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ホンダ

フィットで加速しない・パワーが出ない

早めに点検
1位イグニッションコイル25%2位CVT(無段変速機)15%3位DCT(デュアルクラッチ変速機)15%

まず疑うのはCVT(無段変速機)です。アクセルを踏んでも回転だけ上がって前に出ない、という出方が多く、次に多いのがイグニッションコイル(点火の電気を作る部品)で、こちらは加速中の息つきや振動を伴います。その先にABS・ブレーキ制御コンピューター、AT(オートマチック)、クラッチと続きます。フィットの「加速しない」は、力を伝える側(変速機)と、燃やす側(点火)のどちらかに分かれることが多い症状です。

全国の整備事例20件を集計
エンジン別に見るL13A8件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位イグニッションコイル5件 25%
見分け方(自分で確認できること)
加速の途中で一瞬つんのめる、アイドリングで車体が小刻みに震える、エンジン警告灯が点いたり点滅したりする、というときはこちらを疑います。回転だけがきれいに上がるのではなく、力が途切れる感じがするのが特徴です。雨の日や湿気の多い朝に出やすいという声もあります。
放置するとどうなる
燃え残った燃料が排気側に流れ、触媒(排気をきれいにする部品)を傷めることがあります。警告灯が点滅している状態が続くと出力が絞られることもあります。
出やすい年式・距離
2004〜2010年式、走行 34,000〜99,000km(中央値 49,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位CVT(無段変速機)3件 15%
見分け方(自分で確認できること)
アクセルを踏むとエンジンの回転だけが上がり、速度がついてこない。発進のときにワンテンポ遅れる、坂道で滑るような感じがする、というときは変速機側の手がかりです。走り出しにガクッとした揺れが出る、変速のときに以前より大きな音がする、といった変化も見てください。メーターに変速機やエンジンの警告表示が出ることもあります。
放置するとどうなる
滑ったまま走ると内部の傷みが進み、走れなくなることがあります。発熱でオイルが劣化し、修理の範囲が広がることもあります。
出やすい年式・距離
2002〜2010年式、走行 10,080〜62,320km(中央値 50,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
3位DCT(デュアルクラッチ変速機)3件 15%
出やすい年式・距離
2013〜2015年式

その他の事例(各1件): ABS・ブレーキ制御コンピューター、AT(オートマチック)

ここに挙げたのは症状から絞り込むための疑う順番です。同じ「加速しない」でも、絡んでいる箇所は車ごとに違います。確定は点検で。

よくある質問

このまま走っても大丈夫ですか。
短い距離をゆっくり移動する程度なら動くことは多いですが、加速が鈍い状態は合流や追い越しで危険です。警告灯が点いている、点滅している、焦げたにおいがする場合は無理に走らず、早めに点検を受けてください。
修理はどのくらいかかりますか。
点火まわりの部品交換なら比較的短く済むことが多く、変速機の内部に手を入れる場合は部品の手配も含めて日数がかかります。まず何が絡んでいるかを見てからの案内になります。
車検は通りますか。
エンジン警告灯が点いたままだと検査で指摘されます。加速が鈍いこと自体より、警告灯の状態や排気の数値が判断の分かれ目になりますので、車検前に点検しておくと安心です。
整備工場に何を伝えればいいですか。
どの場面で力が出ないか(発進時か、加速の途中か、坂道か)、回転だけ上がるのか息つきするのか、警告灯の有無を伝えてください。切り分けが早くなります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
GP5 2018年式80,000kmエンジンからの異音クランクシール・カムシール国交省
GP5 2018年式74,711kmクラッチ国交省
GP6 2015年式160,000km警告灯点灯(種類不明)、焦げ臭い・ゴム臭いDCT(デュアルクラッチ変速機)国交省
GP5 2013年式52,400kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯DCT(デュアルクラッチ変速機)国交省
GP5 2014年式47,800kmエンジンがかからない(セルが回らない)燃料ポンプ国交省
GK3 2018年式2,200km警告灯が複数・全部つくABS・ブレーキ制御コンピューター国交省
GP1160,000kmコンロッド(エンジン内部破損)国交省
GP5 2013年式DCT(デュアルクラッチ変速機)国交省
GE6 2012年式30,000kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、ABS・横滑り警告灯点灯イグニッションコイル国交省
GK3 2013年式8,000kmエンスト・走行中に止まるスパークプラグ国交省
GK3 2013年式ECU(コンピューター)国交省
GD1 2003年式40,000kmエンスト・走行中に止まるイグニッションコイル国交省
GD1 2006年式60,000kmイグニッションコイル国交省
GD3 2006年式125,000kmエンジンからガラガラ・カラカラ音イグニッションコイル国交省
GP1 2011年式100km警告灯点灯(種類不明)、回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
GD1 2006年式65,400km回転だけ上がって進まない(滑り)CVT(無段変速機)国交省
GD1 2006年式49,000km失火・ガクガクするイグニッションコイル国交省
GD1 2001年式33,540km変速ショック・ギクシャク、エンジンからカンカン・ノッキング音AT(オートマチック)国交省
GD2 2003年式61,000km配線・コネクタ(断線・接触不良)国交省
GD1 2001年式50,000kmCVT(無段変速機)国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。