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日産

セレナでエンジンからの異音

早めに点検
1位オルタネーター(発電機)70%2位CVT(無段変速機)10%3位エンジンマウント6%

まず疑うのはオルタネーター(発電機)です。セレナでエンジンルームからの異音という相談では、この部分が大きく偏って挙がっています。次にCVT(無段変速機)、そしてエンジンマウント、燃料タンク・サクションチューブ、インジェクターと続きます。音が出る場面(エンジンをかけた直後か、走り出してからか、アイドリングのときだけか)と、音の種類(ヒュルヒュル、ゴロゴロ、カタカタ)で、疑う方向はある程度絞れます。

全国の整備事例50件を集計

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位オルタネーター(発電機)35件 70%
見分け方(自分で確認できること)
アイドリング中にボンネットを開けると、ベルトの回っているあたりから「ヒュルヒュル」「ゴロゴロ」と連続した音が聞こえます。エンジンの回転を上げると音も一緒に高くなるのが特徴です。エアコンやヘッドライトを点けて電気を多く使ったときに音が変わる、バッテリーの警告灯(電池の形のマーク)が点いたり消えたりする、アイドリングのときにライトがちらつく、といった変化も手がかりになります。冷えている朝だけ鳴って、暖まると静かになることもあります。
放置するとどうなる
発電が追いつかなくなり、走行中に電気を使い切って止まってしまうことがあります。ベルトや周りの部品を傷めることもあります。
出やすい年式・距離
2012〜2015年式、走行 53,400〜113,274km(中央値 76,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く挙がっています。
2位CVT(無段変速機)5件 10%
見分け方(自分で確認できること)
止まっているときは静かなのに、走り出すと「ウォーン」とうなりが出て、速度に合わせて高く大きくなるかを見てください。アクセルを踏んでいるときと、離して惰性で走っているときで音の大きさが変わるのも特徴です。発進が一拍遅れる、滑るような感じがある、といった走りの変化が一緒に出ることもあります。停車してシフトをDに入れたときとNに入れたときで音が違うかも手がかりです。
放置するとどうなる
うなりが大きくなり、加速のもたつきや変速のショックにつながります。内部の傷みが進むと修理の範囲が広がります。
出やすい年式・距離
2001〜2011年式、走行 70,240〜105,260km(中央値 72,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体で目立ちます。
3位エンジンマウント3件 6%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンを車体に留めているゴム付きの部品です。信号待ちのアイドリングで「ブルブル」という揺れが足元やハンドルに伝わる、シフトをDやRに入れた瞬間に「ゴトッ」と音がする、発進や停止のときだけ「ドン」と来る、という出方をします。エアコンを入れて回転が下がったときに揺れが強まるかも見てください。走り出してしまえば気にならない、というのも特徴です。
放置するとどうなる
揺れが大きくなり、つながっているホースや配線に負担がかかります。ほかの部品を傷めることがあります。
4位燃料タンク・サクションチューブ2件 4%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンルームではなく、後席の下や車の後ろ側から音やガソリンのにおいを感じるのが特徴です。給油の直後や、燃料を多く入れたときに強く出ることがあります。駐車したあとに地面に燃料のシミがないかも見てください。においに気づいたら火気を避けてください。
放置するとどうなる
燃料がにじむ状態が続くと危険です。においや床下のシミに気づいた時点で早めの点検をおすすめします。
5位インジェクター2件 4%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンに燃料を噴く部品です。アイドリング中にボンネットを開けると「カチカチ」という細かい音が普段より大きく聞こえることがあります。信号待ちで車体が小刻みに揺れる、加速のときに一瞬もたつく、エンジンの警告灯が点く、燃費が以前より落ちた、といった変化を合わせて見てください。冷えているときだけ音や震えが強いこともあります。
放置するとどうなる
燃え方が安定しないまま走ると、力の落ちや燃費の悪化につながります。排気側の部品に負担がかかることもあります。

