カローラフィールダーの故障・持病
カローラフィールダーは120系(2000〜2006年、4AT)、140系(2006〜2012年、CVT)、160系(2012年〜、CVTとハイブリッド)で分かれます。集めた事例で最も多いのは140系のCVTで、160系ハイブリッドはリアのハブベアリングとアクスルが目立ちます。ここでは整備工場の目線で、世代ごとに「何から疑うか」を整理します。
型式・エンジンを選ぶと、その車の持病・症例・多い故障に切り替わります。
イラストはイメージです症状から見る
この車種の監修済み症例はまだありません。
エンジンを問わず出るもの
ハブベアリングの唸りは140系から160系ハイブリッドまで出ています。営業車として使われた車は、距離のわりに足回りと内装が傷んでいることが多いです。
中古で買うとき・長く乗るときに見るところ
140系はCVTの唸りと滑り、160系ハイブリッドはリアからの音とアクスルの交換歴、120系は暖機後のエンストとオイルの減り。確定は点検で。
この車で多い故障(部品別)
集めた整備事例53件のうち、どの部品が原因・交換になったかの割合です。走っている台数あたりの故障率ではありません。
- CVT(無段変速機)13件 25%主な症状: 走行不能・走れない走行70,000km前後で多い
- ハブベアリング6件 11%主な症状: 車の下・床下からの異音走行140,000km前後で多い
- 配線・コネクタ(断線・接触不良)4件 8%主な症状: ギアが入らない・動かない走行50,000km前後で多い
- ウォーターポンプ3件 6%主な症状: 冷却水漏れ・減る走行30,000km前後で多い
- エアコンコンプレッサー2件 4%主な症状: エアコンが冷えない
- アクスルシャフト2件 4%主な症状: 走行不能・走れない
- ボディパネル・車体2件 4%主な症状: 錆・腐食
- バックドアダンパー2件 4%主な症状: 部品の破損・脱落
- インジェクター2件 4%主な症状: アイドリング不調・振動
- シートベルト2件 4%主な症状: 部品の破損・脱落
140系 NZE141・NZE144(1NZ-FE、CVT、2006〜2012年)
- 型式
NZE141NZE144- 年式
- 2006〜2012年
- エンジン
- 1.5L 直4、CVT(Super CVT-i)
CVTの走行不能とギアが入らない。この世代の事例の中心
まず疑うのはCVTです。走行不能、ギアが入らない、として2006〜2012年式、8万km前後に集中しています。フルードの劣化から滑りに進む形で、唸り音が手がかりです。配線・コネクタ(ギアが入らない、ライト)、ボディの錆、エアコンコンプレッサー、シートベルト、バックドアのダンパーが続きます。
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- 走行不能・走れない4件・監修待ち
- ギアが入らない・動かない3件・監修待ち
- エンスト・走行中に止まる2件・監修待ち
- 回転だけ上がって進まない(滑り)2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- CVT(無段変速機)8件 47%主な症状: 走行不能・走れない走行90,000km前後で多い
- 配線・コネクタ(断線・接触不良)2件 12%主な症状: ギアが入らない・動かない
- エアコンコンプレッサー1件 6%主な症状: エアコンが冷えない
- AT(オートマチック)1件 6%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- ボディパネル・車体1件 6%主な症状: 錆・腐食
- ドライブシャフト1件 6%主な症状: オイル漏れ・オイルにじみ
- ECU(コンピューター)1件 6%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- シートベルト1件 6%主な症状: 部品の破損・脱落
140系 1.8L ZRE142・ZRE144(2ZR-FE、CVT、2006〜2012年)
- 型式
ZRE142ZRE144- 年式
- 2006〜2012年
- エンジン
- 1.8L 直4、CVT
こちらもCVT。加速しない・異音
事例は少ないものの、CVT(加速しない、異音、2007〜2008年式、6万km前後)が最多で、イグニッションコイル、ウォーターポンプ、ホイールが続きます。1.5Lと同じ見方です。
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このエンジンの監修済み症例はまだありません。「全エンジン」のページも参考にしてください。
多い故障(部品別)
- CVT(無段変速機)4件 57%主な症状: 加速しない・パワーが出ない走行60,000km前後で多い
- イグニッションコイル1件 14%主な症状: アイドリング不調・振動
- ウォーターポンプ1件 14%主な症状: 冷却水漏れ・減る
- ホイール1件 14%主な症状: 部品の破損・脱落
160系ハイブリッド NKE165(1NZ-FXE、2013〜2024年)
- 型式
NKE165- 年式
- 2013〜2024年
- エンジン
