ホンダ
N-BOXでエンスト・走行中に止まる
走行を控えて点検
1位燃料ポンプ40%2位スターターモーター20%3位EGRバルブ10%
まず疑うのは燃料ポンプ(タンクからエンジンへ燃料を送る部品)です。次にスターターモーター、そのあとに車体まわり、EGRバルブ、イグニッションスイッチと続きます。ここでの並びは国の不具合情報窓口に寄せられた申告をまとめたもので、走行中に止まる症状は「燃料が届かない」系と「電気が途切れる」系のどちらかに分かれることが多いです。
全国の整備事例28件を集計
疑う順
修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。
1位燃料ポンプ12件 40%
- 見分け方(自分で確認できること)
- 止まる前に加速がもたつく、坂道や高速でだけ息つきする、といった前ぶれが出ることがあります。エンジンをかける前にキーをONにしたとき、後席の足元あたりから聞こえる「ウィーン」という短い作動音がいつもより小さい、または聞こえないときも手がかりです。止まった直後は再始動できず、しばらく置くとかかる、という出方もよく聞きます。
- 放置するとどうなる
- 出先で止まったまま動かせなくなり、積載車での移動が必要になることがあります。
- 出やすい年式・距離
- 2016〜2019年式、走行 22,240〜70,209km(中央値 36,050km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びてきた個体で申告が目立ちます。
2位スターターモーター6件 20%
- 見分け方(自分で確認できること)
- 走行中よりも「止まったあとにかからない」側で気づくことが多い部品です。キーを回しても『カチッ』と一度鳴るだけで回らない、セルの回り方が弱々しい、何度か回すとかかる、といった変化を見てください。アイドリングストップから復帰するときにいつもより間が空く場合も、様子を覚えておくと役立ちます。
- 放置するとどうなる
- かかったりかからなかったりが増え、最後はまったく始動できなくなることがあります。
- 出やすい年式・距離
- 2013〜2018年式、走行 39,602〜68,250km(中央値 55,568km)
3位EGRバルブ3件 10%
- 見分け方(自分で確認できること)
- 排気の一部を吸気側へ戻す弁です。信号待ちでアイドリングが揺れる、止まりそうになる、発進で一瞬もたつく、といった出方をします。エンジン警告灯が点いたり消えたりすることもあるので、点いた時の状況(暖気後か、走り出してすぐか)を控えておくと切り分けの助けになります。
- 放置するとどうなる
- アイドリングが不安定なまま走ると、燃焼の悪い状態が続いてほかの部品にも負担がかかります。
- 出やすい年式・距離
- 2014〜2018年式、走行 33,700〜88,420km(中央値 82,100km)
4位スパークプラグ2件 7%
その他の事例(各1件): ボディパネル・車体
ここに挙げたのは疑う順番の目安です。同じ「走行中に止まる」でも、きっかけになっている箇所は車ごとに違います。確定は点検で。
よくある質問
- 走行中に止まったことがあります。そのまま運転しても大丈夫ですか。
- 一度でも走行中に止まった車は、同じことが繰り返し起きると考えて動いてください。高速道路や交通量の多い道は避け、早めに点検の予約を取ることをおすすめします。止まった場合は無理に再始動を繰り返さず、安全な場所に寄せてから連絡してください。
- 止まる直前の様子は、どう伝えればいいですか。
- 「加速中か、減速中か、停車直前か」「エンジンが暖まってからか、かけてすぐか」「警告灯が点いたか、どの絵柄か」「そのあとすぐかかったか、時間を置いたらかかったか」。この4点を覚えておくだけで、燃料側か電気側かの絞り込みがかなり進みます。
- 修理にはどれくらいかかりますか。
- 部品が在庫にあるか、取り寄せになるかで変わります。症状が出たり出なかったりする場合は、再現を待つために車をお預かりする期間が長くなることもあります。日程の目安は、点検で原因の見当がついた段階でお伝えします。
- この症状のままで車検は通りますか。
- 検査のときにエンジンが正常にかかり、排出ガスなどの基準を満たしていれば通ること自体はあります。ただし走行中に止まる状態は安全に関わるので、車検とは別に原因を確かめておくべきものです。
事例(こうだったから、こうして直った)
集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。
他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。
| 型式・年式 | 走行 | 他の症状 | 原因・交換した部品 | 費用 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| JF3 2018年式 | 34,204km | エンジンがかからない(セルが回らない)、走行不能・走れない | スターターモーター | — | 国交省 |
| JF1 2014年式 | 90,000km | — | EGRバルブ | — | 国交省 |
| JF1 2012年式 | 70,788km | エンジンがかからない(セルが回らない) | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2019年式 | 21,600km | 失火・ガクガクする | EGRバルブ、燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF1 2015年式 | 45,000km | — | スターターモーター | — | 国交省 |
| JF4 2018年式 | 28,000km | エンジンがかからない(セルが回らない) | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF4 2018年式 | 65,000km | エンジンがかからない(セルが回らない) | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF1 2016年式 | 76,100km | — | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2019年式 | 36,852km | — | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2017年式 | 68,700km | — | スターターモーター | — | 国交省 |
| JF1 2014年式 | 67,800km | 加速しない・パワーが出ない | スターターモーター | — | 国交省 |
| JF3 2017年式 | 19,800km | — | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2019年式 | 29,000km | 加速しない・パワーが出ない、エンジンからカンカン・ノッキング音 | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2019年式 | 36,800km | 加速しない・パワーが出ない、エンジンがかからない(セルが回らない) | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2017年式 | 34,255km | 失火・ガクガクする、警告灯点灯(種類不明)、バッテリー警告灯点灯、エンジンがかからない(セルが回らない) | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2017年式 | 35,300km | エンジン警告灯(チェックランプ)点灯 | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2019年式 | 38,000km | — | 燃料ポンプ | — | 国交省 |
| JF3 2019年式 | — | — | ボディパネル・車体、イグニッションスイッチ | — | 国交省 |
| JF1 2015年式 | 54,136km | エンジンがかからない(セルが回らない) | スターターモーター | — | 国交省 |
| JF3 2018年式 | 49,037km | — | ヒューズ・リレー | — | 国交省 |
| JF1 2014年式 | 52,000km | — | ECU(コンピューター) | — | 国交省 |
| JF3 2018年式 | — | エンジンがかからない(セルが回らない) | エンジン制御コンピューター(未解決) | — | 国交省 |
| JF1 2014年式 | 53,000km | — | スロットルボディ | — | 国交省 |
| JF1 2012年式 | 57,000km | — | イグニッションスイッチ、スターターモーター | — | 国交省 |
| JF1 2015年式 | 67,000km | — | スパークプラグ | — | 国交省 |
| JF1 2015年式 | 82,100km | — | EGRバルブ | — | 国交省 |
| JF1 2014年式 | — | エンジン警告灯(チェックランプ)点灯、走行中のハンドル・車体の振動、加速しない・パワーが出ない | スパークプラグ | — | 国交省 |
| JF1 2012年式 | 62,000km | — | カム角センサー | — | 国交省 |
費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。
自分で直す人向け: 部品を探す
1位の部品名で検索します。適合は型式・類別で必ず確認してください。
出典
- 国土交通省 自動車不具合情報ホットライン(28件)
「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成
本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12
本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。
