ステップワゴンの故障・持病
ステップワゴンはRF・RG(K20A・K24A)、RK(R20A)、RP(L15B ターボと LFA ハイブリッド)で持病が分かれます。集めた事例で目立つのはRKの燃料ポンプとオイル消費、RPのカメラ(Honda SENSING)とCVT、燃料ポンプです。ハイブリッド(RP5・RP8)は i-MMD/e:HEV でDCTを持たないので、フィットやフリードのようなクラッチの問題はありません。ここでは整備工場の目線で、世代ごとに「何から疑うか」を整理します。
型式・エンジンを選ぶと、その車の持病・症例・多い故障に切り替わります。
イラストはイメージです症状から見る
この車種の監修済み症例はまだありません。
エンジンを問わず出るもの
燃料まわり(ポンプ、タンクのサクションチューブ)はRKからRPまで続いていて、ガソリン臭いという訴えはどの世代でも最優先で見ます。エアコンコンプレッサーはRF・RGからRKまで出ます。
中古で買うとき・長く乗るときに見るところ
RK はオイルの減りと燃料の臭い、CVTのオイルにじみ。RP は燃料ポンプの改修歴、Honda SENSING の警告履歴、フロントガラス交換の有無。ハイブリッドはわくわくゲートの開閉を確かめます。確定は点検で。
この車で多い故障(部品別)
集めた整備事例125件のうち、どの部品が原因・交換になったかの割合です。走っている台数あたりの故障率ではありません。
- 燃料ポンプ12件 10%主な症状: 燃料漏れ・燃料の匂い走行120,000km前後で多い
- CVT(無段変速機)11件 9%主な症状: ギアが入らない・動かない走行40,000km前後で多い
- ECU(コンピューター)9件 7%主な症状: エンスト・走行中に止まる走行10,000km前後で多い
- カメラ(運転支援・バック)8件 6%主な症状: 運転支援の誤作動・誤警報走行70,000km前後で多い
- ピストンリング(オイル上がり)7件 6%主な症状: オイルが減る・オイル消費走行70,000km前後で多い
- 燃料タンク・サクションチューブ5件 4%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- バックドアダンパー5件 4%主な症状: 部品の破損・脱落走行10,000km前後で多い
- ホイール4件 3%主な症状: 部品の破損・脱落走行60,000km前後で多い
- エアコンコンプレッサー3件 2%主な症状: エアコンが冷えない走行110,000km前後で多い
- AT(オートマチック)3件 2%主な症状: ギアが入らない・動かない
RK1〜RK6(R20A、CVT、2009〜2015年)
- 型式
RK1RK2RK5RK6- 年式
- 2009〜2015年
- エンジン
- 2.0L 直4 ガソリン、CVT
燃料ポンプからの燃料漏れ、オイル消費、CVTのオイル漏れ
まず疑うのは燃料ポンプです。ガソリン臭い、燃料漏れ、として2010〜2012年式、16万km前後に出ています。燃料タンク上部のポンプの取り付け部からにじむ形で、燃料タンクのサクションチューブの事例も同じ年式にあります。ガソリンの臭いがしたら走行を控えて見てもらう部位です。
次がピストンリングによるオイル消費(オイルが減る、エンスト、7万km前後)で、オイル管理が悪いとエンストや異音に進みます。CVTのオイル漏れとギアが入らない(2010〜2012年式)、エンジン制御コンピューターによるエンストと走行不能(2011〜2013年式、距離の若い車)が続きます。
症状から見る
- エンスト・走行中に止まる9件・監修待ち
- オイルが減る・オイル消費8件・監修待ち
- 部品の破損・脱落5件・監修待ち
- ガソリン臭い5件・監修待ち
- 燃料漏れ・燃料の匂い4件・監修待ち
- オイル漏れ・オイルにじみ3件・監修待ち
- 加速しない・パワーが出ない3件・監修待ち
- 車の下・床下からの異音3件・監修待ち
多い故障(部品別)
- 燃料ポンプ7件 14%主な症状: ガソリン臭い走行160,000km前後で多い
- ピストンリング(オイル上がり)7件 14%主な症状: オイルが減る・オイル消費走行70,000km前後で多い
- CVT(無段変速機)6件 12%主な症状: オイル漏れ・オイルにじみ走行50,000km前後で多い
- ECU(コンピューター)5件 10%主な症状: エンスト・走行中に止まる走行0km前後で多い
- 燃料タンク・サクションチューブ3件 6%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- バッテリー2件 4%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- ベルトテンショナー2件 4%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- ドアラッチ・ドアハンドル2件 4%主な症状: 錆・腐食
RP1〜RP4(L15B 1.5L ターボ、CVT、2015〜2022年)
- 型式
RP1RP2RP3RP4- 年式
- 2015〜2022年
- エンジン
- 1.5L 直4 直噴ターボ、CVT、Honda SENSING
カメラ(運転支援)の誤作動、CVTの走行不能、燃料ポンプのリコール
まず挙がるのはカメラです。Honda SENSING の誤作動と警告灯の多発として2018〜2020年式、6万km前後に出ています。フロントガラスの交換や飛び石のあとに出ることが多く、カメラの校正(エーミング)が要る部位です。次がCVTで、ギアが入らない、走行不能、として2015〜2016年式、3万km前後の若い車に出ています。
燃料ポンプ(かからない、エンスト、2017〜2019年式)はメーカー横断のリコール対象で、改修歴を先に確認します。直噴ターボのインジェクター(エンジン警告灯、アイドリング不調)、エンジン制御コンピューター、クリアランスソナーが続きます。
症状から見る
- 警告灯が複数・全部つく7件・監修待ち
- エンジンがかからない(セルが回らない)5件・監修待ち
