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トヨタエンジン 20系 1.5L ハイブリッド

プリウス(20系)でブレーキの効きが悪い・ペダルが深い

整備士のひとこと(監修:株式会社たま)

20系でブレーキ警告+効かない、はABSユニット。再始動すると一時的に消えるが、繰り返すうちに完全に効かなくなった例がある。消えても走らせない。

まず疑うのはABSユニット(アクチュエータ)です。次にABS・ブレーキの制御コンピューター。20系で走行中に警告灯と警報が鳴ってブレーキが急に効かなくなる事例は、この2つに集中しています。30系と違って電動アクチュエータの例は少数です。

全国の整備事例6件を集計海外の事例 62件(別集計)

疑う順

1位ABSユニット3件 50%
見分け方(自分で確認できること)
走行中に警告音とABS(橙)・ブレーキ(赤)の灯がつき、ペダルを踏み込んでも抜けるように効かない。エンジンを再始動すると一時的に消えることがあります。
放置するとどうなる
再発を繰り返すうちに、突然まったく効かなくなった例があります。
修理費の目安
費用の記載がある事例が少ないため、目安は載せていません
出やすい年式・距離
2005〜2010年式、走行 123,625〜233,400km(中央値 175,000km)。走行距離が伸びた個体に集中しています。
2位ABS・ブレーキ制御コンピューター2件 33%
見分け方(自分で確認できること)
警告と一緒に制動力が極端に落ちる。ユニットと見分けにくく、診断機の故障コードで切り分けます。
修理費の目安
費用の記載がある事例が少ないため、目安は載せていません
3位ブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)1件 17%
見分け方(自分で確認できること)
20系でも電動アクチュエータの不良でブレーキが効かなくなった例が1件あります。
修理費の目安
費用の記載がある事例が少ないため、目安は載せていません

確定は点検で。故障コードを読めばユニットか制御側かはすぐ分かります。

よくある質問

再始動したら消えた。走っていい?
いけません。同じ出方で、繰り返すうちに効かなくなった事例があります。積載で運んでください。

海外仕様との違い

生産工場は国内向けと同じ

海外向けも日本製(堤(愛知))で、エンジンやハイブリッド機構などの主要部品は国内向けと共通です。米国の申告データに付くVIN11,161件のうち97%が日本製を示す「J」始まりでした。

  • 米国向けプリウスも日本(堤工場)製で、HVバッテリー・インバーター・ブレーキアクチュエータ・EGRといった主要部品は国内向けと同じです。
  • 違うのは燃料(米国はE10ガソリン)、排ガス規制、走行距離の伸び方(長距離通勤や配車サービスで距離が伸びやすい)と気候です。
  • 国内では走行距離が伸びる前に中古輸出される車が多く、距離が伸びてから出る持病(例: 30系のヘッドガスケット)は海外の申告で先に目立ちます。国内でも距離が伸びた車では同じ見方が要ります。
  • 米国は申告の窓口(NHTSA)と大きなオーナー掲示板があるため件数が多く出ます。件数の多さ=壊れやすさではありません。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-11 更新日:2026-09-11

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。