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トヨタエンジン 20系 1.5L ハイブリッド

プリウス(20系)でエンスト・走行中に止まる

走行を控えて点検
1位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)60%2位ヒューズ・リレー20%3位ECU(コンピューター)10%
整備工場のひとこと(監修:株式会社たま)

20系のエンストはインバーター冷却ポンプ。焼き付き→ヒューズ断→全部落ちる、の順。ヒューズだけ替えても再発するので、ポンプを換える。

まず疑うのはハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却用の小さな電動ポンプ)です。20系で走行中や停車中に突然電源ごと落ちる・エンジンが止まる事例は、ほとんどがこのポンプに行き着きます。ポンプが焼き付くとヒューズが飛び、キーを回しても反応しなくなります。インバーター本体の例は少数です。

全国の整備事例8件を集計海外の事例 44件(別集計)

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)6件 60%
見分け方(自分で確認できること)
走行中や信号待ちで突然メーターごと消える、エンジンが止まる。直前に焦げ臭い、白い煙、ハイブリッドの警告が出ていたことも。ボンネット内の小さなポンプが熱い・回っていない。
放置するとどうなる
走行中に電源が落ちると危険です。焼き付きが進むと配線やヒューズにも被害が広がります。
出やすい年式・距離
2006〜2009年式、走行 72,910〜352,750km(中央値 170,600km)。走行距離が伸びた個体に集中しています。
2位ヒューズ・リレー2件 20%
見分け方(自分で確認できること)
キーを回しても全く反応がない。ポンプの短絡でヒューズが飛んだ結果です。
放置するとどうなる
ヒューズを替えてもポンプを直さないと繰り返します。

その他の事例(各1件): ECU(コンピューター)、インバーター(ハイブリッド)

確定は点検で。ポンプの作動と冷却水の流れを見れば、その場で分かります。

よくある質問

ヒューズを替えたらかかった。もう大丈夫?
だめです。ヒューズが飛んだ原因(ポンプの短絡)を直さないとまた飛びます。
予防できる?
エアコンが急に効かなくなる・送風になるのが前兆のことがあります。そのときにポンプを見てもらってください。

