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日産エンジン MR20DD-C26

セレナ(MR20DD-C26)で走行不能・走れない

走行を控えて点検
1位CVT(無段変速機)55%2位オルタネーター(発電機)17%3位ボールジョイント12%

まず疑うのはCVT(無段変速機)です。セレナで「走れない・動かない」という訴えでは、この部分が最も多く挙がっています。次にオルタネーター(発電機)、そしてボールジョイントやロアアーム・ブッシュといった足回り、タイミングチェーンと続きます。エンジンはかかるのに前に進まないのか、電気が弱って止まったのか、走行中に足回りから異音が出ていたのかで、見る方向が大きく変わります。

全国の整備事例64件を集計
他のエンジン・全体全エンジン118件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位CVT(無段変速機)36件 55%
見分け方(自分で確認できること)
アクセルを踏むとエンジンの回転だけが上がり、車がじわりとしか前に出ない、または全く動かない、という出方が多いです。Dに入れても反応が鈍い、Rだけ動かない、坂道で滑るような感じがする、といった前ぶれが出ることもあります。渋滞や長い上り坂のあとに症状が強まり、しばらく止めて冷ますとまた走れてしまうのも手がかりです。メーターに変速機の警告表示が出ていないかも見てください。
放置するとどうなる
滑ったまま走ると内部の傷みが進み、出先で動かせなくなってレッカーになることがあります。発熱で油が傷み、修理の範囲が広がることもあります。
出やすい年式・距離
2011〜2016年式、走行 50,000〜100,705km(中央値 78,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位オルタネーター(発電機)11件 17%
見分け方(自分で確認できること)
走行中にバッテリーの形をした警告灯が点く、ヘッドライトや室内灯が暗くなる、パワーウィンドウの動きが鈍る、といった「電気が弱い」サインが先に出ることが多いです。そのまま走ると電装品が次々おかしくなり、最後はエンジンが止まります。エンジンルームからキュルキュル音がする、充電しても翌朝また上がる、というのも手がかりです。
放置するとどうなる
発電できないまま走ると、途中で電気が尽きて止まります。バッテリーにも負担がかかり、そちらまで傷めることがあります。
出やすい年式・距離
2012〜2014年式、走行 55,000〜110,000km(中央値 74,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で目立ちます。
3位ボールジョイント8件 12%
見分け方(自分で確認できること)
足回りの関節にあたる部分です。段差やハンドルを切ったときに「ゴキッ」「コトコト」と今までしなかった音が出る、ハンドルが取られる感じがする、といった変化が前ぶれになります。止まっている状態でも、タイヤの向きがいつもと違う、車体が片側に沈んでいるように見えるときは、動かさずに相談してください。
放置するとどうなる
がたつきが進むと走行中に舵が効かなくなることがあります。タイヤの片減りや、周りの部品の傷みにもつながります。
出やすい年式・距離
2012〜2014年式、走行 38,802〜125,012km(中央値 80,985km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に挙がりやすい傾向です。
4位ロアアーム・ブッシュ4件 6%
見分け方(自分で確認できること)
タイヤを支える腕の部分と、その付け根のゴムです。段差を越えたときに「ゴトン」と鈍い音がする、直進でハンドルがふらつく、タイヤの内側だけ減りが早い、といった出方をします。停車中にタイヤの上から車体を揺すって、いつもより動きが大きく感じるかも手がかりになります。
放置するとどうなる
ゴムの傷みが進むとハンドルの落ち着きが悪くなり、タイヤや周りの足回り部品を早く減らします。
出やすい年式・距離
2011〜2014年式、走行 63,400〜163,400km(中央値 109,000km)。走行距離が伸びた個体で報告が目立ちます。
5位タイミングチェーン3件 5%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンの中で回転のタイミングを合わせている部品です。冷えているときにエンジンの前側から「ジャラジャラ」「カラカラ」という金属的な音がする、アイドリングが不安定、エンジンの警告灯が点く、といった変化が手がかりです。音が出たまま走っていて、ある日かからなくなる、という出方もあります。
放置するとどうなる
ずれが大きくなるとエンジンがかからなくなり、内部まで傷めることがあります。異音に気づいた時点で走行を控えてください。
出やすい年式・距離
2011年式、走行 75,270〜129,670km(中央値 100,348km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に見られます。

ここに挙げたのは、症状から絞り込むための疑う順番の目安です。同じ「走れない」でも、元になっている箇所は車ごとに違います。止まったときの状況と警告灯の出方を伝えたうえで、確定は点検で。