- ギアが入らない・動かない5件・監修待ち
- エンスト・走行中に止まる4件・監修待ち
- 走行不能・走れない3件・監修待ち
- アイドリングストップしない・警告3件・監修待ち
- 運転支援の誤作動・誤警報2件・監修待ち
- エンジン警告灯(チェックランプ)点灯2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- カメラ(運転支援・バック)5件 18%主な症状: 運転支援の誤作動・誤警報走行60,000km前後で多い
- CVT(無段変速機)5件 18%主な症状: ギアが入らない・動かない走行30,000km前後で多い
- 燃料ポンプ4件 14%主な症状: エンジンがかからない(セルが回らない)走行30,000km前後で多い
- ECU(コンピューター)3件 11%主な症状: 走行中にドアが開く・ロック不良
- インジェクター2件 7%主な症状: エンジン警告灯(チェックランプ)点灯
- クリアランスソナー2件 7%主な症状: 警告灯が複数・全部つく
- AT(オートマチック)1件 4%主な症状: ギアが入らない・動かない
- バッテリー1件 4%主な症状: エンジンがかからない(セルが回らない)
RP5 ハイブリッド/RP8 e:HEV(LFA、i-MMD、2017年〜)
- 型式
RP5RP8- 年式
- 2017年〜
- エンジン
- 2.0L 直4 + 2モーター(i-MMD/e:HEV)、DCT無し
変速機の持病は無い。わくわくゲートのダンパー、運転支援のセンサー
ハイブリッドはエンジンで発電しモーターで走る仕組みで、フィットのようなDCTの問題はありません。事例で目立つのはバックドアのダンパー(わくわくゲート、部品の破損、2018年式の距離の若い車)と、カメラ・ミリ波レーダーの警告と誤作動です。ドライブシャフトのブーツ、インジェクター(白煙、走行不能)が続きます。
症状から見る
- 部品の破損・脱落4件・監修待ち
- 警告灯が複数・全部つく3件・監修待ち
- 警告灯点灯(種類不明)3件・監修待ち
- 運転支援の誤作動・誤警報2件・監修待ち
- オイル漏れ・オイルにじみ2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- バックドアダンパー4件 27%主な症状: 部品の破損・脱落走行10,000km前後で多い
- カメラ(運転支援・バック)3件 20%主な症状: 運転支援の誤作動・誤警報走行100,000km前後で多い
- ドライブシャフトブーツ2件 13%主な症状: オイル漏れ・オイルにじみ
- ミリ波レーダー2件 13%主な症状: 警告灯が複数・全部つく
- エアバッグ1件 7%主な症状: 警告灯が複数・全部つく
- インジェクター1件 7%主な症状: 白煙が出る
- ホイール1件 7%主な症状: 車の下・床下からの異音
- 配線・コネクタ(断線・接触不良)1件 7%主な症状: 警告灯点灯(種類不明)
RF・RG(K20A・K24A、4AT/CVT、2001〜2009年)
- 型式
RF3RF4RF5RF7RG1RG2RG3RG4- 年式
- 2001〜2009年
- エンジン
- 2.0L/2.4L 直4 ガソリン、4AT(RF)/CVT(RG)
エアコンコンプレッサーとパワーステアリング。年数の経った車の顔ぶれ
事例はエアコンコンプレッサー(冷えない、11万km前後)、パワーステアリングのポンプ(ハンドルを切るとウィーン、オイル漏れ)、メーターパネルの基板、プロペラシャフトの異音(4WD)が並びます。エンジンそのものの事例は少なく、年数相応の消耗が中心です。
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- エアコンが冷えない6件・監修待ち
- ブレーキの効きが悪い・ペダルが深い2件・監修待ち
- ナビ・メーターが再起動する・消える2件・監修待ち
- エンスト・走行中に止まる2件・監修待ち
- 燃料漏れ・燃料の匂い2件・監修待ち
- エンジンからの異音2件・監修待ち
- エンジンからガラガラ・カラカラ音2件・監修待ち
- ハンドルを切るとウィーン・唸り音(パワステ)2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- エアコンコンプレッサー3件 11%主な症状: エアコンが冷えない走行110,000km前後で多い
- パワーステアリング(ポンプ・モーター)3件 11%主な症状: ハンドルを切るとウィーン・唸り音(パワステ)走行60,000km前後で多い
- メーターパネル・基板2件 7%主な症状: ナビ・メーターが再起動する・消える
- プロペラシャフト2件 7%主な症状: エンジンからの異音
- コンデンサー1件 4%主な症状: エアコンが冷えない
- エアコンガス(冷媒)1件 4%主な症状: エアコンが冷えない
- エアクリーナー1件 4%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- オルタネーター(発電機)1件 4%主な症状: エンスト・走行中に止まる
B20B 2.0L ガソリン
- 型式
RF1- 年式
- 1999〜2000
症状から見る
- 冷却水漏れ・減る2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- ラジエーター2件 67%主な症状: 冷却水漏れ・減る
- ホイール1件 33%主な症状: 部品の破損・脱落
K24A 2.4L ガソリン
- 型式
RF7RG3RG4- 年式
- 2003〜2004
症状から見る
このエンジンの監修済み症例はまだありません。「全エンジン」のページも参考にしてください。
多い故障(部品別)
- オルタネーター(発電機)1件 50%主な症状: エンスト・走行中に止まる
- ヒューズ・リレー1件 50%主な症状: ライト・ランプが点かない
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-13
