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トヨタ

プリウスでエンスト・走行中に止まる

走行を控えて点検
1位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)33%2位インバーター(ハイブリッド)17%3位ECU(コンピューター)11%

まず疑うのはハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーターを冷やす電動ポンプ)です。集めた事例ではこれが最も多く、次にインバーター本体、その先にECU(コンピューター)とヒューズ・リレーが並びます。走行中に力が抜けて止まる、警告灯が一斉に点く、という出方が多く、止まったときの状況(加速中か、低速か、警告灯は何が点いたか)が切り分けの手がかりになります。

全国の整備事例16件を集計海外の事例 92件(別集計)

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)6件 33%
見分け方(自分で確認できること)
冷却が足りなくなると、ハイブリッドシステムの警告表示が出て力が抜けます。ボンネットを開けて(エンジンが冷えているときに)インバーター用の冷却水タンクを見て、液面が下限を下回っていないか、電源を入れた直後にポンプの作動音がするかを確認してください。夏場や渋滞、登り坂の後に出やすいのも特徴です。
放置するとどうなる
インバーターが冷やせないまま走ると、インバーター本体まで傷めて修理範囲が広がります。走行中に止まって動かなくなることもあります。
出やすい年式・距離
2006〜2009年式、走行 72,910〜352,750km(中央値 170,600km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位インバーター(ハイブリッド)3件 17%
見分け方(自分で確認できること)
加速中や登り坂で急に力が抜け、ハイブリッドシステムの警告と複数の警告灯が同時に点きます。いったん電源を入れ直すと走れてしまい、また出る、という繰り返し方をすることがあります。止まった場所とアクセルの踏み具合を覚えておくと、点検の手がかりになります。
放置するとどうなる
高速道路や交差点の中で止まると危険です。再発するので、走れたとしても早めの点検が要ります。
出やすい年式・距離
走行 48,860〜110,460km(中央値 56,300km)。走行距離が伸びた個体で報告が目立ちます。
3位ECU(コンピューター)2件 11%
見分け方(自分で確認できること)
止まり方に一貫性がなく、警告灯の点き方も毎回違う、電源が入らない日がある、といった不安定さが手がかりです。雨の日や振動の大きい路面で出やすいかどうかも覚えておいてください。
放置するとどうなる
制御が途切れると走行中に止まることがあります。症状が出たり出なかったりする間は、原因の切り分けにも時間がかかります。
4位ヒューズ・リレー2件 11%
見分け方(自分で確認できること)
止まると同時にメーターやライト、パワーウィンドウなど一部の電装が効かなくなるなら、電気の通り道が切れているサインです。リレーが切り替わる「カチッ」という音がしない、という気づき方もあります。
放置するとどうなる
切れたままでは再始動できず、路上で動けなくなります。

その他の事例(各1件): コンロッド(エンジン内部破損)

ここに挙げたのは疑う順番の目安です。止まったときの状況と警告灯の出方で方向は絞れますが、確定は点検で行います。

よくある質問

走行中に止まりました。そのまま運転を続けても大丈夫ですか。
再始動できたとしても、同じことが繰り返し起きる出方が多いです。高速道路や交通量の多い道での再発は危険なので、まずは安全な場所に寄せて、自走を続けるかどうかを整備工場に相談してください。
警告灯が消えたのですが、放っておいていいですか。
消えても記録は車のコンピューターに残っていることがあります。点いた警告灯の絵柄と、そのときの状況を伝えてもらえると切り分けが早くなります。
車検は通りますか。
警告灯が点いたままだと通りません。症状が出たり消えたりする状態でも、原因を確かめてから車検に出すほうが結果的に早く済みます。
入庫したらどのくらいで直りますか。
部品の入手と、症状が再現するかどうかで変わります。冷えているときだけ、暖まってからだけ、といった出方の癖を伝えると、確認にかかる時間が短くなります。

