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トヨタ

プリウスでブレーキ時のゴーゴー・ゴリゴリ音

早めに点検
1位ブレーキブースター50%2位ブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)33%3位ドライブシャフト17%

まず疑うのはブレーキブースター(踏む力を助ける部品)で、集めた事例では最も多くを占めます。次にブレーキアクチュエータ(ハイブリッドのブレーキを電子制御するユニット)、そしてドライブシャフトと続きます。プリウスのブレーキ時のゴーゴー・ゴリゴリ音は、ブレーキを踏んだときだけ鳴るのか、走っている間ずっと鳴っているのかで方向が分かれます。

全国の整備事例6件を集計海外の事例 12件(別集計)

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位ブレーキブースター3件 50%
見分け方(自分で確認できること)
ブレーキを踏んだとき、または踏んだ後に「ウーン」「ゴー」というポンプの作動音が長く続く、鳴る回数が増えたと感じる場合が手がかりです。ペダルが以前より硬い、逆に深く沈むなど感触の変化が一緒に出ることもあります。ブレーキ・ABS・横滑り防止の警告灯がそろって点いていないかも見てください。
放置するとどうなる
踏む力を助ける働きが弱まり、同じ力で踏んでも止まるまでの距離が伸びることがあります。警告灯が点いたままだと他の制御も働きにくくなります。
2位ブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)2件 33%
見分け方(自分で確認できること)
停車直前のブレーキで「ゴリゴリ」「ガタガタ」とペダルに伝わる感触があるか、電源を入れた直後のポンプ音がいつもより長いかを確認します。回生ブレーキから通常のブレーキに切り替わる低い速度域で音や引っかかりが出やすいのが特徴です。ブレーキ関係の警告灯が同時に点くこともあります。
放置するとどうなる
ブレーキの効き方が場面によってばらつき、踏み替えたときに戸惑うことがあります。警告灯が点いた状態が続くと、関連する制御が止まったままになります。

その他の事例(各1件): ドライブシャフト

ここに挙げたのは疑う順番の目安です。同じ音でも原因になっている箇所は車ごとに違います。音の出るタイミング(ブレーキ時だけか、走行中ずっとか)を伝えたうえで、確定は点検で。

よくある質問

音がしますが、このまま走って大丈夫ですか。
ブレーキ関係の警告灯が点いている、ペダルの感触が明らかに変わった、止まるまでが長く感じる、のいずれかがあるときは長距離の走行は控えてください。音だけで感触に変化がない場合も、早めに見てもらうほうが確認は簡単です。
パッドの減りを知らせる音とは違うのですか。
パッドが薄くなると金属がこすれる高い音が出るのに対し、ここで挙げた候補は低く重い音や、ペダルに伝わる振動として感じられることが多いです。ただし音だけでは分かれないので、鳴るタイミングを整備士に伝えてください。
直るまでどれくらいかかりますか。
どの部品かで変わります。部品の在庫があるかどうかでも変わるため、まず点検で原因の当たりを付けてから日程の相談になります。
車検は通りますか。
ブレーキの効きや警告灯の状態によります。警告灯が点いたままだと指摘の対象になりますので、車検前に点検を受けておくと手戻りが少なく済みます。

海外仕様との違い

生産工場は国内向けと同じ

海外向けも日本製(堤(愛知))で、エンジンやハイブリッド機構などの主要部品は国内向けと共通です。

くわしく(燃料・規制・使い方の違い)
  • 米国向けプリウスも日本(堤工場)製で、HVバッテリー・インバーター・ブレーキアクチュエータ・EGRといった主要部品は国内向けと同じです。
  • 違うのは燃料(米国はE10ガソリン)、排ガス規制、走行距離の伸び方(長距離通勤や配車サービスで距離が伸びやすい)と気候です。
  • 国内では走行距離が伸びる前に中古輸出される車が多く、距離が伸びてから出る持病(例: 30系のヘッドガスケット)は海外の申告で先に目立ちます。国内でも距離が伸びた車では同じ見方が要ります。
  • 米国は申告の窓口(NHTSA)と大きなオーナー掲示板があるため件数が多く出ます。件数の多さ=壊れやすさではありません。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
ZVW51 2016年式120,000km曲がるときカリカリ・カタカタ音ドライブシャフト国交省
NHW20 2007年式100,000kmブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)国交省
ZVW30 2010年式150,000kmブレーキブースター国交省
ZVW30 2009年式171,600kmブレーキブースター国交省
NHW20 2004年式41,200kmブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)国交省
ZVW30ブレーキブースター整備ブログ
海外の事例 12件を見る
型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
NHW20 2008年式ブレーキの効きが悪い・ペダルが深いブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)米NHTSA
NHW20 2008年式走行中に電源が落ちる・システム停止、ハンドルが重いメーターパネル・基板、パワーステアリング(ポンプ・モーター)米NHTSA
NHW20 2007年式ABS・横滑り警告灯点灯ブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)米NHTSA
ZVW30 2010年式ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い、アイドリング不調・振動、ブレーキ時のハンドル振動・ジャダーブレーキブースター米NHTSA
NHW20 2006年式321,800kmステアリングインターミディエイトシャフト、ブレーキパッド米NHTSA
ZVW30 2010年式錆・腐食ブレーキパッド、ブレーキローター(ディスク)米NHTSA
NHW11 2002年式70,090km錆・腐食、走行不能・走れないブレーキパッド、ブレーキローター(ディスク)米NHTSA
NHW20 2007年式ABS・横滑り警告灯点灯、ライト・ランプが点かないヘッドライトバルブ米NHTSA
NHW11 2003年式ハンドルが激しく振動する・勝手に動くステアリングインターミディエイトシャフト米NHTSA
NHW11 2002年式ブレーキパッド、ブレーキローター(ディスク)米NHTSA
NHW11 2003年式エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中に電源が落ちる・システム停止、走行不能・走れないインテークマニホールド、ハイブリッドトランスアクスル米NHTSA
NHW11 2001年式221,653kmハブベアリング米NHTSA

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。