日本語English 本ページは広告を含みます
ホンダ

N-BOXで加速しない・パワーが出ない

早めに点検
1位燃料ポンプ23%2位イグニッションコイル23%3位CVT(無段変速機)8%

まず疑うのは燃料ポンプ(燃料をエンジンに送る部品)です。次に多いのがイグニッションコイル(点火の火花を作る部品)で、その先にCVT(無段変速機)、ECU(コンピューター)、エンジン制御コンピューターと続きます。N-BOXの「加速しない」は、燃料や点火など燃やす側の不調か、力を伝える変速機側かで分かれることが多い症状です。アクセルを踏んだときに回転だけ上がるのか、回転も上がらずもたつくのかが、最初の切り分けになります。

全国の整備事例13件を集計
エンジン別に見るS07A8件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位燃料ポンプ3件 23%
見分け方(自分で確認できること)
アクセルを踏み込んだときにガクガクと息をつく、坂道や合流で思ったように速度が乗らない、という出方が目立ちます。燃料が少ないときだけ症状が強い、しばらく走ってから出てくる、エンジンの警告灯が点く、といった点も手がかりです。エンジンをかけた直後に後席の下あたりから聞こえる「ウィーン」という動作音が、以前と違って大きい・鳴らないと感じることもあります。
放置するとどうなる
燃料が届かなくなると、走行中に力が抜けたり、出先でエンジンがかからなくなったりすることがあります。
出やすい年式・距離
2018〜2019年式。初度登録から年数が浅めの世代でも挙がっており、年式だけでは絞り込めません。
2位イグニッションコイル3件 23%
見分け方(自分で確認できること)
加速の途中で一瞬つんのめるようなもたつきが出る、信号待ちのアイドリングで車体が小刻みに震える、といった変化が出やすいです。エンジンの警告灯が点いたり点滅したりする、雨の日や湿気の多い日に出やすい、というのも特徴です。いったん止めて掛け直すと普通に走れてしまい、様子見になりやすい点にも注意してください。
放置するとどうなる
燃え残った燃料が排気側に流れ、排気をきれいにする部品を傷めることがあります。震えたまま走ると、症状が出る回数が増えていきます。
出やすい年式・距離
2013〜2015年式、走行 14,041〜46,841km(中央値 30,204km)。初度登録から年数が経った個体で挙がりやすく、走行距離がさほど伸びていない個体でも出ています。

その他の事例(各1件): CVT(無段変速機)、ECU(コンピューター)、エンジン制御コンピューター

ここに挙げたのは症状から絞り込むための疑う順番の目安です。同じ「加速しない」でも、絡んでいる箇所は車ごとに違います。症状が出る場面(発進か、加速の途中か、坂道か)と警告灯の有無を伝えたうえで、確定は点検で。

よくある質問

力が出ないまま走っても大丈夫ですか。
高速道路や坂道の合流など、加速が必要な場面は避けてください。息つきや震えを伴うときは、排気側の部品を傷めることがあります。近場の整備工場まで低速で移動するか、症状が強いときは積載での移動をおすすめします。
警告灯が点いていなければ様子を見ていいですか。
警告灯が点かない不調もあります。加速のもたつきや震えを感じているなら、点いていなくても一度見てもらってください。症状が出たときの状況をメモしておくと切り分けが早まります。
直るまでにどのくらいかかりますか。
点火まわりなど手が届きやすい部分なら短期間で済むことが多く、変速機や制御側になると部品の手配や確認に時間がかかります。まず点検して、どこを見る必要があるかが決まってから日数の目安をお伝えします。
この状態で車検は通りますか。
エンジンの警告灯が点いたままだと、検査で指摘の対象になります。加速の不調そのものよりも、警告灯や排気の状態が判断の分かれ目になりますので、車検前に点検しておくと安心です。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
JF3 2018年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯エンジン制御コンピューター国交省
JF3 2022年式10,637kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、警告灯が複数・全部つく、失火・ガクガクするスワールコントロールバルブ国交省
JF2 2012年式104,712kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯VVTアクチュエータ・OCV、タイミングチェーン国交省
JF1 2014年式67,800kmエンスト・走行中に止まるスターターモーター国交省
JF3 2019年式29,000kmエンジンからカンカン・ノッキング音、エンスト・走行中に止まる燃料ポンプ国交省
JF3 2019年式36,800kmエンスト・走行中に止まる、エンジンがかからない(セルが回らない)燃料ポンプ国交省
JF1 2015年式51,000km警告灯点灯(種類不明)イグニッションコイル国交省
JF3 2018年式燃料ポンプ国交省
JF1 2013年式30,204km失火・ガクガクする、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯イグニッションコイル国交省
JF1ECU(コンピューター)国交省
JF1 2014年式10,000kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯イグニッションコイル国交省
JF1 2014年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、エンスト・走行中に止まる、走行中のハンドル・車体の振動スパークプラグ国交省
JF1 2014年式5,000kmCVT(無段変速機)国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。