ホンダエンジン L13A
フィット(L13A)で変速ショック・ギクシャク
早めに点検
1位CVT(無段変速機)88%2位AT(オートマチック)6%3位クラッチ6%
まず疑うのはCVT(無段変速機)です。フィットの変速ショック・ギクシャクで集まった情報は、その大半がCVTに関するもので、残りはAT(オートマチック)とクラッチが少数です。これらは国の不具合情報窓口への申告が中心なので、「どんな訴えが多いか」を整理したうえで、ご自身の車で同じことが起きていないかを見分ける手がかりをお伝えします。
全国の整備事例16件を集計
他のエンジン・全体全エンジン19件
疑う順
修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。
1位CVT(無段変速機)14件 88%
- 見分け方(自分で確認できること)
- 発進のときに一拍おいて「ドン」とつながる、低速で流しているときにガクガクと引っかかる感じが出る、アクセルを戻して再び踏んだ瞬間に軽い衝撃がある、といった出方が多いです。エンジンの回転だけ先に上がって車速がついてこない感じや、暖まる前だけ症状が強く出て走っているうちに薄れる、という変化も手がかりになります。メーターに変速機関連やエンジンの警告灯が点いていないかも見てください。
- 放置するとどうなる
- ギクシャクしたまま乗り続けると内部の消耗が進み、加速しにくくなったり、走れなくなったりすることがあります。オイルの状態が悪いまま使うと、周りの部品にも負担がかかります。
- 出やすい年式・距離
- 2002〜2010年式、走行 9,967〜104,900km(中央値 45,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で目立ちますが、距離がまださほど伸びていない個体の訴えもあります。
2位AT(オートマチック)1件 6%
- 見分け方(自分で確認できること)
- 段が切り替わる瞬間にはっきりした突き上げがある、特定の速度域でだけ決まってショックが出る、という出方です。CVTと違って「段が変わる」感覚があるかどうかが目安になります。シフトレバーをDに入れた瞬間の衝撃が以前より大きくなっていないかも見てください。
- 放置するとどうなる
- ショックが強いまま使うと内部の摩耗が進み、変速が決まらなくなることがあります。
その他の事例(各1件): クラッチ
ここに挙げたのは症状から絞り込むための順番です。同じギクシャクでも、車ごとに元になっている箇所は違います。確定は点検で。
よくある質問
- ギクシャクしたまま走っても大丈夫ですか
- 短い距離をゆっくり移動する程度なら走れることが多いです。ただし症状が出るたびに内部は消耗していきます。加速しない、異音が増える、警告灯が点いたという変化があれば、そのまま走り続けずに点検を受けてください。
- オイル(フルード)を替えれば直りますか
- 状態によっては変化が出ることもありますが、替えれば必ず直るとは言えません。逆に、傷みが進んだ状態で入れ替えると症状の出方が変わる場合もあります。交換の履歴と今の症状を伝えて、判断してもらうのが確実です。
- 車検は通りますか
- 車検は保安基準に沿った検査なので、変速のショックそのものが直接の合否になるとは限りません。ただし警告灯が点いている場合や、走行に支障が出ている場合は別です。車検の機会にあわせて見てもらうとよいです。
- 修理はどれくらいかかりますか
- 点検で場所を絞るところまでは比較的短く済みます。その先は、内部の整備で収まるのか、ユニットごと載せ替えるのかで日数が変わります。部品の手配が入ると預かりが長くなることもあるので、代車の要否を先に相談しておくと安心です。
事例(こうだったから、こうして直った)
集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。
他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。
| 型式・年式 | 走行 | 他の症状 | 原因・交換した部品 | 費用 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| GE6 2013年式 | 90,000km | 回転だけ上がって進まない(滑り)、ギアが入らない・動かない | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2005年式 | 60,000km | — | クラッチ | — | 国交省 |
| GD1 2005年式 | 81,000km | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2001年式 | 50,000km | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD2 | 40,000km | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 | — | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2002年式 | 104,000km | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GE6 2010年式 | — | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2001年式 | 33,540km | 加速しない・パワーが出ない、エンジンからカンカン・ノッキング音 | AT(オートマチック) | — | 国交省 |
| GD1 2006年式 | 7,400km | 走行中のハンドル・車体の振動、エンジンからカンカン・ノッキング音 | CVT(無段変速機)(未解決) | — | 国交省 |
| GD1 2002年式 | 33,071km | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GE6 2009年式 | 3,000km | エンスト・走行中に止まる | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2002年式 | 108,960km | 回転だけ上がって進まない(滑り) | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2002年式 | 105,000km | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2004年式 | 36,000km | ミッション・CVTからの異音 | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
| GD1 2005年式 | 36,000km | — | CVT(無段変速機) | — | 国交省 |
費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。
自分で直す人向け: 部品を探す
1位の部品名で検索します。適合は型式・類別で必ず確認してください。
出典
- 国土交通省 自動車不具合情報ホットライン(16件)
「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成
本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12
本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。
