本からの中古並行輸入も多く含まれます。
20系 2AZ-FE / 2AZ-FXE
| 0〜5万km127台 | ボールジョイント 3.1%スタビライザーリンク 3.1%フロントガラス 1.6% |
|---|---|
| 20〜25万km276台 | スタビライザーリンク 13.4%ボールジョイント 10.1%ロアアーム・ブッシュ 6.5% |
20系 2GR-FE 3.5L V6
| 10〜15万km116台 | スタビライザーリンク 18.1%ボールジョイント 4.3%タイロッドエンド 1.7% |
|---|
融雪塩による錆と、タイヤ・ワイパー・電球などの消耗品は除いています。英国の道路事情によるもので、日本の車検の合否とは基準が違います。出典: DVSA(Open Government Licence v3.0)
症状から見る
- 走行不能・走れない4件・監修待ち
- 走行中のハンドル・車体の振動4件・監修待ち
- 加速しない・パワーが出ない4件・監修待ち
- 塗装の剥がれ・浮き3件・監修待ち
- エンジンからの異音(冷間時)3件・監修待ち
- エンスト・走行中に止まる2件・監修待ち
- エンジンからウィーン・ヒュー音2件・監修待ち
- 変速ショック・ギクシャク2件・監修待ち
2AZ-FE 2.4L(20系、CVT)で多い故障
- CVT(無段変速機)6件 32%主な症状: エンジンからウィーン・ヒュー音走行70,000km前後で多い
- オルタネーター(発電機)2件 11%
- ボディパネル・車体2件 11%主な症状: 車の下・床下からの異音
- コンロッド(エンジン内部破損)2件 11%主な症状: エンジンからの異音(冷間時)
- 塗装2件 11%主な症状: 塗装の剥がれ・浮き
- デファレンシャル(デフ)1件 5%
- ECU(コンピューター)1件 5%主な症状: ハンドルが激しく振動する・勝手に動く
- ハブベアリング1件 5%主な症状: エンジンからの異音
2GR-FE 3.5L V6(20系、6AT)で多い故障
- ウェザーストリップ・シール2件 40%主な症状: 塗装の剥がれ・浮き
- ECU(コンピューター)1件 20%主な症状: ハンドルが激しく振動する・勝手に動く
- 燃料タンク・サクションチューブ1件 20%
- ステアリングインターミディエイトシャフト1件 20%主な症状: ハンドルからカタカタ・ガタつき
- フロントガラス1件 20%主な症状: 塗装の剥がれ・浮き
2AZ-FXE 2.4L ハイブリッド(20系)で多い故障
- インバーター(ハイブリッド)2件 40%
- メーターパネル・基板1件 20%主な症状: ナビ・メーターが再起動する・消える
- ハイブリッドトランスアクスル1件 20%
20系 2.4L ANH20・ANH25(2AZ-FE、CVT、2008〜2015年)
- 型式
ANH20ANH25- 年式
- 2008〜2015年
- エンジン
- 2.4L 直4 ガソリン、CVT
変速機がCVTに。CVTの唸りと変速ショック、オルタネーター
10系の4ATからCVTになり、CVTの事例(エンジンからのウィーン音、変速ショック、走行不能)が2008〜2010年式、7万km前後に出ています。重い車体で2.4Lをよく回す使い方なので、フルードの劣化が早く、唸り音が出始めたらまずフルードの状態を見ます。
次がオルタネーター(エンスト、走行不能、9万km前後)とO2センサー、パワースライドドアです。2AZ-FEのオイル消費は20系でも同じで、オイルの減りは早めに確かめておきたいところです。
整備現場での定番
ここに挙げるのは、国への申告件数ではなく、整備工場で日常的に直している定番です。統計に出にくいものも含みます。費用は部品+工賃の目安で、状態と地域で変わります。
- 2AZ-FE のオイル消費(ピストンリング)1,000kmで1L減る、冷間で白煙
放っておくとコンロッドが壊れます。トヨタが対象年式で保証を延長しているので、車台番号で照会してください。
目安 リング交換 20〜30万円
- CVTのジャダー・うなり発進で震える、巡航で「ウォーン」
フルード交換で収まる段階と、載せ替えになる段階があります。
目安 フルード交換 1.5〜2万円、リビルト載せ替え 35〜50万円
- エンジンマウント停車中にDレンジで振動
