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トヨタ

ハイエース バンで部品の破損・脱落

この症例は「特殊事例」です。修理で直す故障というより、製造上の不具合として国土交通省などへの申告が多い事象を整理しています。

走行を控えて点検
1位ブラケット・ステー13%2位リーフスプリング13%3位ホイール8%
整備工場のひとこと(監修:株式会社たま)

樹脂のブラケット類は年数で割れます。走行中に外れる前に、車検のときに割れとひびを見ておくのが安全です。

まず疑うのはブラケット・ステー(部品を車体に留めている金具)の割れ・脱落で、次にホイールのひび、ベルトのアイドラープーリーの折損、ブレーキキャリパーの固着でパッドが落ちた例と続きます。この症状は修理で直す不具合というより、国の不具合情報窓口への申告として挙がりやすい事象がまとまっています。ここでは「どんな申告が多いか」を整理し、ご自身の車で同じことが起きていないかを見分ける手がかりと、起きたときの相談先をお伝えします。

全国の整備事例19件を集計

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位ブラケット・ステー3件 13%
見分け方(自分で確認できること)
部品を車体に留めている金具です。段差や荒れた路面で「カタカタ」「ゴトッ」と今までしなかった音が出るときは要注意です。停車中に、マフラーや荷室内の装備、外装パーツ、スペアタイヤの吊り金具を手で軽く揺すってみて、片側だけグラつく、以前より大きく動くようなら手がかりになります。
放置するとどうなる
留めている部品が下がったり外れたりして、周囲の配線やホースを傷めることがあります。走行中に脱落すると後続車にも影響します。
出やすい年式・距離
走行 48,000〜249,200km(中央値 100,000km)
2位リーフスプリング3件 13%
出やすい年式・距離
2004〜2007年式、走行 124,800〜280,000km(中央値 200,000km)
3位ホイール2件 8%
見分け方(自分で確認できること)
走行中にハンドルや車体へ規則的な振動が出る、速度に合わせて「ゴーッ」という音が変わる場合は気にしてください。停車時に、ホイールのナット周りやスポークの付け根に細いひび、塗装の浮き、サビ汁のような筋が出ていないか、明るい場所で一周見ます。積載が多い使い方が続いた車では、特に落ち着いて見ておきたい部分です。
放置するとどうなる
ひびが進むと走行中の空気漏れやタイヤの脱落につながることがあります。周辺のハブやボルトも傷めます。
4位ハブベアリング2件 8%

その他の事例(各1件): ベルトテンショナー

ここに挙げたのはあくまで申告として多い事象の整理です。同じ音や違和感でも、原因になっている箇所は車ごとに違います。確定は点検で。

よくある質問

音や違和感が出ていますが、そのまま走って大丈夫ですか。
部品が外れかけている可能性があるときは、走行を続けないほうが安心です。特にホイールまわりの振動や、ブレーキの引きずりは、そのままにせず早めに見てもらってください。短い距離でも、速度を控えて安全な場所まで移動するのが基本です。
製造上の不具合かもしれないと思ったら、どこに相談すればいいですか。
まずは購入した販売店、または最寄りの正規ディーラーにご相談ください。同じ症状の対応情報が出ている場合があります。あわせて、メーカーのお客様相談窓口、国土交通省の自動車不具合情報ホットラインへ情報を伝えることもできます。写真と、いつ・どんな走り方で起きたかのメモがあると話が早く進みます。
この状態で車検は通りますか。
部品の割れや脱落、ブレーキの引きずりは、そのままでは通らないことが多い部分です。車検前に気づいた時点で相談しておくと、日程に余裕を持って進められます。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
TRH226 2023年式——ショックアブソーバー—国交省
GDH206 2018年式131,100km—触媒—国交省
TRH200 2017年式30,415km—ホイール—国交省
—20,000kmブレーキの効きが悪い・ペダルが深いブレーキキャリパー、ブレーキパッド、ブレーキローター(ディスク)、ハブベアリング—整備ブログ
KDH201 2008年式286,500km—ブラケット・ステー、配線・コネクタ(断線・接触不良)—国交省
KDH201 2017年式259,600km—EGRバルブ—国交省
GDH206 2020年式——ホイール—国交省
KDH206 2015年式185,300km—ハブベアリング—国交省
TRH221 2015年式35,000km—ブラケット・ステー—国交省
TRH221 2017年式—発煙(煙が出る)マフラー—国交省
TRH200 2006年式150,000km—ベルトテンショナー—国交省
KDH205 2007年式106,000km—リーフスプリング—国交省
—100,000km—ブラケット・ステー—国交省
VCH16 2001年式96,511kmオイル漏れ・オイルにじみコンロッド(エンジン内部破損)—国交省
RZH125 2003年式59,000km白煙が出るメーターパネル・基板—国交省
KGH225 2005年式200,000km—リーフスプリング—国交省
KDH205 2004年式300,000km—リーフスプリング—国交省
TRH200 2007年式—ドアロック・スマートキーが効かないドアロックアクチュエーター、ドアラッチ・ドアハンドル—国交省
VCH10 1999年式65,000km車の下・床下からの異音ロアアーム・ブッシュ—国交省

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-13

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。