- 1.5L 直4 + モーター(THS II)
リアのハブベアリングとアクスル。距離が伸びた営業車に多い
事例はリアのハブベアリング(床下の音、速度に応じたゴー音、2016〜2018年式、14万km前後)とアクスルシャフトの破損(走行不能、2015〜2016年式)に集中しています。営業車として距離を走る車が多く、リアの足回りが先に疲れます。ハイブリッドの機械はアクアと同じで、駆動用バッテリーとブレーキブースターの見方はそちらを借ります。
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- 車の下・床下からの異音3件・監修待ち
- 走行不能・走れない2件・監修待ち
- 速度に応じたゴー・ウォン音(走行中のうなり)2件・監修待ち
- 部品の破損・脱落2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- ハブベアリング6件 75%主な症状: 車の下・床下からの異音走行140,000km前後で多い
- アクスルシャフト2件 25%主な症状: 走行不能・走れない
160系 NZE161・NZE164(1NZ-FE、CVT、2012〜2022年)
- 型式
NZE161NZE164- 年式
- 2012〜2022年
- エンジン
- 1.5L 直4、CVT
事例は少ない
事例はまだ少なく、傾向を語れる段階ではありません。140系と同じ1NZ-FEとCVTなので、当面は140系の見方を借ります。
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- 加速しない・パワーが出ない2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- エアコンコンプレッサー1件 17%主な症状: エアコンが冷えない
- クラッチ1件 17%主な症状: 意図しない急ブレーキ・急減速
- CVT(無段変速機)1件 17%主な症状: 加速しない・パワーが出ない
- エンジン制御コンピューター1件 17%主な症状: エンジン警告灯(チェックランプ)点灯
- 燃料ポンプ1件 17%主な症状: 加速しない・パワーが出ない
- エアフロセンサー1件 17%主な症状: 加速しない・パワーが出ない
- シートベルト1件 17%主な症状: シートベルトが引き出せない・戻らない
- スパークプラグ1件 17%主な症状: 加速しない・パワーが出ない
160系 NRE161(2NR-FKE、CVT、2015〜2024年)
- 型式
NRE161- 年式
- 2015〜2024年
- エンジン
- 1.5L 直4(アトキンソン)、CVT
事例は少ない。インジェクター
事例は少なく、インジェクター(アイドリング不調、かからない、2016〜2017年式)とタイヤのひび割れが挙がっています。
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多い故障(部品別)
- インジェクター2件 67%主な症状: アイドリング不調・振動
- タイヤ1件 33%主な症状: タイヤのひび割れ
120系 NZE121・NZE124(1NZ-FE、4AT、2000〜2006年)
- 型式
NZE121NZE124- 年式
- 2000〜2006年
- エンジン
- 1.5L 直4、4AT
セダンのカローラと同じ。クランク角センサー、ウォーターポンプ、錆
事例は少なく、ウォーターポンプの冷却水漏れ(2002〜2003年式)、配線、ボディの錆が挙がっています。同じ世代のカローラセダンで多いクランク角センサーのエンスト(暖まると止まる)と初期の1NZ-FEのオイル消費は、フィールダーでも同じ見方です。
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- ライト・ランプが点かない3件・監修待ち
- 部品の破損・脱落3件・監修待ち
- 冷却水漏れ・減る2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- バックドアダンパー2件 22%主な症状: 部品の破損・脱落
- ウォーターポンプ2件 22%主な症状: 冷却水漏れ・減る
- ボディパネル・車体1件 11%主な症状: 錆・腐食
- HIDバラスト1件 11%主な症状: ライト・ランプが点かない
- ヘッドライトバルブ1件 11%主な症状: ライト・ランプが点かない
- ウインドウレギュレーター1件 11%主な症状: パワーウインドウが動かない
- 配線・コネクタ(断線・接触不良)1件 11%主な症状: ライト・ランプが点かない
1ZZ-FE 1.8L(120系)
- 型式
ZZE122ZZE124- 年式
- 2000〜2006
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多い故障(部品別)
- タイミングチェーン1件 50%主な症状: エンジンからの異音
- 配線・コネクタ(断線・接触不良)1件 50%主な症状: Pレンジに入らない・パーキング不良
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-13
