フィットで車の下・床下からの異音
まず疑うのはハブベアリング(車輪の回転を支える軸受け)です。床下からの異音で集めた事例の多くがここで、速度に合わせて「ゴー」「ウォーン」とうなる音が続きます。次にプロペラシャフト(4WDで後輪に力を伝える棒)、ショックアブソーバー(衝撃を吸収する部品)、エンジンアンダーカバー(床下の樹脂カバー)です。音が「速度で変わるのか」「段差で出るのか」で、おおよその方向が見えてきます。
疑う順
修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 速度が上がるほど音が大きくなり、「ゴー」「ウォーン」と連続してうなります。カーブで左右に体重が移ったとき、音が大きくなる側・小さくなる側があるのが手がかりです。ブレーキを踏んでも音は変わりません。窓を開けて走ると、左右どちらの足元から出ているか分かりやすくなります。
- 放置するとどうなる
- うなりが大きくなり、ガタが増えるとタイヤの向きが安定しなくなります。周りのブレーキ部品やドライブシャフトを傷めることもあります。
- 出やすい年式・距離
- 2002〜2005年式、走行 50,320〜83,925km(中央値 60,000km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多い傾向です。
- 見分け方(自分で確認できること)
- 4WDの車で、発進時や加速のはじめに「ゴトッ」「コトコト」と床下の中央付近から音がします。一定速度で「ブーン」と振動を伴うこともあります。停車中にエンジンをかけただけでは出にくく、走り出すと出るのが特徴です。
- 放置するとどうなる
- 振動が大きくなり、支えているゴム部品や継ぎ手をさらに傷めます。
その他の事例(各1件): ショックアブソーバー、エンジンアンダーカバー
ここに挙げたのは疑う順番の目安です。同じような音でも原因の場所は車ごとに違います。確定は点検で。
よくある質問
- 音がしていますが、そのまま走って大丈夫ですか
- 短い距離をゆっくり走って工場へ向かう程度なら問題にならないことが多いですが、うなりが大きい、ハンドルに振動が来る、走るほど音が悪化するときは高速走行を控えてください。床下から擦れる音や引きずる音がする場合は、一度止めて下を覗いてみてください。
- 修理にはどれくらいかかりますか
- 部品の在庫があるかどうかで変わります。カバーの留め直しなら当日で済むことが多く、ベアリングやショックのように左右で交換する部品は部品の手配を含めて数日みておくと安心です。まず点検で場所を特定してからの案内になります。
- この音のままで車検は通りますか
- 音そのものが基準になるわけではありませんが、ガタがある、オイルがにじんでいる、カバーが外れかけているといった状態は指摘の対象になります。車検前なら早めに見てもらうほうが段取りが楽です。
- 工場に行くとき、何を伝えればいいですか
- 速度に合わせて音が変わるか、段差だけで出るか、カーブで左右どちらが大きいか、ブレーキを踏むと変わるかを伝えてください。この4点で絞り込みがぐっと早くなります。
事例(こうだったから、こうして直った)
集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。
他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。
| 型式・年式 | 走行 | 他の症状 | 原因・交換した部品 | 費用 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| GR4 2024年式 | 8,000km | — | ショックアブソーバー | — | 国交省 |
| GK4 2016年式 | — | — | プロペラシャフト | — | 国交省 |
| GP5 2016年式 | 7,800km | アンダーカバーが外れて引きずる | エンジンアンダーカバー | — | 国交省 |
| GD1 2005年式 | 86,541km | — | ハブベアリング | — | 国交省 |
| GD1 2005年式 | 55,000km | — | ハブベアリング | — | 国交省 |
| GD1 2002年式 | 60,000km | — | ハブベアリング | — | 国交省 |
| GD1 2002年式 | 80,000km | — | ハブベアリング | — | 国交省 |
| GD3 2003年式 | 47,200km | — | ハブベアリング | — | 国交省 |
費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。
自分で直す人向け: 部品を探す
1位の部品名で検索します。適合は型式・類別で必ず確認してください。
出典
「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成
本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12
本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。
