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トヨタエンジン 1KD 3.0L ディーゼル

ハイエース バン(1KD)で塗装の剥がれ・浮き

この症例は「特殊事例」です。修理で直す故障というより、製造上の不具合として国土交通省などへの申告が多い事象を整理しています。

まず多いのは塗装そのものの浮きや剥がれについての申告です。次いでボディパネル側の腐り、スライドドアのレール周りからの発生も報告されています。修理で直す故障というより、製造上の事象として国の窓口へ寄せられている相談が目立つタイプなので、まずは自分の車のどこで起きているかを落ち着いて確認するところから始めます。

全国の整備事例6件を集計

疑う順

1位塗装6件 75%
見分け方(自分で確認できること)
屋根やボンネット、バックドアなど、日差しが強く当たる面を明るい場所で見てください。塗装の表面が白っぽく曇る、細かくひび割れる、薄い膜のようにペリッとめくれている、指で触ると縁が浮いてざらつく、といった状態が目印です。ぶつけた覚えのない平らな面から始まっていること、左右や複数の面で同じように出ていることも確認ポイントになります。
放置するとどうなる
塗膜がなくなった部分は地の金属がむき出しになり、そこから錆が広がることがあります。剥がれが広がるほど、後で直すときの範囲も大きくなります。
修理費の目安
費用の記載がある事例が少ないため、目安は載せていません
出やすい年式・距離
2011〜2012年式、走行 62,950〜126,400km(中央値 88,500km)。初度登録から年数が経った個体、走行距離が伸びた個体からの申告が中心です。
2位ボディパネル・車体1件 13%
見分け方(自分で確認できること)
塗装の下でパネル自体が傷んでいる場合は、面が波打つ、ぷくっと膨らむ、押すと硬さがなくべこつく、といった感触が出ます。ドアの下端、ステップ、タイヤハウスの縁など、水と泥がたまりやすい場所を下から覗いて見てください。茶色い筋が垂れた跡があるかどうかも手がかりです。
放置するとどうなる
下地が傷んだまま上から塗っても、また同じ場所から浮いてくることがあります。広がると板金での対応が必要になります。
修理費の目安
費用の記載がある事例が少ないため、目安は載せていません
3位スライドドアローラー・レール1件 13%
見分け方(自分で確認できること)
スライドドアを開けた状態で、ドア後ろのレールと、その周りのボディを見てください。レールに沿って線状に塗装が浮いている、レールの内側が粉をふいたように白っぽい、開閉のときにゴリゴリと引っかかる音がする、といった変化が分かりやすい目印です。
放置するとどうなる
レールやローラーが傷んだままだと開閉が重くなり、ドアの動きやすき間の合い方に影響が出ることがあります。
修理費の目安
費用の記載がある事例が少ないため、目安は載せていません

確定は点検で。

よくある質問

塗装が剥がれていても、そのまま乗って大丈夫ですか。
走行そのものに直ちに支障が出るものではありません。ただし地肌が出た部分は錆びやすいので、放置せず早めに状態を見てもらうことをおすすめします。
どこに相談すればいいですか。
まずは購入した販売店か、メーカーのお客様相談窓口が入口になります。あわせて、同じような事象は国土交通省の自動車不具合情報ホットラインにも寄せられていますので、そちらへ情報提供する方法もあります。
車検は通りますか。
塗装の浮きや剥がれだけで判断されるものではありません。ただしパネルに穴が空くほど錆が進んでいる場合や、部品の固定に関わる部分が傷んでいる場合は指摘の対象になり得ます。
相談するとき、何を用意しておくといいですか。
剥がれている場所が分かる写真を、離れた位置と近寄った位置の両方で撮っておくと話が早く進みます。いつごろから気づいたか、洗車や駐車環境に変化があったかも、あわせて伝えられるようにしておくと役立ちます。

出典

「自動車不具合情報ホットライン」(国土交通省)(https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html)を加工して作成

本文は各サイトから引用していません。事例の事実(車種・症状・原因・費用)だけを集計しています。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-11 更新日:2026-09-11

本ページは全国の整備事例の集計と当社の経験に基づく「疑う順」です。原因の確定は必ず点検で行ってください。修理費は事例の中央値と幅で、車両の状態・地域・工場により異なります。