目安 3〜5万円
- フロントのハブベアリング速度に比例したゴー音
目安 片側 3〜4万円
- パワースライドドア・パワーバックドア途中で止まる、閉まりきらない
ケーブル、モーター、イージークローザーのどれかです。
目安 5〜10万円
症状から見る
- 走行不能・走れない3件・監修待ち
- 走行中のハンドル・車体の振動3件・監修待ち
- 塗装の剥がれ・浮き2件・監修待ち
- エンスト・走行中に止まる2件・監修待ち
- エンジンからの異音(冷間時)2件・監修待ち
- エンジンからウィーン・ヒュー音2件・監修待ち
- 変速ショック・ギクシャク2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- CVT(無段変速機)6件 32%主な症状: エンジンからウィーン・ヒュー音走行70,000km前後で多い
- オルタネーター(発電機)2件 11%
- ボディパネル・車体2件 11%主な症状: 車の下・床下からの異音
- コンロッド(エンジン内部破損)2件 11%主な症状: エンジンからの異音(冷間時)
- 塗装2件 11%主な症状: 塗装の剥がれ・浮き
- デファレンシャル(デフ)1件 5%
- ECU(コンピューター)1件 5%主な症状: ハンドルが激しく振動する・勝手に動く
- ハブベアリング1件 5%主な症状: エンジンからの異音
20系 3.5L V6 GGH20・GGH25(2GR-FE、6AT、2008〜2015年)
- 型式
GGH20GGH25- 年式
- 2008〜2015年
- エンジン
- 3.5L V6 ガソリン、6AT
エンジンと変速機は丈夫。ステアリングの異音と雨漏り・錆
事例は少なく、ステアリングのインターミディエイトシャフト(ハンドルからカタカタ音)、ウェザーストリップからの雨漏りと錆、燃料タンクのサクションチューブ(加速しない)が挙がっています。2GR-FEはVVT-iのオイルホースの漏れが知られていて、オイル漏れの訴えはまずそこを見ます。
整備現場での定番
ここに挙げるのは、国への申告件数ではなく、整備工場で日常的に直している定番です。統計に出にくいものも含みます。費用は部品+工賃の目安で、状態と地域で変わります。
- 2GR-FE のウォーターポンプ冷間の異音、冷却水が減る
目安 5〜8万円
- VVT-i オイルホースゴムホースからオイルが噴く
対策済みの品に替わっているか確認します。
目安 2〜3万円
- パワースライドドア・パワーバックドア途中で止まる
目安 5〜10万円
- フロントのハブベアリング速度に比例したゴー音
目安 片側 3〜4万円
症状から見る
このエンジンの監修済み症例はまだありません。「全エンジン」のページも参考にしてください。
多い故障(部品別)
- ウェザーストリップ・シール2件 40%主な症状: 塗装の剥がれ・浮き
- ECU(コンピューター)1件 20%主な症状: ハンドルが激しく振動する・勝手に動く
- 燃料タンク・サクションチューブ1件 20%
- ステアリングインターミディエイトシャフト1件 20%主な症状: ハンドルからカタカタ・ガタつき
- フロントガラス1件 20%主な症状: 塗装の剥がれ・浮き
20系ハイブリッド ATH20(2AZ-FXE、THS II、2011〜2015年)
- 型式
ATH20- 年式
- 2011〜2015年
- エンジン
- 2.4L 直4 + モーター(THS II)、E-Four
10系のインバーターの持病は解消。事例は少なく、電動ウォーターポンプと補機系
10系とは仕組みが変わり、インバーターの故障はほぼ見なくなりました。事例は少なく、ハイブリッド用ウォーターポンプ、ハイブリッドコンピューター、駆動用バッテリーの警告が数件です。距離が伸びた車の駆動用バッテリーは、システム警告の前に燃費の悪化と加速の鈍さで気づくことが多いです。
症状から見る
- 加速しない・パワーが出ない3件・監修待ち
- ハイブリッドシステム警告2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- インバーター(ハイブリッド)2件 40%
- メーターパネル・基板1件 20%主な症状: ナビ・メーターが再起動する・消える
