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ダイハツ

タントで冷却水漏れ・減る

早めに点検
1位ウォーターポンプ33%2位インテークマニホールド22%3位ラジエーター22%

まず疑うのはウォーターポンプ(冷却水を循環させる部品)からのにじみです。次にインテークマニホールド(空気を送る通路。タントでは冷却水の通り道と隣り合う部分があります)、そしてラジエーター本体と続きます。少数ですが、エアコンコンプレッサーまわりの液だれや、ヘッドガスケット(エンジン上下の合わせ目のパッキン)の抜けも挙がっています。まずは駐車場所の下に色の付いた液だまりがないか、リザーブタンク(補助タンク)の水位が前より下がっていないかを見てください。エンジンが熱いうちはラジエーターキャップを開けないでください。

全国の整備事例8件を集計

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位ウォーターポンプ3件 33%
見分け方(自分で確認できること)
ボンネットを開けて、エンジンの前側・ベルトが掛かっているあたりに、乾いた冷却水の白い粉のような跡や、湿った筋が残っていないかを見てください。駐車後にエンジンルームの真下あたりへポタポタと落ちる、甘いようなにおいがする、というのも手がかりです。アイドリング中にベルトの奥から「シャー」「ゴロゴロ」と今までしなかった音が混じることもあります。リザーブタンクの水位が、補充してもまた下がるかどうかを何日か続けて見ておくと状況が伝わりやすくなります。
放置するとどうなる
漏れが進むと冷却水が足りなくなり、水温が上がって走れなくなることがあります。回転部分の傷みが進むと、ベルトや周りの部品まで巻き込むことがあります。
出やすい年式・距離
2013〜2017年式。初度登録から年数が経った個体で挙がりやすい傾向です。
2位インテークマニホールド2件 22%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンの上側、空気が通る太い部品のまわりに、乾いた白い跡や湿り気がないかを見てください。下に垂れてから気づくことが多く、漏れている場所が上のほうなのが特徴です。エンジンが暖まったときだけ甘いにおいが室内やボンネットのすき間から上がってくる、始動直後に白っぽい湯気のような煙が一瞬出る、といった出方もあります。アイドリングが少し不安定になることもあわせて見てください。
放置するとどうなる
少しずつ減り続けて、気づいたときには水温が上がっていることがあります。漏れた液が電気の接続部分にかかると、別の不調を招くことがあります。
3位ラジエーター2件 22%
見分け方(自分で確認できること)
車の前寄りの真下に色の付いた液だまりができるのが典型です。ボンネットを開け、ラジエーターの上下にある樹脂タンクと金属部分のつなぎ目、ホースの差し込み口のまわりに白い跡や湿った筋がないかを見てください。高速道路を走ったあとや渋滞のあとだけ水温計が高めに振れる、エアコンの効きが落ちる、といった変化も手がかりになります。
放置するとどうなる
一気に抜けると短い距離で水温が上がり、その場から動かせなくなることがあります。オーバーヒートまで進むとエンジン本体を傷めます。

その他の事例(各1件): エアコンコンプレッサー、ヘッドガスケット

ここに挙げたのは疑う順番と見分け方の目安です。冷却水の漏れは、跡が残る位置と減り方で候補を絞れますが、似た出方でも元になっている箇所は車ごとに違います。液だまりができる場所、水温計の動き、補充する間隔を伝えてください。確定は点検で。

よくある質問

冷却水が減っていますが、このまま走っても大丈夫ですか。
水温計が普段どおりの位置で、警告灯も出ていなければ、短い距離を近くの工場まで走る程度は可能なことが多いです。ただし減り方が早い場合や、水温計が中央より上に振れる場合は停めてください。走りながら様子を見るのではなく、早めに見てもらうほうが結果的に軽く済みます。
とりあえず水道水を足してもいいですか。
応急としては可能ですが、そのまま乗り続ける前提の方法ではありません。冷却水は凍結やサビを防ぐ成分が入っていて、水で薄まるとその働きが落ちます。足した日付と量を覚えておき、点検のときに「どれくらいの間隔で足しているか」を伝えてください。エンジンが熱いうちはキャップを開けないでください。
漏れているのが冷却水かどうか、どう見分けますか。
色とにおいが手がかりです。冷却水は緑や赤など色が付いていて、甘いようなにおいがします。エンジンオイルは茶色から黒で、さらっとしていません。エアコンの水は無色透明で、夏場に車の下へ落ちるのは正常です。液だまりの位置(前寄りか中央か)と色を覚えておくと、切り分けが早まります。
車検は通りますか。
漏れが見つかった状態では、そのままでは通らないと判断されることが一般的です。にじみの程度によって扱いは変わりますので、車検の前に一度見てもらい、どこまで直すかを相談しておくと段取りが立てやすくなります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
LA600S 2017年式43,472kmウォーターポンプ国交省
エアコンが冷えないエアコンガス(冷媒)、ラジエーター、エアコンコンプレッサー整備ブログ
L375S 2009年式64,000km水温警告灯・オーバーヒートヘッドガスケット(未解決)国交省
LA610S 2015年式54,000kmエンジンからの異音(冷間時)ウォーターポンプ国交省
LA600S 2014年式38,796kmラジエーター国交省
L350 2004年式101,900km水温警告灯・オーバーヒートインテークマニホールド国交省
L385S 2012年式走行不能・走れないウォーターポンプ国交省
L350 2004年式96,952km水温警告灯・オーバーヒートインテークマニホールド国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-12

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。