海外仕様との違い

生産工場は国内向けと同じ

海外向けも日本製(堤(愛知))で、エンジンやハイブリッド機構などの主要部品は国内向けと共通です。

くわしく(燃料・規制・使い方の違い)
  • 米国向けプリウスも日本(堤工場)製で、HVバッテリー・インバーター・ブレーキアクチュエータ・EGRといった主要部品は国内向けと同じです。
  • 違うのは燃料(米国はE10ガソリン)、排ガス規制、走行距離の伸び方(長距離通勤や配車サービスで距離が伸びやすい)と気候です。
  • 国内では走行距離が伸びる前に中古輸出される車が多く、距離が伸びてから出る持病(例: 30系のヘッドガスケット)は海外の申告で先に目立ちます。国内でも距離が伸びた車では同じ見方が要ります。
  • 米国は申告の窓口(NHTSA)と大きなオーナー掲示板があるため件数が多く出ます。件数の多さ=壊れやすさではありません。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
NHW20 2007年式191,200km走行中に電源が落ちる・システム停止ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、ヒューズ・リレー—国交省
NHW20 2010年式425,500km走行不能・走れないハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
NHW20 2008年式280,000kmエンジンがかからない(セルが回らない)、白煙が出る、焦げ臭い・ゴム臭いハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、ヒューズ・リレー—整備ブログ
NHW20 2007年式46,500km—ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
NHW20 2004年式56,300km警告灯が複数・全部つくインバーター(ハイブリッド)—国交省
NHW20 2009年式136,000kmナビ・メーターが再起動する・消えるECU(コンピューター)—国交省
NHW20 2007年式150,000km—ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
NHW20 2005年式99,321km警告灯が複数・全部つくハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—国交省
海外の事例 44件を見る
型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
NHW20 2005年式—エンジンがかからない(セルが回らない)、走行不能・走れない燃料ポンプ—米NHTSA
NHW20 2004年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中に電源が落ちる・システム停止、ハンドルが重い燃料ポンプ—米NHTSA
NHW20 2009年式—走行中に電源が落ちる・システム停止、エンジンがかからない(セルが回らない)インバーター(ハイブリッド)、イグニッションコイル—米NHTSA
NHW20 2008年式——ウォーターポンプ—米NHTSA
NHW20 2009年式——補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)、インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2007年式——ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA
NHW20 2006年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行不能・走れないハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、イグニッションコイル—米NHTSA
NHW20 2006年式—警告灯が複数・全部つく、水温警告灯・オーバーヒートハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、イグニッションコイル—米NHTSA
NHW20 2007年式—走行不能・走れないハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA
NHW20 2008年式—加速しない・パワーが出ないメーターパネル・基板—米NHTSA
NHW20 2008年式——燃料タンク・サクションチューブ—米NHTSA
NHW20 2005年式——ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA
NHW20 2006年式——スロットルボディ、パワーステアリング(ポンプ・モーター)、フロントガラス—米NHTSA
NHW20 2007年式—走行不能・走れないウォーターポンプ—米NHTSA
NHW20 2009年式——ウォーターポンプ—米NHTSA
NHW20 2006年式—走行中に電源が落ちる・システム停止ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、パワーステアリング(ポンプ・モーター)—米NHTSA
NHW20 2007年式—錆・腐食ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)、イグニッションコイル、配線・コネクタ(断線・接触不良)—米NHTSA
NHW20 2005年式—走行不能・走れないインバーター(ハイブリッド)、DC-DCコンバーター—米NHTSA
NHW20 2007年式——補機バッテリー(ハイブリッド車の12V)—米NHTSA
NHW20 2005年式—走行中に電源が落ちる・システム停止エンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2005年式—Pレンジに入らない・パーキング不良インバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2005年式——スパークプラグ、イグニッションコイル—米NHTSA
NHW20 2006年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ハイブリッドシステム警告、走行中に電源が落ちる・システム停止ハイブリッド用ウォーターポンプ(インバーター冷却)—米NHTSA
NHW20 2005年式——エンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2007年式—ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ—米NHTSA
NHW20 2004年式—ハイブリッドシステム警告、冷却水漏れ・減るウォーターポンプ—米NHTSA
NHW20 2005年式—走行不能・走れない燃料タンク・サクションチューブ—米NHTSA
NHW20 2004年式—走行中に電源が落ちる・システム停止、走行不能・走れないヒューズ・リレー—米NHTSA
NHW20 2005年式——ハイブリッドコンピューター(HV ECU)、ハイブリッドトランスアクスル—米NHTSA
NHW20 2007年式4,254kmハイブリッドシステム警告、走行中に電源が落ちる・システム停止、加速しない・パワーが出ない、バッテリー上がり・弱い燃料タンク・サクションチューブ—米NHTSA
NHW20 2004年式—エンジン警告灯(チェックランプ)点灯エンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2005年式—走行中に電源が落ちる・システム停止、走行不能・走れないインバーター(ハイブリッド)—米NHTSA
NHW20 2004年式—走行中に電源が落ちる・システム停止インバーター(ハイブリッド)、DC-DCコンバーター—米NHTSA
NHW20 2004年式—ハイブリッドシステム警告エンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2004年式—ハイブリッドシステム警告駆動用バッテリー(HVバッテリー)—米NHTSA
NHW20 2004年式——ハイブリッドコンピューター(HV ECU)—米NHTSA
NHW20 2004年式—ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い、加速しない・パワーが出ないパワーステアリング(ポンプ・モーター)—米NHTSA
NHW20 2004年式32,824kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中に電源が落ちる・システム停止、エンジンがかからない(セルが回らない)、走行不能・走れないエンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2004年式—走行中に電源が落ちる・システム停止エンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2004年式—走行中に電源が落ちる・システム停止、走行不能・走れないエンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2005年式—走行中に電源が落ちる・システム停止エンジン制御コンピューター—米NHTSA
NHW20 2005年式11,424kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、失火・ガクガクするスパークプラグ—米NHTSA
NHW20 2004年式—走行不能・走れないイグニッションスイッチ—米NHTSA
NHW20 2004年式17,699kmブレーキ警告灯点灯、ハイブリッドシステム警告メーターパネル・基板—米NHTSA

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-11 更新日:2026-09-13

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。