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トヨタ

アルファードで走行不能・走れない

走行を控えて点検
1位インバーター(ハイブリッド)39%2位CVT(無段変速機)21%3位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)18%

まず疑うのはインバーター(ハイブリッドの電気を制御する箱)です。次にCVT(無段変速機)、そしてインバーターを冷やすハイブリッド用ウォーターポンプが続きます。アルファードで「動かない・走れない」というときは、ハイブリッド系の警告が出て止まったのか、エンジンはかかるのに前に進まないのかで、見る方向が大きく変わります。

全国の整備事例27件を集計

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位インバーター(ハイブリッド)11件 39%
見分け方(自分で確認できること)
走行中に急に力が抜け、ハイブリッドシステムの警告と複数の警告灯が同時に点く、という出方が多いです。加速中や登り坂で出やすく、一度エンジンを切って掛け直すと動くこともあります。止まる直前にボンネットの奥から普段と違う音がしたか、警告の絵柄が何だったかを覚えておいてください。
放置するとどうなる
再発しやすく、走行中に動力が切れて路肩で止まることがあります。周辺の冷却系や配線にも負担が及ぶことがあります。
出やすい年式・距離
2003〜2006年式、走行 76,701〜210,000km(中央値 110,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位CVT(無段変速機)6件 21%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンはかかっていて回転も上がるのに、車が前に出ない・じわじわとしか進まないという感じ方です。シフトを入れた瞬間の手応えが弱い、走り出しで滑るような感覚がある、変速のたびに振動が出るといった前ぶれが先にあることもあります。
放置するとどうなる
滑ったまま走ると内部の摩耗が進み、修理の範囲が広がります。最後は前に進まなくなります。
出やすい年式・距離
2003〜2008年式、走行 117,500〜152,500km(中央値 134,500km)。年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で目立ちます。
3位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)5件 18%
見分け方(自分で確認できること)
インバーターを冷やす電動のポンプです。弱ると冷却が足りずハイブリッド系の警告が出ます。停車してエンジンを止めた直後に、ボンネット内から聞こえていた小さな作動音が聞こえない、渋滞や夏場の長い上り坂のあとに症状が出る、といった点が手がかりになります。
放置するとどうなる
冷却が足りないまま使い続けると、インバーター側を傷めて修理が大きくなることがあります。
出やすい年式・距離
2004〜2007年式、走行 24,400〜125,430km(中央値 49,750km)。距離がさほど伸びていない個体でも起きることがあり、年数の経過と一緒に出やすくなります。
4位ハイブリッドコンピューター(HV ECU)2件 7%
見分け方(自分で確認できること)
ハイブリッド全体をまとめる制御装置です。前ぶれの異音がないまま、始動時にシステムが立ち上がらない、警告が一斉に点いて走行モードに入らない、という出方をします。日によって症状が出たり出なかったりすることもあります。
放置するとどうなる
走行前に動かせない日が増え、出先で身動きが取れなくなることがあります。
5位ハイブリッドトランスアクスル2件 7%
見分け方(自分で確認できること)
モーターと変速機が一体になった部分です。走り出しや減速のときに「ウーン」という唸りやガタつきが出る、警告灯とともに動力が伝わらなくなる、という出方があります。停車中にシフトを入れても車が反応しないかどうかも見てください。
放置するとどうなる
内部の傷みが進むと自走できなくなり、レッカーが必要になります。

ここに挙げたのは症状から絞り込むための順番です。止まったときの状況(加速中か、停車から動き出すときか)と警告灯の出方を伝えていただくと切り分けが早まります。確定は点検で。

よくある質問

警告灯が消えたら、そのまま走っても大丈夫ですか
一度消えても、同じ条件でまた出ることが多い症状です。動力が急に抜ける出方をした場合は、高速道路や長距離の移動は避けて、早めに点検を受けてください。
レッカーを呼ぶべきか、自走してよいかの判断は
前に進まない、シフトを入れても反応しない、走行中に力が抜けたという場合は無理に走らせないでください。安全な場所に寄せて、加入している保険やロードサービスに連絡するのが確実です。
修理にはどのくらいかかりますか
どの部品かによって大きく変わります。部品の在庫状況でも前後しますので、まず診断を受けたうえで、日数と内容を確認してください。
この状態で車検は通りますか
警告灯が点いたままだと、そのままでは通らない項目があります。原因を直してから受けるのが前提になります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
ATH10 2008年式155,000kmCVT(無段変速機)国交省
ATH10 2004年式210,000kmハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH20 2014年式76,701km発進時のジャダー・ガクガク、加速しない・パワーが出ない、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)国交省
ANH25 2009年式80,369km段差でゴトゴト・コトコト音デファレンシャル(デフ)国交省
ANH20 2009年式82,000kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
ATH10 2005年式149,525kmエンスト・走行中に止まるインバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2007年式69,500km警告灯が複数・全部つくハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)国交省
ATH10 2004年式93,000kmエンスト・走行中に止まるインバーター(ハイブリッド)国交省
ANH20 2008年式120,000kmCVT(無段変速機)国交省
ATH10 2003年式140,000kmブレーキの効きが悪い・ペダルが深い、ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2000年式210,000kmインバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2006年式180,000kmインバーター(ハイブリッド)、ハイブリッドコンピューター(HV ECU)(未解決)国交省
ATH10 2005年式193,443kmハイブリッドトランスアクスル国交省
ATH10150,000kmギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
ATH10 2004年式109,000kmハイブリッドシステム警告、エアコンが冷えない、加速しない・パワーが出ないインバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2003年式149,400kmハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)、ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)国交省
ATH10 2003年式67,000kmハイブリッドコンピューター(HV ECU)国交省
ATH10 2004年式115,000kmCVT(無段変速機)国交省
ATH10 2005年式86,208kmエンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2003年式137,000km走行中のハンドル・車体の振動CVT(無段変速機)国交省
ATH10 2006年式110,000kmハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2006年式108,000kmハイブリッドトランスアクスル国交省
ATH10 2006年式43,100km警告灯が複数・全部つくインバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2005年式30,000kmハイブリッドシステム警告、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)国交省
ATH10 2007年式ハイブリッドシステム警告ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)国交省
ATH10 2005年式22,000kmハイブリッドシステム警告ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)国交省
ATH10 2005年式132,000kmCVT(無段変速機)国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。