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トヨタエンジン 1KD 3.0L ディーゼル

ハイエース バン(1KD)でエンジン警告灯(チェックランプ)点灯

早めに点検
1位インジェクター18%2位DPF(排気微粒子フィルター)18%3位サプライポンプ(高圧燃料ポンプ)15%
整備工場のひとこと(監修:owner-chat)

1KDの警告灯は、まず診断機でインジェクターの補正値を見ます。DPFの警告と一緒に出ているなら第5インジェクター(DPF用の燃料添加)が怪しい。インジェクター4本の前に、そこを確かめるのが順番です。

まず疑うのはDPF(排気微粒子フィルター)の詰まりとインジェクター(燃料を霧状に噴く部品)で、集めた事例では同数です。次に触媒、第5インジェクター(DPFに燃料を足す部品)、サプライポンプ(高圧燃料ポンプ)が続きます。ディーゼルのハイエースで警告灯が点くときは、排気を処理する側と燃料を噴く側の不具合が上位に来ます。

全国の整備事例23件を集計
他のエンジン・全体全エンジン29件

疑う順

修理費の目安は、費用の記載がある事例が3件以上集まった部品にだけ載せています。

1位インジェクター6件 18%
見分け方(自分で確認できること)
アイドリングでカラカラ、ガラガラという音が普段より大きく、車体に細かい震えが出ていないか確かめます。始動に時間がかかる、加速がもたつく、黒い煙が濃いといった症状が一緒に出ることが多いです。警告灯が点いたり消えたりを繰り返すこともあります。
放置するとどうなる
燃焼の状態が崩れたまま走ることになり、出力が落ちて坂道で速度が保てなくなることがあります。すすが増えてDPFや触媒側にも負担がかかります。
出やすい年式・距離
2012〜2014年式。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体に多く見られます。
2位DPF(排気微粒子フィルター)6件 18%
見分け方(自分で確認できること)
マフラーからの煙が白っぽく多い、停車中に排気の匂いが強い、走行後もしばらくアイドリングが高いままといった点を見ます。DPF専用の表示が点く車もあるので、警告灯の絵柄が何を指しているか確認してください。
放置するとどうなる
詰まりが進むと排気が抜けず、出力が下がって燃費も悪くなります。エンジン側に熱の負担がかかることもあります。
出やすい年式・距離
2007〜2012年式、走行 32,200〜205,000km(中央値 50,000km)
3位サプライポンプ(高圧燃料ポンプ)5件 15%
見分け方(自分で確認できること)
エンジンをかけるときにいつもより長くクランキングする、走行中に息つきのような一瞬の力抜けがある、といった変化が目印です。アクセルを踏んでも回転の上がり方が鈍く感じることもあります。
放置するとどうなる
燃料の圧力が保てなくなると、走行中にエンジンが止まってしまうことがあります。金属粉が燃料系に回ると他の部品まで交換が必要になる場合があります。
出やすい年式・距離
2011〜2014年式、走行 55,800〜116,600km(中央値 103,000km)。初度登録から年数が経った個体に多い傾向です。
4位触媒3件 9%
見分け方(自分で確認できること)
加速時に力がなく、排気の匂いが普段と違う(硫黄のような臭い)、マフラー付近から異音が出ることがあります。DPFの再生を繰り返しても警告が消えない場合は触媒側も疑います。
放置するとどうなる
詰まりが進むと排気が抜けず出力が落ち、排気温度が上がってDPFや周辺部品を傷めます。
出やすい年式・距離
2014〜2017年式、走行 63,900〜175,226km(中央値 119,500km)
5位第5インジェクター(DPF燃料添加インジェクター)2件 6%
見分け方(自分で確認できること)
DPFの再生が途中で止まる、再生の回数が異常に増える、排気側から燃料の匂いがする、といった変化が目印です。詰まりでDPFに燃料が届かず、DPF側の不具合と間違えやすい部品です。
放置するとどうなる
DPFの再生ができなくなり、DPFの詰まりが進んで出力低下や走行不能につながります。