ここに挙げたのは、音の出方から絞り込むための疑う順番の目安です。同じ異音でも、鳴っている箇所は車ごとに違います。確定は点検で。

よくある質問

音が出ていますが、このまま走って大丈夫ですか。
音の種類によります。ベルトまわりから連続した音が出ていて、バッテリーの警告灯が点いたり消えたりしている場合は、発電が弱っている可能性があるため早めの点検をおすすめします。ガソリンのにおいを伴うときは火気を避け、走らせずにご相談ください。
どれくらいで直りますか。
部品の在庫があるかどうかで変わります。エンジンルームの外側に付いている部品なら短期間で終わることが多く、変速機の内部が絡む場合は預かりが長くなります。まずは点検して、見通しをお伝えします。
異音があると車検は通りませんか。
音そのもので合否が決まるわけではありません。ただし、燃料のにじみや排気の状態、警告灯が点いたままといった内容は検査に関わります。車検の前に見ておくと、日程に余裕を持てます。
点検のときに何を伝えればいいですか。
音の種類(ヒュルヒュル、ゴロゴロ、カタカタ)、出るタイミング(始動直後、アイドリング中、走行中)、冷えているときだけか、警告灯が点いたか、をメモして伝えてください。切り分けが早くなります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
GFNC27 2016年式69,059kmエンジン警告灯(チェックランプ)点灯、アイドリング不調・振動、焦げ臭い・ゴム臭いインジェクター国交省
C26 2011年式90,000km発煙(煙が出る)、エンスト・走行中に止まるアイドリングストップ用バッテリー国交省
GC27 2017年式21,173kmアイドリングストップしない・警告インジェクター国交省
HFC26 2015年式141,100kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2015年式88,000kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式100,100kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式69,849kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式48,000kmエンジンからの異音(冷間時)オルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式82,000kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式49,200km加速しない・パワーが出ない、焦げ臭い・ゴム臭いスターターモーター国交省
HFC26 2014年式114,056km警告灯点灯(種類不明)、発煙(煙が出る)、焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2015年式110,000kmナビ・メーターが再起動する・消える、走行不能・走れないオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2015年式45,620kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式80,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式84,950kmエンジンからカンカン・ノッキング音、エンジン警告灯(チェックランプ)点灯オルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式92,000kmオルタネーター(発電機)(未解決)国交省
HFC26 2014年式70,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式112,100kmエアコンが冷えないオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2012年式59,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2016年式47,000kmバッテリー警告灯点灯、警告灯点灯(種類不明)、焦げ臭い・ゴム臭い、発火・出火オルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2014年式73,000km部品の破損・脱落オルタネーター(発電機)(未解決)国交省
C25 2005年式160,000km燃料タンク・サクションチューブ国交省
HFC26 2013年式75,000kmオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2010年式70,600km回転だけ上がって進まない(滑り)、ギアが入らない・動かないCVT(無段変速機)国交省
HFC26 2013年式117,810kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2014年式76,169km警告灯点灯(種類不明)、焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式80,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式121,342kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式73,302kmオルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式76,000kmアイドリングストップしない・警告オルタネーター(発電機)国交省
HC26 2012年式93,000kmオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式60,300kmエンジンからガラガラ・カラカラ音オルタネーター(発電機)国交省
HC26 2013年式55,000kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2012年式69,000km焦げ臭い・ゴム臭いオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2011年式83,150km回転だけ上がって進まない(滑り)、走行不能・走れないCVT(無段変速機)国交省
FNC26 2012年式83,672kmエンスト・走行中に止まる、エンジンがかからない(セルが回らない)オルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式53,000kmバッテリー警告灯点灯、アイドリングストップしない・警告、警告灯が複数・全部つく、エアコンが冷えない、エンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2012年式60,000kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
HFC26 2013年式54,000kmアイドリングストップしない・警告オルタネーター(発電機)国交省
FC26 2012年式55,900kmエンスト・走行中に止まるオルタネーター(発電機)国交省
FNC26 2012年式83,000kmオルタネーター(発電機)国交省
FC26 2011年式69,883kmエンジンがかからない(セルが回らない)、走行不能・走れないオルタネーター(発電機)国交省
CC25 2007年式72,000km変速ショック・ギクシャクCVT(無段変速機)国交省
C25 2005年式120,000kmCVT(無段変速機)国交省
VNC24 2000年式261,000kmタイミングチェーン国交省
TC24 2005年式68,000km燃料タンク・サクションチューブ国交省
C25 2005年式53,000kmアイドリング不調・振動エンジンマウント国交省
PC24 1999年式70,000kmCVT(無段変速機)国交省
C25 2005年式47,000kmエンジンマウント国交省
走行中のハンドル・車体の振動エンジンマウント整備ブログ

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。