セレナ(MR20DD-C26)でエンジンからウィーン・ヒュー音
まず疑うのはオルタネーター(発電機)です。セレナのMR20DDで「エンジンルームからウィーン」「ヒューンという高い音」という相談では、ここが大半を占めます。次にベルトテンショナー(ベルトの張りを保つ部品)、補機ベルトそのもの、スターターモーター、そして少数でCVTと続きます。音がエンジンの回転に合わせて上下するのか、走行速度に合わせて変わるのかで、見る方向が分かれます。
疑う順
修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。
- 見分け方(自分で確認できること)
- アイドリングでも「ウィーン」「ヒュー」と鳴り、アクセルを軽く煽ると音の高さが一緒に上がるのが手がかりです。エアコンやヘッドライトを点けて電気を多く使ったときに音が強くなる、朝一番の冷えているときだけ大きい、という出方もよくあります。メーターにバッテリーの形をした警告灯が点いた、点滅した、アイドリングでライトがちらつくといった変化があれば合わせて伝えてください。ボンネットを開けて音の出どころがベルトの掛かっているあたりか、耳で見当をつけるだけでも参考になります。
- 放置するとどうなる
- 発電が落ちてくるとバッテリーが上がり、出先でエンジンが掛からなくなることがあります。中の軸受けが傷んだままだとベルトや周りの部品を傷めることもあります。
- 出やすい年式・距離
- 2012〜2016年式、走行 46,000〜108,387km(中央値 66,851km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く挙がっています。
- 見分け方(自分で確認できること)
- エンジンを掛けた直後だけ鳴って、暖まると静かになるという出方が目立ちます。アイドリング中に音の大きさが一定でなく、うねるように강弱がつくのも手がかりです。停車中にボンネットを開けると、ベルトが小刻みに波打っているのが見えることがあります。
- 放置するとどうなる
- 張りが安定しないとベルトが滑り、発電やエアコンの効きが落ちることがあります。ベルトの傷みも早まります。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 雨の日や洗車の直後、朝の冷えた始動時に「キュル」「ヒュー」と鳴りやすいのが特徴です。エンジンが暖まると小さくなる、ハンドルを大きく切ったときやエアコンを入れた瞬間だけ鳴る、といった出方もあります。ボンネットを開けてベルトの表面にひび割れや光った艶がないか、目で見るだけでも分かることがあります。
- 放置するとどうなる
- 滑りが進むと発電や冷却が追いつかなくなります。切れてしまうと、その場から動かせなくなることがあります。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 音が出るのがエンジンを掛ける瞬間だけかどうかを見てください。キーやスイッチを操作したときに「キュイーン」と余分に伸びる音が残る、掛かったあとも一瞬だけ回っているような音がする、という場合はこちら寄りです。走行中は静かなのが分かれ目になります。
- 放置するとどうなる
- だんだん掛かりにくくなり、一度で始動できないことが増えます。ある日まったく反応しなくなることもあります。
その他の事例(各1件): CVT(無段変速機)
ここに挙げたのは、音の出方から絞り込むための疑う順番の目安です。同じ「ウィーン」でも、鳴っている箇所は車ごとに違います。いつ鳴るか(始動直後か、走行中か)、回転と速度のどちらに合わせて変わるか、警告灯の有無を伝えてください。確定は点検で。
よくある質問
- 音が出ていますが、このまま走って大丈夫ですか。
- 短い距離なら走れることが多いですが、発電に関わる部分だと途中でバッテリーが上がる可能性があります。バッテリーの形をした警告灯が点いている、ライトがちらつく、といったときは無理をせず、早めに点検を受けてください。
- どのくらいで直りますか。
- 部品の在庫がそろっていれば、ベルトまわりはその日のうち、発電機の交換も預かりが短く済むことが多いです。実車を見てからのご案内になります。
- この音があると車検は通りませんか。
- 音そのもので落ちるわけではありませんが、ベルトのひび割れや発電の状態は点検項目に関わります。車検の前に見ておくと、あとから追加になりにくいです。
- 自分でベルトにスプレーを吹いても良いですか。
- 一時的に静かになっても、原因が残っていると再発しますし、滑りが増えることもあります。まずは音の出方を覚えておいて、点検で見てもらうのが確実です。
事例(こうだったから、こうして直った)
集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。
他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。
| 型式・年式 | 走行 | 他の症状 | 原因・交換した部品 | 費用 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| HFC26 | — | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 140,050km | キュルキュル音(ベルト鳴き) | ファンベルト・補機ベルト、オルタネーター(発電機)(未解決) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 67,900km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 38,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 46,700km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 67,700km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 92,800km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 49,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 61,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 115,600km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2015年式 | 34,900km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 35,000km | バッテリー警告灯点灯、アイドリングストップしない・警告、パワーウインドウが動かない、エンスト・走行中に止まる、ハンドルが重い、エンジンがかからない(セルが回らない) | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 76,000km | — | オルタネーター(発電機)、ベルトテンショナー、ファンベルト・補機ベルト | — | 国交省 |
| HFC26 2015年式 | 89,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 64,850km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 31,000km | — | スターターモーター | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 43,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 121,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 55,099km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FNC26 2016年式 | 68,300km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 60,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2015年式 | 60,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 90,000km | 焦げ臭い・ゴム臭い、走行不能・走れない | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | — | エンジンからの異音(冷間時) | ベルトテンショナー | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 59,978km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 60,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 80,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 66,851km | アイドリングストップしない・警告、走行中のハンドル・車体の振動、警告灯が複数・全部つく | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 92,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 72,200km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 72,072km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 55,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 154,900km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 79,500km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 60,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| C26 | 58,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 71,957km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 78,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 108,387km | エンジンからガラガラ・カラカラ音 | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 53,600km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FNC26 2016年式 | 53,000km | 加速しない・パワーが出ない、回転だけ上がって進まない(滑り) | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| HFC26 2015年式 | 170,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 64,000km | エンスト・走行中に止まる | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 47,500km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 86,687km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 69,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 104,793km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 50,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 83,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 51,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 87,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 64,101km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 80,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 46,000km | エンスト・走行中に止まる | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| C26 2012年式 | 44,055km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 56,800km | 焦げ臭い・ゴム臭い | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 49,100km | 焦げ臭い・ゴム臭い | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 91,600km | — | スターターモーター | — | 国交省 |
費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。
自分で直す人向け: 部品を探す
1位の部品名で検索します。適合は型式・類別で必ず確認してください。
出典
- 国土交通省 自動車不具合情報ホットライン(56件)
「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成
本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12
本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。
