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ホンダ

フィットでギアが入らない・動かない

走行を控えて点検
1位CVT(無段変速機)44%2位クラッチ25%3位DCT(デュアルクラッチ変速機)19%

まず疑うのはCVT(無段変速機)です。フィットでシフトレバーを動かしてもギアが入らない、Dに入れても前に進まないという症状は、変速機まわりの不具合が最も多く挙がっています。次にクラッチ、そして数は少ないもののECU(コンピューター)、配線・コネクタの接触不良と続きます。レバーが動くかどうか、警告灯が点いているかどうかで、見る方向がかなり絞れます。

全国の整備事例16件を集計
エンジン別に見るLEB8件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位CVT(無段変速機)7件 44%
見分け方(自分で確認できること)
Dに入れてもアクセルを踏んだ回転だけ上がって前に出ない、発進時に一拍遅れてからつながる、走行中に滑るような感覚がある、といった出方が多いです。停車から動き出すときにガクッとした衝撃が出る、以前よりうなるような音が大きい、というのも手がかりになります。シフト表示やエンジン系の警告灯が一緒に点くこともあるので、点いた絵柄を覚えておいてください。
放置するとどうなる
滑ったまま走ると内部の摩耗が進み、最後は前にも後ろにも動かなくなることがあります。発熱でオイルが傷み、周辺の部品まで傷めることもあります。
出やすい年式・距離
2003〜2009年式、走行 57,500〜93,500km(中央値 82,107km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位クラッチ4件 25%
見分け方(自分で確認できること)
マニュアル車なら、ペダルを踏んだ感触が軽すぎる・スカスカする、床まで踏んでもギアが入りにくい、といった変化が目印です。ハイブリッドなど自動でクラッチをつなぐタイプでは、発進の瞬間にブルブルという震え(ジャダー)が出る、坂道でつながるまで間がある、といった出方をします。半クラッチの匂い(焦げたような匂い)に気づくこともあります。
放置するとどうなる
つながりが悪いまま使うと摩耗が早まり、発進そのものができなくなることがあります。周辺の部品にも負担がかかります。
出やすい年式・距離
2014〜2018年式、走行 40,541〜87,480km(中央値 69,842km)。比較的新しめの年式でも報告があり、走行距離が伸びた個体に見られます。
3位DCT(デュアルクラッチ変速機)3件 19%
出やすい年式・距離
2013〜2014年式、走行 57,040〜175,600km(中央値 90,000km)

その他の事例(各1件): ECU(コンピューター)、配線・コネクタ(断線・接触不良)

ここに挙げたのは症状から絞り込むための順番です。同じ「ギアが入らない」でも、原因になっている箇所は車ごとに違います。確定は点検で。

よくある質問

ギアが入らないまま、少しなら走って大丈夫ですか。
おすすめしません。動くうちに近くの工場へ、というのも一つですが、走行中につながらなくなると交差点や坂道で立ち往生します。前に進むが滑る感じがある、という段階ならすでに内部が傷んでいることがあります。動かせない場合は無理をせず、積載車での移動をご検討ください。
修理にはどれくらいかかりますか。
どこが原因かで大きく変わります。配線やコネクタの接触なら短時間で済むこともあります。変速機やクラッチの本体に及ぶ場合は部品の手配が必要で、預かりが数日単位になることが多いです。まず点検で範囲を確定してから、日数の見通しをお伝えします。
オイルを交換すれば直りますか。
変速機のオイルの汚れが症状に関わっていることはありますが、すでに内部が傷んでいる状態で交換しても改善しないことがあります。交換で様子を見るかどうかも、中の状態を確認したうえで判断します。
この状態で車検は通りますか。
シフトが正しく入らない、表示と実際のギアが一致しないといった状態は、検査以前に安全に走行できません。車検の前に修理が必要になります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
GP5 2019年式58,084km走行不能・走れないクラッチ国交省
GP5 2015年式90,000km回転だけ上がって進まない(滑り)クラッチ国交省
GP5 2013年式100,000kmECU(コンピューター)国交省
GP5 2014年式33,023km警告灯点灯(種類不明)クラッチ国交省
GP5 2014年式81,600km走行中に電源が落ちる・システム停止クラッチ国交省
GP5 2014年式90,000kmDCT(デュアルクラッチ変速機)国交省
GE6 2013年式90,000km回転だけ上がって進まない(滑り)、変速ショック・ギクシャクCVT(無段変速機)国交省
GP5 2014年式197,000kmDCT(デュアルクラッチ変速機)国交省
GP5 2013年式48,800kmDCT(デュアルクラッチ変速機)国交省
GD3 2005年式60,000kmCVT(無段変速機)国交省
GD2 2005年式90,000kmCVT(無段変速機)国交省
GD1 2002年式97,000km走行不能・走れないCVT(無段変速機)国交省
GD1 2005年式74,214km回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
GD3 2002年式47,300km配線・コネクタ(断線・接触不良)国交省
GD1 2004年式55,000kmエンジンからカンカン・ノッキング音CVT(無段変速機)国交省
GD1エンジンからカンカン・ノッキング音CVT(無段変速機)国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。