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トヨタ

クラウンの故障・持病

クラウンは世代が多く、集めた事例は17系(1999〜2003年)から22系(2018年〜)まで広がっています。目立つのはゼロクラウン(18系)以降のショックアブソーバーのオイル漏れ、GR系エンジンのVVT-iの異音、17系のボールジョイントの脱落、ハイブリッドのブレーキアクチュエータと駆動用バッテリーです。ここでは整備工場の目線で、世代ごとに「何から疑うか」を整理します。

型式・エンジンを選ぶと、その車の持病・症例・多い故障に切り替わります。

イラストはイメージです

症状から見る

この車種の監修済み症例はまだありません。

エンジンを問わず出るもの

ショックアブソーバーのオイル漏れは18系から21系まで続くクラウンの持病で、事例の中で最多です。ブレーキキャリパーの固着(効きが悪い、引きずり、部品の破損)も世代をまたいで出ています。

中古で買うとき・長く乗るときに見るところ

ショックアブソーバーの漏れは下回りを覗けば分かります。GR系エンジンは冷間始動の直後にガラガラ音が無いか、直噴車はアイドリングの安定とオイルの減りを見ます。17系はボールジョイントの改修歴。ハイブリッドは駆動用バッテリーとブレーキアクチュエータの交換歴。確定は点検で。

この車で多い故障(部品別)

集めた整備事例182件のうち、どの部品が原因・交換になったかの割合です。走っている台数あたりの故障率ではありません。

  • ショックアブソーバー30件 16%
    主な症状: ショックアブソーバーのオイル漏れ・抜け走行50,000km前後で多い
  • ボールジョイント16件 9%
    主な症状: 走行不能・走れない走行130,000km前後で多い
  • VVTアクチュエータ・OCV14件 8%
    主な症状: エンジンからガラガラ・カラカラ音走行80,000km前後で多い
  • ブレーキキャリパー11件 6%
    主な症状: 部品の破損・脱落走行70,000km前後で多い
  • 燃料ポンプ10件 5%
    主な症状: エンスト・走行中に止まる走行50,000km前後で多い
  • ブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)8件 4%
    主な症状: ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い走行220,000km前後で多い
  • オルタネーター(発電機)6件 3%
    主な症状: ハンドルが重い走行100,000km前後で多い
  • ECU(コンピューター)6件 3%
    主な症状: ナビ・メーターが再起動する・消える走行40,000km前後で多い
  • 駆動用バッテリー(HVバッテリー)6件 3%
    主な症状: ハイブリッドシステム警告走行100,000km前後で多い
  • AT(オートマチック)5件 3%
    主な症状: 変速ショック・ギクシャク走行120,000km前後で多い

ハイブリッド機構の寿命の目安(事例の走行距離から)

駆動用バッテリーやインバーターなどが原因・交換になった事例の、そのときの走行距離です。「平均寿命」そのものではなく、交換に至った距離の中央値と幅(10〜90%)です。

部品国内の事例海外の事例
駆動用バッテリー(HVバッテリー)中央値 98,000km(70,000〜133,000km、6件)距離の記載がある事例が少ない
ブレーキアクチュエータ(ハイブリッド)中央値 216,000km(97,000〜442,000km、8件)距離の記載がある事例が少ない

距離が書かれていない事例は含みません。使い方(短距離の繰り返し・高速の長距離)や気候で大きく変わります。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-13