ここまでは症状から絞り込むための目安です。確定は点検で行います。

よくある質問

警告灯が点いたまま走っても大丈夫ですか
点いたまま自走できることは多いですが、様子を見ながらの運転にとどめてください。点滅している、力が出ない、異音や煙が増えた、という場合は走行を控えて連絡をお願いします。
修理にはどのくらいかかりますか
原因の部品によって変わります。フィルター類の交換なら短時間で済むことが多く、インジェクターやポンプ、DPFに関わる作業は部品の手配を含めて日数をいただく場合があります。
警告灯が点いていると車検は通りませんか
警告灯の点灯は検査で指摘の対象になります。原因を直して灯りが消えた状態にしてから受けるのが確実です。
一度消えたのでそのままで平気でしょうか
消えても記録は残っていることが多く、条件がそろうと再び点きます。消えているうちに点検しておくと原因を絞りやすくなります。

事例(こうだったから、こうして直った)

集めた事例を1件ずつ。年式・距離・症状の組み合わせと、原因・交換した部品、費用、出典です。文章は引用せず、事実だけを載せています。

他にこんな症状はありますか? 当てはまるものを押すと、事例が絞られて、その組み合わせで多かった部品が出ます。

型式・年式走行他の症状原因・交換した部品費用出典
KDH201 2017年式189,157kmDPF警告灯・再生が終わらない第5インジェクター(DPF燃料添加インジェクター)、触媒148,390円整備ブログ
KDH201 2016年式126,500kmエンスト・走行中に止まる、ハンドルが重い、ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い、セルは回るがかからないピストンリング(オイル上がり)、ECU(コンピューター)—国交省
KDH201250,000kmDPF警告灯・再生が終わらないEGRクーラー、インテークマニホールド、EGRバルブ、DPF(排気微粒子フィルター)—整備ブログ
KDH201 2013年式——インジェクター、サプライポンプ(高圧燃料ポンプ)、燃料フィルター—国交省
KDH206—加速しない・パワーが出ないインジェクター、サプライポンプ(高圧燃料ポンプ)、コモンレール385,800円整備ブログ
KDH201 2016年式119,500km走行不能・走れない、黒煙が出る触媒—国交省
———インジェクター—整備ブログ
KDH201 2015年式44,000kmアイドリング不調・振動、加速しない・パワーが出ないサプライポンプ(高圧燃料ポンプ)—国交省
KDH206 2013年式50,000kmアイドリング不調・振動、加速しない・パワーが出ない触媒—国交省
KDH201 2008年式190,000km—ターボチャージャー—国交省
KDH201 2007年式232,759km加速しない・パワーが出ないオルタネーター(発電機)、配線・コネクタ(断線・接触不良)—国交省
KDH201 2014年式—DPF警告灯・再生が終わらない、加速しない・パワーが出ないDPF(排気微粒子フィルター)—国交省
KDH201 2012年式90,000km加速しない・パワーが出ないインジェクター—国交省
KDH206 2012年式65,900km加速しない・パワーが出ないエンジン制御コンピューター—国交省
KDH221 2014年式—黒煙が出るインジェクター—国交省
KDH201 2011年式103,000kmエンスト・走行中に止まる、セルは回るがかからないサプライポンプ(高圧燃料ポンプ)—国交省
KDH206 2012年式120,000km加速しない・パワーが出ないインジェクター、サプライポンプ(高圧燃料ポンプ)—国交省
KDH206 2007年式137,500km加速しない・パワーが出ない、DPF警告灯・再生が終わらないDPF(排気微粒子フィルター)—国交省
KDH206 2010年式50,000kmオイルが減る・オイル消費インジェクター—国交省
KDH221 2008年式43,000km加速しない・パワーが出ないDPF(排気微粒子フィルター)—国交省
KDH20625,000kmDPF警告灯・再生が終わらない、加速しない・パワーが出ない触媒、DPF(排気微粒子フィルター)—国交省
KDH206 2008年式50,000km加速しない・パワーが出ないDPF(排気微粒子フィルター)—国交省
KDH206——第5インジェクター(DPF燃料添加インジェクター)—整備ブログ

費用は事例に書かれていた金額です。車両の状態・地域・工場で変わります。「—」は記載なし。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:owner-chat(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12 更新日:2026-09-13

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。