セレナでエンジンからの異音(冷間時)
まず疑うのはオルタネーター(発電機)です。セレナの「冷えているときだけエンジンルームから音がする」という相談では、ここが大半を占めます。次にスターターモーター、タイミングチェーン、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーと続きます。同じ冷間時の音でも、始動の一瞬だけ鳴るのか、しばらく鳴り続けて暖まると小さくなるのかで、見る場所が変わります。
疑う順
修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 朝一番の始動直後に「ウィーン」「キュルキュル」といった音が出て、暖まるにつれて小さくなる、という出方が多いです。ヘッドライトやエアコンのファンを強めたときに音の高さや大きさが変わるか、アイドリングの回転を少し上げると音が変わるかも手がかりになります。メーターにバッテリーの形をした警告灯が点く、夜間にライトがわずかにちらつく、といった変化が一緒に出ることもあります。音の出どころがボンネットを開けたときにベルトの掛かっている側から聞こえるかも、耳で確かめられます。
- 放置するとどうなる
- 発電が弱くなると、バッテリーが上がって始動できなくなることがあります。回転部分の傷みが進むとベルトにも負担がかかり、周りの部品を巻き込むことがあります。
- 出やすい年式・距離
- 2012〜2015年式、走行 43,000〜95,000km(中央値 67,035km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く挙がっています。
- 見分け方(自分で確認できること)
- キーを回した(またはスイッチを押した)その一瞬だけ「ガリッ」「キーン」と鳴り、エンジンが掛かってしまえば静かになるのが特徴です。掛かりが一発で決まらない、冷えた朝だけ回り出しがもたつく、といった訴えと一緒に出ることがあります。走っている間はまったく音がしないかどうかを見てください。
- 放置するとどうなる
- 次第に一度で始動できない回数が増え、出先で掛からなくなることがあります。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 始動してすぐの数秒間、エンジンの奥から「シャラシャラ」「ジャラジャラ」と細かい音が聞こえ、しばらくすると消える、という出方です。アクセルを軽くあおったときに音が一瞬大きくなるか、逆に消えるかも手がかりになります。オイル交換から間が空いている、オイルの量が減っている、というときに出やすい音でもあります。
- 放置するとどうなる
- そのまま乗り続けると、エンジン内部の他の部品にも影響が及ぶことがあります。音の出方が強くなるようなら早めの相談をおすすめします。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 冷えているときに「シャー」「ゴロゴロ」という連続した音が出て、回転に合わせて音が変わるのが特徴です。駐車していた場所の前寄りに色の付いた液だまりがないか、リザーブタンク(冷却水の補助タンク)の水位が前より下がっていないかも見てください。走ると水温計がいつもより高めに振れる、甘いようなにおいがする、という変化も手がかりです。エンジンが熱いうちはキャップを開けないでください。
- 放置するとどうなる
- 冷却水が足りなくなると水温が上がり、走れなくなることがあります。オーバーヒートまで進むとエンジン本体を傷めます。
その他の事例(各1件): エアコンコンプレッサー
ここに挙げたのは、音の出方から絞り込むための順番の目安です。同じ冷間時の異音でも、鳴っている箇所は車ごとに違います。いつ・どのくらいの時間・どんな音が出るかを伝えてください。確定は点検で。
よくある質問
- 音はしますが普通に走れます。このまま乗って大丈夫ですか。
- 音の出方によります。始動の一瞬だけで消えるものと、鳴り続けるものでは意味が違います。バッテリーの警告灯が点く、水温計が普段より高い、冷却水が減るといった変化が一緒にあるときは、走行を続けずに早めに見てもらってください。音だけで大きな変化がない場合も、日ごとに大きくなっていないかを気にしてください。
- 暖まると音が消えます。様子を見てもいいですか。
- 冷えているときだけ出る音は、暖まると隠れてしまうことがよくあります。消えたから直ったとは限りません。いつから出ているか、どのくらいの時間で消えるかをメモしておくと、切り分けが早くなります。
- この音があると車検は通りませんか。
- 音そのものより、その元になっている状態で判断が変わります。冷却水の漏れやベルトまわりの傷みなど、保安基準に関わる不具合が見つかれば手当てが必要です。車検の予定が近いなら、その前に一度見ておくと段取りが組みやすくなります。
- 修理はどのくらいかかりますか。
- どこから鳴っているかで大きく変わります。部品の在庫があれば当日から数日で終わることもありますし、取り寄せが必要な場合はもう少しかかります。まず点検で場所を特定してから、日数の見通しをお伝えします。
事例(こうだったから、こうして直った)
集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。
他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。
| 型式・年式 | 走行 | 他の症状 | 原因・交換した部品 | 費用 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| HFC26 2014年式 | 73,800km | エアコンが冷えない、エンスト・走行中に止まる、白煙が出る | エアコンコンプレッサー | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 78,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| NC26 2014年式 | 69,080km | エンスト・走行中に止まる、警告灯が複数・全部つく | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 140,050km | — | ウォーターポンプ | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 75,600km | 速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり) | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 117,800km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 85,300km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| C26 2012年式 | 59,200km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 55,000km | 警告灯が複数・全部つく、加速しない・パワーが出ない、エンスト・走行中に止まる、ナビ・メーターが再起動する・消える、走行不能・走れない | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 63,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 67,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2015年式 | 50,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2015年式 | 51,009km | エンスト・走行中に止まる、白煙が出る | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 43,624km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 48,000km | エンジンからの異音 | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2011年式 | 97,000km | — | タイミングチェーン | — | 国交省 |
