フィットで警告灯が複数・全部つく
まず疑うのはイグニッションスイッチ(キーやスタートボタンの電源を切り替える部分)です。ここの接触が悪くなると、各コンピューターへの電気が一瞬途切れて、関係のない警告灯までまとめて点くことがあります。次にABS・ブレーキ制御コンピューター、バッテリー、ECU(コンピューター)、そしてエンジンオイルの不足と続きます。警告灯が一斉に点くときは「その部品が全部壊れた」のではなく、電源や信号のもとが揺らいでいる場合が多いのが特徴です。
疑う順
修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。
- 見分け方(自分で確認できること)
- エンジンをかけた瞬間や、走行中の段差・振動をきっかけに警告灯が一斉に点く。しばらくすると消える、かけ直すと消えるという出方が多いです。キーを回したとき(ボタンを押したとき)の手応えがゆるい、キーを軽く動かすとメーターの表示がちらつく、エアコンやオーディオも同時に一瞬切れる、といった点も手がかりになります。
- 放置するとどうなる
- 電源が途切れる場面が増え、走行中にエンジンが止まったり、再始動できなくなったりすることがあります。
- 出やすい年式・距離
- 2013〜2016年式、走行 49,762〜84,475km(中央値 66,451km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で目立ちます。
- 見分け方(自分で確認できること)
- ABSと横滑り防止、ブレーキの警告灯がひとまとまりで点き、エンジンの調子自体は変わらない、という出方です。ペダルの感触や、低速で止まるときのカタカタという作動音の変化も見てください。エンジンをかけ直しても消えないことが多いです。
- 放置するとどうなる
- 急な制動時の補助が働かなくなり、滑りやすい路面で止まりにくくなることがあります。
その他の事例(各1件): バッテリー、ECU(コンピューター)、エンジンオイル
ここに挙げたのは疑う順番の目安です。警告灯が一斉に点くときは、電源や配線のどこが揺らいでいるかで見え方が変わります。確定は点検で。
よくある質問
- 警告灯が全部点いたまま走っても大丈夫ですか
- エンジンがかかっていて走りに変化がなくても、ブレーキ関係の警告灯が混じっている場合は走行を控えてください。警告灯が点いたまま消えない、走行中にエンジンが止まったことがある、というときは自走せず相談するのが安全です。
- エンジンをかけ直したら消えました。放っておいていいですか
- 消えても、点いた記録はコンピューターに残っていることがあります。一度点いた症状は間隔を詰めて再発することが多いので、消えているうちに点検を受けておくと切り分けが楽になります。
- 警告灯が点いていると車検は通りませんか
- エンジンやブレーキ、エアバッグなどの警告灯が点灯したままだと、その時点で通らない検査項目があります。車検前に原因を直しておくのが確実です。
- 点検のときに何を伝えればいいですか
- 点いた警告灯の絵柄、点いたタイミング(始動直後か走行中か)、消えるかどうか、そのとき音やエアコンに変化があったかを伝えてください。写真を撮っておくと役立ちます。
事例(こうだったから、こうして直った)
集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。
他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。
| 型式・年式 | 走行 | 他の症状 | 原因・交換した部品 | 費用 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| GP6 2018年式 | 108,000km | アイドリング不調・振動 | イグニッションコイル | — | 国交省 |
| GP5 2013年式 | 78,349km | — | イグニッションスイッチ | — | 国交省 |
| GP5 2016年式 | 47,709km | — | イグニッションスイッチ | — | 国交省 |
| GP5 2016年式 | 54,553km | — | イグニッションスイッチ | — | 国交省 |
| GP5 2013年式 | 87,100km | — | イグニッションスイッチ | — | 国交省 |
| GE6 2012年式 | 70,000km | エンジンからの異音、エンスト・走行中に止まる | エンジンオイル | — | 国交省 |
| GK3 2018年式 | 2,200km | 加速しない・パワーが出ない | ABS・ブレーキ制御コンピューター | — | 国交省 |
| GP6 2016年式 | 1,600km | ブレーキ警告灯点灯、走行不能・走れない | 配線・コネクタ(断線・接触不良) | — | 国交省 |
| GP5 2014年式 | 3,644km | エアコンの風が出ない・弱い | バッテリー | — | 国交省 |
| GP5 2013年式 | 900km | ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い | ECU(コンピューター) | — | 国交省 |
| GE6 2010年式 | 1,000km | — | メーターパネル・基板 | — | 国交省 |
費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。
自分で直す人向け: 部品を探す
1位の部品名で検索します。適合は型式・類別で必ず確認してください。
出典
- 国土交通省 自動車不具合情報ホットライン(11件)
「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成
本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12
本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。
