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トヨタエンジン 20系 1.5L ハイブリッド

プリウス(20系)で走行中に電源が落ちる・システム停止

走行を控えて点検
1位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)50%2位ヒューズ・リレー38%3位補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)13%

まず疑うのはハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーターを冷やす電動ポンプ)です。国内の申告ではこれが最も多く、次にヒューズ・リレーなどの電源まわり、少数で補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)が挙がっています。20系プリウスで走行中にシステムが止まる場合、冷却が足りずに保護が働くパターンと、電気の通り道が一瞬切れるパターンの見分けが最初の分かれ道です。

全国の整備事例6件を集計海外の事例 121件(別集計)

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)4件 50%
見分け方(自分で確認できること)
システムを起動した直後、ボンネット内から小さなモーター音や水が流れる音がするかを聞いてみてください。以前は聞こえたのに今は静か、という変化は手がかりです。夏場や渋滞、登り坂が続いた後など、負荷がかかった場面で警告が出やすいのも特徴です。ハイブリッドシステムの警告表示と同時に力が抜ける、しばらく置いて再起動すると普通に走れる、という出方が多く聞かれます。
放置するとどうなる
冷却が足りない状態が続くと、インバーターなど周囲の高価な部品に熱の負担がかかります。走行中に止まってそのまま動かせなくなることもあります。
出やすい年式・距離
2004〜2008年式、走行 148,177〜188,311km(中央値 181,412km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位ヒューズ・リレー3件 38%
見分け方(自分で確認できること)
電源が落ちるのが一瞬で、すぐ戻るかどうかを見てください。段差を越えた時や、雨の日、エアコンや電装品を多く使った時など、きっかけがはっきりしていることがあります。メーターや一部の装備だけが同時に落ちる、という場合も電源の通り道側の可能性があります。
放置するとどうなる
接触が甘いまま使うと発熱して周りの配線を傷めることがあります。落ちる頻度が増え、再起動できなくなる場面も出てきます。
出やすい年式・距離
2005〜2007年式、走行 183,255〜190,960km(中央値 190,000km)。年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で目立ちます。

その他の事例(各1件): 補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)

ここに挙げたのは疑う順番の目安です。同じ「電源が落ちる」でも、冷却側か電気の通り道かで手当てが変わります。確定は点検で。

よくある質問

症状が出た後は走っても大丈夫ですか
再起動して普通に走れても、同じことが再発する前提で考えてください。走行中に止まると交通の流れの中で危険です。高速道路や長距離は避け、早めに点検を受けてください。
警告灯が消えたら放っておいていいですか
消えても記録は残っています。いつ、どんな場面で出たか(加速中か、渋滞中か、夏場か)を控えておくと、点検で絞り込みやすくなります。
修理にはどれくらいかかりますか
原因がどこかで変わります。電源まわりの接触なら短時間で済むこともありますし、ポンプ交換なら部品の手配が必要です。まず何が原因かを確定させてから日程を相談してください。
この状態で車検は通りますか
警告灯が点いたままだと指摘の対象になります。症状が出ている状態で持ち込むより、先に原因を見てもらうほうが結果的に早く済みます。