| HC26 2016年式 | 77,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 42,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 100,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 97,200km | エンスト・走行中に止まる | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 59,871km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 49,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 76,600km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 83,500km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 103,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 61,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 110,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2015年式 | 42,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | — | エンジンからウィーン・ヒュー音 | ベルトテンショナー | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 28,600km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 63,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 35,900km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 60,200km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2015年式 | 84,200km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 89,407km | 走行中のハンドル・車体の振動 | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 88,855km | 焦げ臭い・ゴム臭い | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 43,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 87,861km | エンスト・走行中に止まる、アイドリングストップしない・警告、警告灯が複数・全部つく | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 93,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 74,000km | 走行不能・走れない、部品の破損・脱落 | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 65,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 80,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 90,042km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 51,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 34,747km | エンスト・走行中に止まる | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FNC26 2011年式 | 93,700km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FNC26 2015年式 | 47,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 67,357km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2015年式 | 54,200km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 72,500km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 73,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 102,600km | — | ウォーターポンプ | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 79,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2016年式 | 126,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FNC26 2014年式 | 79,622km | 焦げ臭い・ゴム臭い、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯 | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HCF26 2014年式 | 86,551km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 58,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 65,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 50,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2014年式 | 73,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 59,800km | エンジンからカンカン・ノッキング音、焦げ臭い・ゴム臭い | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2013年式 | 100,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 95,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 59,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| GFC27 2016年式 | 36,600km | バッテリー警告灯点灯 | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| GFC27 2016年式 | 27,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 80,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 56,304km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HC26 2014年式 | 73,825km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 57,104km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 69,058km | バッテリー警告灯点灯、警告灯点灯(種類不明) | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2011年式 | 67,035km | 走行中のハンドル・車体の振動 | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2011年式 | 105,500km | — | タイミングチェーン | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 65,600km | — | スターターモーター | — | 国交省 |
| C26 2011年式 | 63,700km | エンスト・走行中に止まる | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| NC26 2012年式 | 31,300km | 焦げ臭い・ゴム臭い | スターターモーター | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 88,000km | バッテリー警告灯点灯、ブレーキ警告灯点灯、アイドリングストップしない・警告、発煙(煙が出る) | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2012年式 | 57,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| HFC26 2013年式 | 47,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| FC26 2012年式 | 43,000km | — | オルタネーター(発電機) | — | 国交省 |
| NC25 2005年式 | 51,300km | — | エンジンマウント | — | 国交省 |
費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。
自分で直す人向け: 部品を探す
1位の部品名で検索します。適合は型式・類別で必ず確認してください。
出典
- 国土交通省 自動車不具合情報ホットライン(80件)
「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成
本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12
本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。
