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ダイハツ

タントで部品の破損・脱落

この症例は「特殊事例」です。修理で直す故障というより、製造上の不具合として国土交通省などへの申告が多い事象を整理しています。

走行を控えて点検
1位ブラケット・ステー27%2位オルタネーター(発電機)20%3位ボールジョイント7%

まず挙がりやすいのはブラケット・ステー(部品を車体に留めている金具)の割れや外れ、次にオルタネーター(発電機)の取り付け部まわりの破損です。そのあとにボールジョイント、ベルトテンショナー、ボディパネルと続きます。これは修理で直す不調というより、国の不具合情報窓口に寄せられた申告として目立つ事象の整理です。ここでは、ご自身のタントで同じことが起きていないか確かめる手がかりと、気づいたときの相談先をお伝えします。

全国の整備事例15件を集計
エンジン別に見るEF10件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位ブラケット・ステー4件 27%
見分け方(自分で確認できること)
部品を車体につないでいる金具です。段差や荒れた路面で「カタッ」「ゴトッ」と今までしなかった音が出る、エンジンをかけた直後や停車中のアイドリングで車体にビリビリした振動が伝わる、といった変化が手がかりになります。停めた状態で、マフラーや荷室の装備、外装のパーツを手で軽く揺すってみて、片側だけグラつく、前より大きく動く、留め具のまわりに赤茶けた粉やサビが浮いている、といった様子があれば早めに見てもらってください。
放置するとどうなる
留めている部品が下がったり外れたりして、近くの配線やホースを傷めることがあります。走行中に落ちると後続車にも影響します。
出やすい年式・距離
2004〜2009年式、走行 33,137〜85,621km(中央値 78,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で挙がりやすい傾向です。
2位オルタネーター(発電機)3件 20%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンで回して電気を作る部品です。エンジンルームの奥から「ウィーン」「ゴロゴロ」と回転に合わせた音が出る、アイドリングでヘッドライトがちらつく、メーターにバッテリーの形をした警告灯が点く、といった出方をします。停車中にボンネットを開けて、ベルトのかかっている部分が普段より白っぽい粉を吹いていないか、周囲に金属の削れた跡がないかを目で見るだけでも手がかりになります。エンジンが回っているときは手を近づけないでください。
放置するとどうなる
発電が不安定になると電気が足りなくなり、走行中に止まってしまうことがあります。バッテリーにも負担がかかります。
出やすい年式・距離
2004〜2006年式、走行 35,734〜109,040km(中央値 77,200km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で挙がりやすい傾向です。

その他の事例(各1件): ボールジョイント、ベルトテンショナー、ボディパネル・車体

ここに挙げたのは、あくまで申告として多い事象の整理です。同じ音や違和感でも、元になっている箇所は車ごとに違います。気づいたときの状況(音の出るタイミング、警告灯の有無)を控えたうえで、確定は点検で。

よくある質問

気づいたら、どこに相談すればいいですか。
まずは購入した販売店か、お近くの整備工場でご相談ください。製造上の不具合が疑われる内容であれば、メーカーのお客様相談窓口に連絡すると、対応の有無を確認してもらえます。あわせて国土交通省の自動車不具合情報ホットラインに申告しておくと、同じ症状の情報が集まる仕組みになっています。
音やがたつきに気づいた状態で、そのまま走っても大丈夫ですか。
短い距離をゆっくり移動する程度であればともかく、部品の外れが疑われるときは自己判断で走り続けないでください。特に足まわりやベルトまわりの音は、進むと走行そのものに関わります。速度を控え、早めに点検の予約を取ることをおすすめします。
この状態で車検は通りますか。
部品の割れや脱落、足まわりのがたつきは、そのままでは車検の検査で指摘される可能性があります。継続して使うなら、検査の前に該当箇所を直しておく流れが一般的です。
修理にはどのくらいかかりますか。
留め具の交換のように部品が手に入れば当日で終わるものから、周辺部品を外す必要があり日をまたぐものまで幅があります。部品の取り寄せが必要かどうかで変わるので、まず現車を見てもらってから見通しをお伝えする形になります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
LA600S 2014年式72,287kmウォーターポンプ国交省
L350 2007年式189,900km雨漏り・室内が濡れるルーフ・溶接部国交省
L375S 2008年式140,000km走行不能・走れないボールジョイント国交省
LA650Sドアラッチ・ドアハンドル国交省
L350 2007年式75,000kmインテークマニホールド国交省
L385S 2010年式87,526km車の下からビビリ・カタカタ音ブラケット・ステー国交省
L350 2004年式78,000kmブラケット・ステー国交省
L350 2007年式117,000kmオルタネーター(発電機)国交省
L350 2004年式77,200kmオルタネーター(発電機)国交省
L385Sスライドドアモーター・ケーブル国交省
L360錆・腐食ボディパネル・車体国交省
L350 2005年式ブラケット・ステー国交省
L360 2004年式62,231kmベルトテンショナー国交省
L350 2004年式25,368kmオルタネーター(発電機)国交省
L350 2006年式21,921kmブラケット・ステー国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。