- ハイブリッドトランスアクスル1件 20%

アルファード 30系
2015〜2023 2AR-FE・2AR-FXE
イラストはイメージです症状から見る
- 速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)4件・監修待ち
- エンジン警告灯(チェックランプ)点灯2件・監修待ち
2AR-FE 2.5L(30系、CVT)で多い故障
- CVT(無段変速機)4件 29%主な症状: 速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)走行70,000km前後で多い
- バッテリー1件 7%
- ボディパネル・車体1件 7%
- ブレーキパッド1件 7%主な症状: ブレーキ時のキーキー音
- クランクシール・カムシール1件 7%主な症状: オイル漏れ・オイルにじみ
- デファレンシャル(デフ)1件 7%
- ヘッドライトバルブ1件 7%主な症状: ライト・ランプが点かない
- スライドドアモーター・ケーブル1件 7%主な症状: 走行中にドアが開く・ロック不良
2AR-FXE 2.5L ハイブリッド(30系)で多い故障
- シートベルト1件 100%主な症状: シートベルトが引き出せない・戻らない
30系 2.5L AGH30・AGH35(2AR-FE、CVT、2015〜2023年)
- 型式
AGH30AGH35- 年式
- 2015〜2023年
- エンジン
- 2.5L 直4 ガソリン、CVT
事例は少ない。CVTの唸りと足回りの音
事例は少なく、CVT(速度に応じたゴー音、走行中の振動、2015〜2017年式)、デファレンシャル、ブレーキパッドの鳴き、クランク・カムシールのオイル漏れが挙がっています。20系よりCVTの事例は減っていますが、唸り音はやはりフルードから見ます。
整備現場での定番
ここに挙げるのは、国への申告件数ではなく、整備工場で日常的に直している定番です。統計に出にくいものも含みます。費用は部品+工賃の目安で、状態と地域で変わります。
- パワースライドドア・パワーバックドア途中で止まる、閉まりきらない
30系の相談はこの電装・装備まわりが中心です。後席モニター、ドアミラー格納、スマートキーも同じ系統です。
目安 5〜10万円
デンソー製の燃料ポンプのリコールの対象年式が広いです。エンストや始動不良の相談は、まず車台番号で照会してください。
ブレーキアクチュエータの無料修理は2016年生産分まで含まれます。
症状から見る
- 速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)4件・監修待ち
- エンジン警告灯(チェックランプ)点灯2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- CVT(無段変速機)4件 29%主な症状: 速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)走行70,000km前後で多い
- バッテリー1件 7%
- ボディパネル・車体1件 7%
- ブレーキパッド1件 7%主な症状: ブレーキ時のキーキー音
- クランクシール・カムシール1件 7%主な症状: オイル漏れ・オイルにじみ
- デファレンシャル(デフ)1件 7%
- ヘッドライトバルブ1件 7%主な症状: ライト・ランプが点かない
- スライドドアモーター・ケーブル1件 7%主な症状: 走行中にドアが開く・ロック不良
30系ハイブリッド AYH30(2AR-FXE、2015〜2023年)
- 型式
AYH30- 年式
- 2015〜2023年
- エンジン
- 2.5L 直4 + モーター(THS II)、E-Four
事例はまだ少ない
事例はまだ少なく、傾向を語れる段階ではありません。仕組みは20系ハイブリッドと同じ系統なので、当面は20系の見方を借ります。
症状から見る
このエンジンの監修済み症例はまだありません。「全エンジン」のページも参考にしてください。
多い故障(部品別)
- シートベルト1件 100%主な症状: シートベルトが引き出せない・戻らない
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-13