海外仕様との違い

生産工場は国内向けと同じ

海外向けも日本製(堤(愛知))で、エンジンやハイブリッド機構などの主要部品は国内向けと共通です。

くわしく(燃料・規制・使い方の違い)
  • 米国向けプリウスも日本(堤工場)製で、HVバッテリー・インバーター・ブレーキアクチュエータ・EGRといった主要部品は国内向けと同じです。
  • 違うのは燃料(米国はE10ガソリン)、排ガス規制、走行距離の伸び方(長距離通勤や配車サービスで距離が伸びやすい)と気候です。
  • 国内では走行距離が伸びる前に中古輸出される車が多く、距離が伸びてから出る持病(例: 30系のヘッドガスケット)は海外の申告で先に目立ちます。国内でも距離が伸びた車では同じ見方が要ります。
  • 米国は申告の窓口(NHTSA)と大きなオーナー掲示板があるため件数が多く出ます。件数の多さ=壊れやすさではありません。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
NHW20 2007年式191,200km走行中に電源が落ちる・システム停止ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、ヒューズ・リレー—国交省
ZVW60 2025年式—ハイブリッドシステム警告、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯ハイブリッドトランスアクスル—国交省
NHW20 2010年式425,500km走行不能・走れないハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
NHW20 2008年式280,000kmエンジンがかからない(セルが回らない)、白煙が出る、焦げ臭い・ゴム臭いハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、ヒューズ・リレー—整備ブログ
NHW20 2007年式46,500km—ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
NHW20 2004年式56,300km警告灯が複数・全部つくインバーター(ハイブリッド)—国交省
ZVW30124,000kmハンドルが重い、ブレーキの効きが悪い・ペダルが深いインバーター(ハイブリッド)—国交省
ZVW30 2010年式47,000kmセルは回るがかからないインバーター(ハイブリッド)—国交省
ZVW30 2010年式—走行不能・走れないECU(コンピューター)—国交省
NHW20 2009年式136,000kmナビ・メーターが再起動する・消えるECU(コンピューター)—国交省
NHW20 2007年式150,000km—ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
NHW11 2000年式180,000kmかかりが悪い・時間がかかる、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯イグニッションスイッチ—国交省
ZVW30 2010年式17,500kmオイル漏れ・オイルにじみエンジンオイル—国交省
NHW10170,000km警告灯が複数・全部つくエンジン制御コンピューター—国交省
NHW20 2005年式99,321km警告灯が複数・全部つくハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
NHW10 1998年式84,900kmオイル漏れ・オイルにじみコンロッド(エンジン内部破損)—国交省
海外の事例 60件を見る
型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
ZVW50 2017年式133,714kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、冷却水漏れ・減る、白煙が出る、雨漏り・室内が濡れる、暖房が効かない(排気熱回収)DC-DCコンバーター、触媒、排気熱回収器—米NHTSA
ZVW30 2013年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯ヘッドガスケット、スパークプラグ—米NHTSA
ZVW50 2019年式—水温警告灯・オーバーヒートマフラー—米NHTSA
ZVW30 2010年式249,395kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ハイブリッドシステム警告ウォーターポンプ—米NHTSA
ZVW30 2011年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯駆動用バッテリー(HVバッテリー)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—走行中に電源が落ちる・システム停止インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い、ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)、パワーステアリング(ポンプ・モーター)—米NHTSA
NHW20 2005年式—エンジンがかからない(セルが回らない)、走行不能・走れない燃料ポンプ—米NHTSA
ZVW50 2018年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)—米NHTSA
ZVW30 2011年式—ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2004年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中に電源が落ちる・システム停止、ハンドルが重い燃料ポンプ—米NHTSA
ZVW30 2010年式—走行不能・走れないヘッドガスケット—米NHTSA
NHW20 2009年式—走行中に電源が落ちる・システム停止、エンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)、イグニッションコイル—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ブレーキの効きが悪い・ペダルが深いエアバッグ—米NHTSA
NHW20 2008年式——ウォーターポンプ—米NHTSA
ZVW30 2012年式——インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2009年式——補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)、インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2007年式——ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA
ZVW30 2011年式——インバーター(ハイブリッド)、DC-DCコンバーター—米NHTSA
NHW20 2006年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行不能・走れないハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、イグニッションコイル—米NHTSA
ZVW30 2010年式——燃料ポンプ—米NHTSA
ZVW30 2012年式—警告灯が複数・全部つく駆動用バッテリー(HVバッテリー)—米NHTSA
ZVW30 2011年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中に電源が落ちる・システム停止、走行不能・走れないエンジン制御コンピューター—米NHTSA
ZVW30 2010年式——駆動用バッテリー(HVバッテリー)—米NHTSA
NHW20 2006年式—警告灯が複数・全部つく、水温警告灯・オーバーヒートハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、イグニッションコイル—米NHTSA
ZVW30 2010年式—走行不能・走れないEGRバルブ、インテークマニホールド、燃料ポンプ—米NHTSA
ZVW30 2011年式—ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
ZVW30 2014年式——インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2007年式—走行不能・走れないハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ハイブリッドシステム警告、走行不能・走れない燃料ポンプ—米NHTSA
ZVW30 2011年式—走行不能・走れないインバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—加速しない・パワーが出ないインバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2008年式—加速しない・パワーが出ないメーターパネル・基板—米NHTSA
ZVW30 2011年式—走行不能・走れないブレーキアクチュエータ—米NHTSA
NHW20 2008年式——燃料タンク・サクションチューブ—米NHTSA
NHW11 2003年式——ラジエーター—米NHTSA
NHW20 2005年式——ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA
ZVW30 2010年式——インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2006年式——スロットルボディ、パワーステアリング(ポンプ・モーター)、フロントガラス—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ハイブリッドシステム警告、走行中に電源が落ちる・システム停止インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
ZVW30 2012年式—走行中に電源が落ちる・システム停止、エンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行不能・走れないウォーターポンプ—米NHTSA
NHW20 2007年式—走行不能・走れないウォーターポンプ—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2009年式——ウォーターポンプ—米NHTSA
NHW20 2006年式—走行中に電源が落ちる・システム停止ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、パワーステアリング(ポンプ・モーター)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ハイブリッドシステム警告、加速しない・パワーが出ないインバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2007年式—錆・腐食ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、イグニッションコイル、配線・コネクタ(断線・接触不良)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
ZVW30 2012年式—加速しない・パワーが出ないインバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ハイブリッドシステム警告インバーター(ハイブリッド)、DC-DCコンバーター—米NHTSA
ZVW30 2010年式—ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い、走行中に電源が落ちる・システム停止、意図しない急加速(申告)配線・コネクタ(断線・接触不良)—米NHTSA
NHW20 2005年式—走行不能・走れないインバーター(ハイブリッド)、DC-DCコンバーター—米NHTSA
NHW20 2007年式——補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)—米NHTSA
NHW20 2005年式—走行中に電源が落ちる・システム停止エンジン制御コンピューター—米NHTSA
ZVW30 2010年式——駆動用バッテリー(HVバッテリー)—米NHTSA
NHW11 2003年式—走行中に電源が落ちる・システム停止、エンジンがかからない(セルが回らない)ハブベアリング—米NHTSA
NHW20 2005年式—Pレンジに入らない・パーキング不良インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2005年式——スパークプラグ、イグニッションコイル—米NHTSA
NHW20 2006年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ハイブリッドシステム警告、走行中に電源が落ちる・システム停止ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-13

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。