海外仕様との違い

生産工場は国内向けと同じ

海外向けも日本製(堤(愛知))で、エンジンやハイブリッド機構などの主要部品は国内向けと共通です。

くわしく(燃料・規制・使い方の違い)
  • 米国向けプリウスも日本(堤工場)製で、HVバッテリー・インバーター・ブレーキアクチュエータ・EGRといった主要部品は国内向けと同じです。
  • 違うのは燃料(米国はE10ガソリン)、排ガス規制、走行距離の伸び方(長距離通勤や配車サービスで距離が伸びやすい)と気候です。
  • 国内では走行距離が伸びる前に中古輸出される車が多く、距離が伸びてから出る持病(例: 30系のヘッドガスケット)は海外の申告で先に目立ちます。国内でも距離が伸びた車では同じ見方が要ります。
  • 米国は申告の窓口(NHTSA)と大きなオーナー掲示板があるため件数が多く出ます。件数の多さ=壊れやすさではありません。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
NHW20 2007年式191,200kmエンスト・走行中に止まるハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、ヒューズ・リレー国交省
NHW20 2008年式181,256km焦げ臭い・ゴム臭い、白煙が出るハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)国交省
NHW20 2004年式181,569kmナビ・メーターが再起動する・消える、走行不能・走れないハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、ヒューズ・リレー国交省
NHW20 2007年式190,000km走行不能・走れないヒューズ・リレー国交省
NHW20加速しない・パワーが出ない補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)(未解決)国交省
NHW20 2004年式134,000kmハイブリッドシステム警告ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)国交省
海外の事例 60件を見る
型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
NHW20 2008年式ハイブリッドシステム警告駆動用バッテリー(HVバッテリー)米NHTSA
NHW20 2008年式ハンドルが重い、ブレーキ時のゴーゴー・ゴリゴリ音メーターパネル・基板、パワーステアリング(ポンプ・モーター)米NHTSA
NHW20 2004年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、エンスト・走行中に止まる、ハンドルが重い燃料ポンプ米NHTSA
NHW20 2008年式補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)米NHTSA
NHW20 2008年式走行不能・走れないDC-DCコンバーター、ヒューズ・リレー米NHTSA
NHW20 2006年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)米NHTSA
NHW20 2009年式エンスト・走行中に止まる、エンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)、イグニッションコイル米NHTSA
NHW20 2009年式175,381kmブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)米NHTSA
NHW20 2004年式ウォーターポンプ米NHTSA
NHW20 2008年式ナビ・メーターが再起動する・消えるメーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2008年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2007年式ナビ・メーターが再起動する・消えるメーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2009年式加速しない・パワーが出ないヒューズ・リレー米NHTSA
NHW20 2007年式エアバッグ警告灯点灯エアバッグ米NHTSA
NHW20 2007年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2007年式エアバッグ警告灯点灯エアバッグ米NHTSA
NHW20 2006年式ブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)米NHTSA
NHW20 2005年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2009年式ナビ・メーターが再起動する・消えるメーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2008年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2009年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2006年式冷却水漏れ・減る、ナビ・メーターが再起動する・消える、走行不能・走れない補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)、ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2007年式ナビ・メーターが再起動する・消えるメーターパネル・基板、ヒューズ・リレー米NHTSA
NHW20 2005年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2007年式241,350kmメーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2007年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2004年式ライト・ランプが点かない補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)、ヘッドライトバルブ、ヒューズ・リレー米NHTSA
NHW20 2007年式ギアが入らない・動かないハイブリッドトランスアクスル米NHTSA
NHW20 2006年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2006年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2008年式警告灯が複数・全部つく駆動用バッテリー(HVバッテリー)、補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)米NHTSA
NHW20 2007年式エアバッグ警告灯点灯エアバッグ、イグニッションスイッチ米NHTSA
NHW20 2005年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2005年式エアバッグ米NHTSA
NHW20 2006年式走行不能・走れない燃料タンク・サクションチューブ米NHTSA
NHW20 2007年式走行不能・走れないカム角センサー、クランク角センサー米NHTSA
NHW20 2007年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2007年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2005年式エアバッグ警告灯点灯エアバッグ米NHTSA
NHW20 2009年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2006年式エンスト・走行中に止まるハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、パワーステアリング(ポンプ・モーター)米NHTSA
NHW20 2005年式インバーター(ハイブリッド)米NHTSA
NHW20 2008年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2008年式ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、燃料ポンプ米NHTSA
NHW20 2008年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ハイブリッドシステム警告、警告灯が複数・全部つく、エンジンがかからない(セルが回らない)ヒューズ・リレー米NHTSA
NHW20 2007年式ブレーキの効きが悪い・ペダルが深いブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)米NHTSA
NHW20 2007年式128,720kmライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2005年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2009年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2004年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2005年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2006年式ライト・ランプが点かないHIDバラスト米NHTSA
NHW20 2007年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)、DC-DCコンバーター米NHTSA
NHW20 2006年式メーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2004年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)、ヒューズ・リレー、イグニッションスイッチ米NHTSA
NHW20 2005年式ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW20 2005年式エンスト・走行中に止まるエンジン制御コンピューター米NHTSA
NHW20 2006年式ナビ・メーターが再起動する・消えるメーターパネル・基板米NHTSA
NHW20 2009年式37,007km走行不能・走れないウォーターポンプ米NHTSA
NHW20 2006年式52,181kmABSセンサー(車速センサー)米NHTSA

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。