よくある質問

少しなら走らせても大丈夫ですか。
おすすめしません。前に進まない、警告灯が点いたまま、足回りから異音がする、のいずれかが出ているときは、無理に動かすと傷みが広がります。安全な場所に停めて、積載車での入庫をご相談ください。
エンジンはかかるのに進みません。どこが悪いのでしょうか。
回転だけ上がって前に出ないなら変速機側、電装品が弱って止まったなら発電まわり、と切り分けていきます。動かなくなったときの状況(回転は上がったか、警告灯は何が点いたか、音はしたか)を覚えておいていただくと、確認が早く進みます。
修理はどのくらいかかりますか。
どこに絡んでいるかで日数が変わります。部品の取り寄せが必要な箇所もあるため、まず点検で範囲を確定してから、日程と見積もりをお伝えします。
この状態で車検は通りますか。
足回りのがたつきや警告灯が点いたままの状態は、そのままでは通りません。走行できない状態であれば、車検の前に原因の確認と手当てが必要になります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
HFC26 2013年式97,970km部品の破損・脱落ボールジョイント国交省
HFC26 2016年式80,000kmエンジン回転が勝手に上がる、回転だけ上がって進まない(滑り)、警告灯点灯(種類不明)CVT(無段変速機)国交省
FNC26 2013年式120,000km部品の破損・脱落ボールジョイント国交省
HFC26 2015年式64,000km部品の破損・脱落ボールジョイント国交省
HFC26 2015年式50,000kmCVT(無段変速機)国交省
FC26 2011年式112,600kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯CVT(無段変速機)国交省
C26 2011年式100,348kmエンスト・走行中に止まるタイミングチェーン国交省
HFC26 2016年式79,500km走行中のハンドル・車体の振動、回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
HFC26 2015年式50,000km部品の破損・脱落、ギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
C26 2012年式79,400kmエンスト・走行中に止まるCVT(無段変速機)国交省
HC26 2016年式82,475km変速ショック・ギクシャク、加速しない・パワーが出ないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2016年式74,884kmギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2015年式145,000km回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式51,071kmギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2014年式55,000km警告灯が複数・全部つく、加速しない・パワーが出ない、エンスト・走行中に止まる、ナビ・メーターが再起動する・消える、エンジンからの異音(冷間時)オルタネーター(発電機)国交省
C26 2013年式177,000km部品の破損・脱落ロアアーム・ブッシュ国交省
HFC26 2016年式80,000kmエンスト・走行中に止まるCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式126,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2015年式110,000kmエンジンからの異音、ナビ・メーターが再起動する・消えるオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2012年式76,700kmCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式74,400kmギアが入らない・動かない、変速ショック・ギクシャクCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式90,000km意図しない急ブレーキ・急減速、加速しない・パワーが出ない、ギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2016年式85,263kmエンジンからカンカン・ノッキング音、走行中のハンドル・車体の振動、回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)、ECU(コンピューター)国交省
HFC26 2013年式94,263km回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式90,000kmエンジンからウィーン・ヒュー音、焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
C26 2012年式61,003kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式74,000kmエンジンからの異音(冷間時)、部品の破損・脱落オルタネーター(発電機)国交省
FNC26 2011年式93,700kmCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2015年式54,200kmCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式79,577km部品の破損・脱落オルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式105,000kmギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式34,000km回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
FC26 2012年式90,000km警告灯が複数・全部つく、バッテリー上がり・弱いオルタネーター(発電機)国交省
C26 2013年式102,827km部品の破損・脱落ボールジョイント国交省
C26 2011年式90,000kmミッション・CVTからの異音、ギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2015年式73,600kmエンジンからカンカン・ノッキング音CVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式89,200kmCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2012年式36,500kmCVT(無段変速機)国交省
FC26 2011年式83,150kmエンジンからの異音、回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
FC26 2012年式84,400kmCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2014年式52,000km走行中のハンドル・車体の振動CVT(無段変速機)国交省
HC26 2012年式78,000km加速しない・パワーが出ない、ギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2014年式52,000km部品の破損・脱落ロアアーム・ブッシュ国交省
FC26 2011年式56,000km加速しない・パワーが出ないCVT(無段変速機)国交省
HC26 2015年式50,000km加速しない・パワーが出ないCVT(無段変速機)国交省
FNC26 2011年式109,000km部品の破損・脱落ロアアーム・ブッシュ国交省
FC26 2011年式137,000kmエンスト・走行中に止まるタイミングチェーン国交省
HC26部品の破損・脱落ロアアーム・ブッシュ国交省
FNC26 2012年式45,802km部品の破損・脱落、車の下からビビリ・カタカタ音ボールジョイント国交省
NC26 2011年式69,000km部品の破損・脱落タイミングチェーン国交省
C26 2011年式71,000km加速しない・パワーが出ないCVT(無段変速機)国交省
C26 2011年式70,000kmCVT(無段変速機)国交省
HC26 2013年式55,211km速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)、焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2012年式34,400kmギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
NC26 2012年式136,705km部品の破損・脱落ボールジョイント国交省
NC26 2011年式50,836km部品の破損・脱落ボールジョイント国交省
FC26 2012年式41,600km焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2011年式69,883kmエンジンからの異音、エンジンがかからない(セルが回らない)オルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式加速しない・パワーが出ないCVT(無段変速機)国交省
FNC26 2011年式105,000kmギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2012年式26,600km警告灯が複数・全部つくエアコンコンプレッサー国交省
FC26 2011年式60,000km速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)、加速しない・パワーが出ないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2012年式22,470km車の下・床下からの異音、ハンドルが取られる・まっすぐ走らないボールジョイント国交省
C26 2011年式103,000km部品の破損・脱落、エンスト・走行中に止まるファンベルト・補機ベルト国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。