N-BOX(S07B-JF3)で失火・ガクガクする
まず疑うのはエンジン制御コンピューター、燃料ポンプ、スパークプラグの三つで、寄せられた事例ではこの三点が横並びです。その先にEGRバルブ、排気ガスケット・遮熱板と続きます。同じ「ガクガクする」でも、発進のときだけか、走り出してから加速で息つきするか、信号待ちで揺れるかで見る方向が変わります。エンジン警告灯が点滅しているときは、走り続けずに安全な場所へ停めてください。
疑う順
修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 前ぶれなく急にガクガクし出す、エンジン警告灯と一緒にほかの警告表示も同時に点く、といった出方が手がかりです。一度エンジンを切って掛け直すと普通に走れてしまう、日によって出たり出なかったりする、というのも特徴です。アイドリングの回転が勝手に上下する、走り出しの反応がいつもと違う、といった変化も合わせて見てください。
- 放置するとどうなる
- 症状が出るタイミングが読めず、走行中に力が抜けることがあります。制御がずれたままだと、ほかの部品にも余計な負担がかかります。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 加速のときや上り坂、高速道路での巡航中に「息つき」するように一瞬力が抜けるのが典型です。エンジンをかける前にスイッチを入れた瞬間、後席の下あたりから聞こえる作動音がいつもより弱い、または聞こえない、というのも手がかりになります。燃料の残りが少ないときだけ症状が出る、暑い日に出やすい、という出方もあります。
- 放置するとどうなる
- 燃料の送りが不安定なまま走ると、出先で動かせなくなることがあります。エンジンに送る量が足りない状態が続くと、ほかの部分にも影響が出ます。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 信号待ちのアイドリングで車体が小刻みに揺れる、アクセルを踏んだときに一拍もたつく、といった出方が多いです。冷えた朝や雨の日に出やすい、走って暖まると軽くなる、というのも手がかりです。エンジン警告灯が点いたり点滅したりする、燃費が以前より落ちた、マフラーのにおいが強い、といった変化も一緒に見てください。
- 放置するとどうなる
- 燃え残った燃料が排気側に流れ、触媒(排気をきれいにする部品)を傷めることがあります。震えたまま走ると症状が出る回数も増えていきます。
その他の事例(各1件): EGRバルブ、排気ガスケット・遮熱板
ここに挙げたのは症状から絞り込むための疑う順番の目安です。同じ「ガクガクする」でも、絡んでいる箇所は車ごとに違います。出たときの場面と警告灯の様子を伝えてください。確定は点検で。
よくある質問
- ガクガクしたまま走っても大丈夫ですか
- 短い距離を安全な場所まで移動する程度にとどめてください。とくにエンジン警告灯が点滅しているときは、燃え残った燃料が排気側に流れて触媒を傷めることがあります。振動が強いとき、力が抜けるときは無理をせず停めてご相談ください。
- エンジンをかけ直すと直ります。様子見でいいですか
- かけ直すと収まるのは、この症状ではよくある出方です。ただし収まっているだけで、同じ条件になればまた出ることが多いです。出たときの状況(発進か加速中か停車中か、警告灯は点いたか)を覚えておくと、切り分けが早くなります。
- 車検は通りますか
- 警告灯が点いたままだと、その時点で指摘の対象になります。排気の状態によっては測定でも引っかかることがあります。車検前に症状が出ているなら、先に見ておくほうが二度手間になりません。
- 直るまでどのくらいかかりますか
- 見るべき箇所が絞れていれば、その日のうちに手当てできることもあります。出方が日によって変わる場合は、症状が再現する条件を探すところから始めるため、少しお時間をいただくことがあります。
事例(こうだったから、こうして直った)
集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。
他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。
| 型式・年式 | 走行 | 他の症状 | 原因・交換した部品 | 費用 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| JF4 2018年式 | 59,600km | エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中のハンドル・車体の振動、走行不能・走れない | エンジン制御コンピューター | — | 国交省 |
| JF3 2022年式 | 10,637km | エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、加速しない・パワーが出ない、警告灯が複数・全部つく | スワールコントロールバルブ | — | 国交省 |
| JF3 2018年式 | 46,000km | エンジン警告灯(チェックランプ)点灯 | エンジン制御コンピューター | — | 国交省 |
| JF3 2019年式 | 21,600km | エンスト・走行中に止まる | EGRバルブ、燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF4 2019年式 | 51,500km | — | スパークプラグ、イグニッションコイル(未解決) | — | 国交省 |
| JF3 2017年式 | 34,255km | エンスト・走行中に止まる、警告灯点灯(種類不明)、バッテリー警告灯点灯、エンジンがかからない(セルが回らない) | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF4 2018年式 | 26,800km | エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、焦げ臭い・ゴム臭い | 排気ガスケット・遮熱板、ヘッドガスケット | — | 国交省 |
| JF3 2018年式 | 13,000km | エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、警告灯が複数・全部つく | スパークプラグ | — | 国交省 |
費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。
自分で直す人向け: 部品を探す
1位の部品名で検索します。適合は型式・類別で必ず確認してください。
出典
「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成
本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12
本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。
