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ホンダエンジン L13A

フィット(L13A)でエンスト・走行中に止まる

走行を控えて点検
1位イグニッションコイル56%2位スパークプラグ17%3位ECU(コンピューター)11%

まず疑うのはイグニッションコイル(点火の火花を作る部品)です。L13Aのフィットで走行中に止まる、エンストするという相談では、点火系がいちばん上位に来ます。次にスパークプラグ、その先にECU(コンピューター)、CVT、EGRバルブと続きます。

全国の整備事例18件を集計
他のエンジン・全体全エンジン29件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位イグニッションコイル10件 56%
見分け方(自分で確認できること)
加速の途中やアイドリング中に、車体がガクガクと震えてから止まる。エンジン警告灯が点いたり消えたりする。雨の日や湿気の多い日に出やすい、止まってしばらく置くとまたかかる、という出方も手がかりです。信号待ちで振動が大きくなる感じがあれば、点火が抜けているサインのことがあります。
放置するとどうなる
火花が飛ばない状態で走り続けると、燃え残った燃料が排気側に流れて触媒(排気をきれいにする部品)を傷めます。走行中に止まる回数も増えていきます。
出やすい年式・距離
2003〜2007年式、走行 41,400〜90,500km(中央値 60,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位スパークプラグ3件 17%
見分け方(自分で確認できること)
エンストの前から、アイドリングのばらつきや加速のもたつき、燃費の悪化がじわじわ出ていることが多いです。前回いつプラグを替えたか思い出せない、交換記録が見当たらない、という場合は候補に入ります。コイルと症状の出方が似ているので、単独では見分けにくい部分です。
放置するとどうなる
点火が弱いまま走ると、コイル側にも負担がかかって連鎖して傷むことがあります。燃え残りで触媒に負担が出ることもあります。
出やすい年式・距離
2003〜2007年式、走行 74,121〜115,321km(中央値 106,607km)。走行距離がかなり伸びた個体に多い傾向です。
3位ECU(コンピューター)2件 11%
見分け方(自分で確認できること)
点火系を替えても症状が変わらない、止まり方が毎回バラバラ、複数の警告灯が同時に出たり消えたりする、といった場合の候補です。メーターの表示が一瞬おかしくなる、キーを入れ直すと何事もなかったように直る、という出方もあります。
放置するとどうなる
予測できないタイミングで止まるため、再始動できずその場から動かせなくなることがあります。

その他の事例(各1件): CVT(無段変速機)、EGRバルブ

ここに挙げたのは疑う順番の目安です。同じ「止まる」でも、止まるタイミングや前後の違和感で候補は変わります。確定は点検で。

よくある質問

走行中に止まりました。このまま自走して大丈夫ですか。
おすすめしません。一度止まった車は同じことを繰り返すことが多く、交差点や高速道路で止まると危険です。再始動できても、安全な場所に寄せてから相談してください。動かせない場合はレッカーを手配したほうが安心です。
エンジン警告灯が点いていません。それでも点火系を疑いますか。
疑います。症状が一瞬で消えるタイプだと、警告灯が点かない、または点いてすぐ消えることがあります。記録として残っている場合もあるので、警告灯の有無だけで判断はできません。
修理にはどのくらいかかりますか。
原因がどこかで変わります。点火系であれば部品の在庫があればその日のうちに終わることが多く、ECUやCVTが絡むと日数がかかります。まずは点検で原因を絞るところからです。
この状態で車検は通りますか。
エンストそのものは検査項目ではありませんが、警告灯が点いたままだと通りません。排気のガス検査に引っかかることもあるので、車検前に直しておくのが無難です。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
GE6 2012年式70,000kmエンジンからの異音、警告灯が複数・全部つくエンジンオイル国交省
GD1 2006年式69,000km失火・ガクガクする、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯イグニッションコイル国交省
GD1 2006年式50,000kmエンジンからカンカン・ノッキング音イグニッションコイル国交省
GD1 2007年式65,000kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯イグニッションコイル国交省
GD1 2007年式106,607kmアイドリング不調・振動スパークプラグ国交省
GD1失火・ガクガクするイグニッションコイル国交省
GD1 2007年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯イグニッションコイル国交省
GD1 2006年式66,000kmスパークプラグ国交省
GD1 2003年式40,000km加速しない・パワーが出ないイグニッションコイル国交省
GD1 2006年式43,162kmアイドリング不調・振動EGRバルブ国交省
GD1 2006年式80,000kmアイドリング不調・振動イグニッションコイル国交省
GD1 2003年式115,000kmブレーキの効きが悪い・ペダルが深い、ハンドルが重いイグニッションコイル国交省
GD1 2002年式117,500kmエンジンからカンカン・ノッキング音スパークプラグ(未解決)国交省
GD1 2004年式90,861kmECU(コンピューター)国交省
GD1 2003年式61,300kmアイドリング不調・振動、エンジンからカンカン・ノッキング音ECU(コンピューター)国交省
GD242,000kmイグニッションコイル国交省
GE6 2009年式3,000km変速ショック・ギクシャクCVT(無段変速機)国交省
GD1 2006年式55,000kmイグニッションコイル国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。