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日産

セレナでエンジンからウィーン・ヒュー音

早めに点検
1位オルタネーター(発電機)82%2位CVT(無段変速機)9%3位ベルトテンショナー3%

まず疑うのはオルタネーター(発電機)です。セレナで「エンジンからウィーン」「ヒューという高い音が出る」という相談では、この部分が大半を占めます。次にCVT(無段変速機)、そしてベルトテンショナー、ファンベルト・補機ベルト、スターターモーターと続きます。音が回転に合わせて上下するのか、速度に合わせて変わるのか、エンジンをかけた瞬間だけなのかで、見る方向が変わります。

全国の整備事例63件を集計
エンジン別に見るMR20DD-C2656件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位オルタネーター(発電機)54件 82%
見分け方(自分で確認できること)
止まっているときでもアクセルを軽くあおると、回転に合わせて「ウィーン」「ヒューン」と音が高くなるのが手がかりです。エアコンやヘッドライトを点けて電気を多く使うと音が大きくなる、朝の冷えているときに強く出て暖まると小さくなる、という出方もよく聞きます。メーターにバッテリーの形をした警告灯が点く、アイドリングでライトがちらつく、といった電気まわりの変化が一緒に出ていないかも見てください。音はボンネットを開けるとエンジンの前側から聞こえることが多いです。
放置するとどうなる
発電が不安定になり、バッテリーが充電されずに出先でエンジンがかからなくなることがあります。内部の軸受けが傷むとベルトや周りの部品にも負担がかかります。
出やすい年式・距離
2012〜2016年式、走行 44,444〜107,668km(中央値 64,850km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く挙がっています。
2位CVT(無段変速機)6件 9%
見分け方(自分で確認できること)
止まっているときは静かで、走り出すと速度に合わせて「ウォーン」と高くなるならこちら側の手がかりです。アクセルを踏んだときと、離して惰性で流したときで音の大きさが変わるか、発進のときに滑るような感じや加速の一拍の遅れが一緒に出ていないかを見てください。ギアをDに入れたときとNに入れたときで音が違うかも分かれ目になります。
放置するとどうなる
うなりが大きくなり、加速のもたつきや変速のぎこちなさにつながることがあります。内部の傷みが進むと油が汚れ、修理の範囲が広がります。
出やすい年式・距離
2005〜2016年式、走行 36,500〜94,650km(中央値 56,500km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で報告が目立ちます。
3位ベルトテンショナー2件 3%
見分け方(自分で確認できること)
ベルトの張りを保つ部品です。エンジンをかけた直後や、エアコンを入れた瞬間だけ「キュルル」「ウィーン」と出て、しばらくすると落ち着く、という出方をすることがあります。アイドリングのままボンネットを開けると、音がベルトの回っているあたりから聞こえるかを耳で確かめられます。エンジンが止まっている冷えた状態でベルトを指で押して、たわみ方が左右で違う、以前よりゆるく感じる、というのも手がかりです。
放置するとどうなる
ベルトの張りが安定せず、ベルトの片減りや滑りにつながります。張りが抜けると発電やエアコンの動きにも影響が出ます。
4位ファンベルト・補機ベルト2件 3%
見分け方(自分で確認できること)
雨の日や洗車のあと、エンジンをかけた直後に音が強く出て、暖まると消えるならベルト側の手がかりです。エンジンを止めて冷えてから、ベルトの表面を目で見てひび割れや毛羽立ち、テカリがないか確かめてください。ハンドルを据え切りしたときやエアコンを入れたときだけ音が変わるかも見分けの材料になります。
放置するとどうなる
滑りが進むと発電やエアコンの効きに影響します。切れてしまうと発電と冷却が止まり、その場で走れなくなることがあります。
5位スターターモーター2件 3%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンをかける、その一瞬だけ「キーン」「ウィーン」と鳴り、かかってしまえば静かになるのが特徴です。かかったあとも一呼吸だけ金属のこすれるような音が残る、かかりに以前よりひと手間かかる、というときも手がかりになります。走行中ずっと鳴っている場合は、ここではありません。
放置するとどうなる
かかりにくさが増え、いずれセルが回らずエンジンを始動できなくなることがあります。

