日本語English 本ページは広告を含みます
トヨタ

アルファードで加速しない・パワーが出ない

早めに点検
1位インバーター(ハイブリッド)69%2位エンジンオイル8%3位燃料タンク・サクションチューブ8%

まず疑うのはインバーター(ハイブリッドの電気をモーター用に変換する装置)です。集めた事例では過半を占めていて、ハイブリッド車のアルファードで「急に力が抜ける」ときに上位に来ます。次にエンジンオイル、燃料タンク・サクションチューブ(燃料を吸い上げる経路)、スロットルボディ(吸い込む空気の量を調整する部品)が同数で並びます。ハイブリッド警告が出ているか、エンジンだけが空回りする感じかで、見る方向が変わってきます。

全国の整備事例13件を集計

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位インバーター(ハイブリッド)9件 69%
見分け方(自分で確認できること)
加速中や登り坂で不意にパワーが落ち、ハイブリッドシステムの警告と複数の警告灯が同時に点くことが多いです。いったんエンジンを掛け直すと普通に走れてしまい、しばらくしてまた同じことが起きる、という繰り返しも手がかりになります。ボンネットを開けたとき、エンジンルームから普段より高い冷却ファンの音が続くこともあります。
放置するとどうなる
力が抜けたまま走行が制限され、そのまま動けなくなることがあります。再発しやすく、高速道路上で出ると危険です。
出やすい年式・距離
2003〜2012年式、走行 75,361〜148,400km(中央値 109,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に集中しています。
2位エンジンオイル1件 8%
見分け方(自分で確認できること)
オイル交換から間が空いていないか、レベルゲージを抜いて量と汚れを見てください。規定より減っている、真っ黒でサラサラ感がない、といった状態だと手がかりになります。アクセルを踏んだときのエンジン音がいつもより重い、冷間時にカタカタ音が出るのも目安です。
放置するとどうなる
潤滑が足りないまま走ると内部の摩耗が進み、エンジン本体の修理につながることがあります。

その他の事例(各1件): 燃料タンク・サクションチューブ、スロットルボディ、ハイブリッドトランスアクスル

ここに挙げたのは疑う順番の目安です。同じ「加速しない」でも、原因になっている箇所は車ごとに違います。確定は点検で。

よくある質問

力が抜けた状態でも、とりあえず走って大丈夫ですか。
おすすめしません。とくにハイブリッドの警告灯が一緒に点いた場合は、再発して走行できなくなることがあります。安全な場所に寄せて、自走が不安なら積載での入庫をご相談ください。
エンジンを掛け直したら普通に走れました。放っておいてもいいですか。
一時的に消えても、記録が残っていることが多いです。症状が出たときの状況(加速中か、登り坂か、警告灯は何が点いたか)を控えて、早めに点検を受けてください。
この症状のまま車検は通りますか。
警告灯が点いたままだと指摘の対象になります。点灯の有無と原因の切り分けを先に済ませておくほうが確実です。
修理にはどのくらいかかりますか。
原因がオイルや吸気側の清掃で済むのか、ユニットの交換になるのかで日数は大きく変わります。部品の手配状況にもよるため、点検後にお伝えしています。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
GGH25 2011年式91,700kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中のハンドル・車体の振動燃料タンク・サクションチューブ国交省
ATH20 2014年式76,701km発進時のジャダー・ガクガク、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ハイブリッドシステム警告、走行不能・走れないインバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2005年式150,000km走行中に電源が落ちる・システム停止、ナビ・メーターが再起動する・消えるインバーター(ハイブリッド)国交省
ATH20 2012年式105,000kmエンジンからの異音(冷間時)エンジンオイル国交省
ATH20 2012年式148,000kmハイブリッドシステム警告、エンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2003年式139,500kmハイブリッドシステム警告、エンスト・走行中に止まるハイブリッドトランスアクスル国交省
ATH10 2004年式125,000kmエンスト・走行中に止まる、警告灯点灯(種類不明)インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2003年式86,000kmエンスト・走行中に止まる、エンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2003年式120,000kmハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2004年式109,000kmハイブリッドシステム警告、エアコンが冷えない、走行不能・走れないインバーター(ハイブリッド)国交省
ATH10 2004年式90,000kmエンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)国交省
ANH10 2005年式50,000kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯スロットルボディ国交省
ATH10 2006年式70,000kmインバーター(ハイブリッド)国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。