ここに挙げたのは、音の出方から絞り込むための疑う順番の目安です。同じ「ウィーン」でも、鳴っている場所は車ごとに違います。いつ鳴るか、警告灯が出ているかを伝えたうえで、確定は点検で。

よくある質問

音がするだけですが、このまま走って大丈夫ですか。
バッテリーの警告灯が点いている、ライトがちらつく、音が日ごとに大きくなっている、という場合は長距離を避けて早めに点検を受けてください。発電が止まると走行中に電気が足りなくなり、その場で動けなくなることがあります。警告灯がなく音だけであれば、いつ・どんなときに鳴るかをメモして、早めに見てもらうのが安心です。
音の出どころを自分で見分けるコツはありますか。
「止まっていても鳴るか」「走ると速度に合わせて変わるか」「かけた瞬間だけか」の三つで、かなり絞れます。停車してアクセルをあおると変わるならエンジン側、走り出してから速度に合わせて高くなるなら駆動系側、始動の一瞬だけならセル側、という見方です。エアコンのオン・オフで変わるかも一緒に確認してください。
修理にはどれくらいかかりますか。
部品の在庫があるかどうかで変わります。発電機やベルトのように交換で済むものは比較的短く、変速機の内部が絡む場合は預かりが長くなる傾向です。まず点検で場所を特定してから、日数と費用の見積もりをお出しします。
車検は通りますか。
音そのものが直接の不合格理由になるとは限りませんが、ベルトの傷みや発電の不調は指摘の対象になります。車検の時期が近いなら、同じタイミングで見てもらうと二度手間になりません。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
HFC26オルタネーター(発電機)国交省
GFC27 2017年式122,300km変速ショック・ギクシャクCVT(無段変速機)国交省
HC26 2014年式140,050kmキュルキュル音(ベルト鳴き)ファンベルト・補機ベルト、オルタネーター(発電機)(未解決)国交省
HFC26 2014年式67,900kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2016年式38,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式46,700kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式67,700kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式92,800kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式49,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式61,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式115,600kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2015年式34,900kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式35,000kmバッテリー警告灯点灯、アイドリングストップしない・警告、パワーウインドウが動かない、エンスト・走行中に止まる、ハンドルが重い、エンジンがかからない(セルが回らない)オルタネーター(発電機)国交省
HC26 2014年式76,000kmオルタネーター(発電機)、ベルトテンショナー、ファンベルト・補機ベルト国交省
HFC26 2015年式89,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2016年式64,850kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式31,000kmスターターモーター国交省
HFC26 2016年式43,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2014年式121,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式55,099kmオルタネーター(発電機)国交省
FNC26 2016年式68,300kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2014年式60,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2015年式60,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式90,000km焦げ臭い・ゴム臭い、走行不能・走れないオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2016年式エンジンからの異音(冷間時)ベルトテンショナー国交省
HFC26 2016年式59,978kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式60,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式80,000kmオルタネーター(発電機)国交省
GFC27 2018年式36,138kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式66,851kmアイドリングストップしない・警告、走行中のハンドル・車体の振動、警告灯が複数・全部つくオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式92,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式72,200kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式72,072kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2016年式55,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式154,900kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式79,500kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式60,000kmオルタネーター(発電機)国交省
C2658,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式71,957kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式78,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式108,387kmエンジンからガラガラ・カラカラ音オルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式53,600kmオルタネーター(発電機)国交省
FNC26 2016年式53,000km加速しない・パワーが出ない、回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
HFC26 2015年式170,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式64,000kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式47,500kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式86,687kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式69,000kmオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2012年式104,793kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2014年式50,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式83,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式51,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式87,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式64,101kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式80,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式46,000kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
C26 2012年式44,055kmオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2012年式56,800km焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式49,100km焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2012年式91,600kmスターターモーター国交省
SC25 2008年式60,000kmCVT(無段変速機)国交省
C25 2006年式55,100kmオルタネーター(発電機)国交省
CC25 2007年式30,000kmCVT(無段変速機)国交省
CC25 2007年式43,000kmCVT(無段変速機)国交省
TC24 2003年式67,000kmギアが入らない・動かない、回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。