ダイハツ
ミライースの故障・持病
ミライース(LA300・LA310、2011〜2017年/LA350・LA360、2017年〜)は KF エンジンにCVTで、事例はまだ多くありません。目立つのはCVTの振動とオイル漏れ、ウォーターポンプ、スパークプラグです。ここでは整備工場の目線で「何から疑うか」を整理します。
イラストはイメージですガソリン33件
LA300・LA310/LA350・LA360(KF、CVT、2011年〜)
- 型式
LA300LA310LA350LA360- 年式
- 2011年〜
- エンジン
- 0.66L 直3 KF、CVT
CVTの振動とオイル漏れ、ウォーターポンプ、プラグ
まず疑うのはCVTで、走行中の振動とオイル漏れとして2012〜2017年式、4万km前後に出ています。次がウォーターポンプ(冷却水漏れ、異音、2015〜2021年式、3万km前後)で、KFの車に共通の持病です。スパークプラグ(セルは回るがかからない、かかりが悪い)は、燃費重視の設定でプラグが汚れやすく、始動不良として出ます。
ECU(ドアロックの誤作動)、ヒューズ・リレー、ロアアームのブッシュの破損(走行不能)、ブレーキキャリパーが各1〜2件で続きます。
KFに共通する話として、初期のもの(2007〜2012年式)はオイルリングにカーボンが溜まってオイルを食う個体があります。オイルが減った車は、燃焼室に入ったオイルでプラグが汚れて失火し、イグニッションコイルが先に壊れます。点火系を短い間隔で何度も替えている車は、コイルではなくオイルの消費のほうを見ます。オイルの量は月に一度は自分でも見ておくと安心です。
症状から見る
- 部品の破損・脱落4件・監修待ち
- オイル漏れ・オイルにじみ3件・監修待ち
- 走行中のハンドル・車体の振動3件・監修待ち
- 警告灯が複数・全部つく3件・監修待ち
- 走行中にドアが開く・ロック不良2件・監修待ち
- ライト・ランプが点かない2件・監修待ち
- エンジンからガラガラ・カラカラ音2件・監修待ち
- 雨漏り・室内が濡れる2件・監修待ち
多い故障(部品別)
- CVT(無段変速機)7件 21%主な症状: 走行中のハンドル・車体の振動走行40,000km前後で多い
- ウォーターポンプ3件 9%主な症状: 冷却水漏れ・減る走行30,000km前後で多い
- ECU(コンピューター)2件 6%主な症状: ドアが開かない・閉まらない
- ヒューズ・リレー2件 6%主な症状: 走行中にドアが開く・ロック不良
- ロアアーム・ブッシュ2件 6%主な症状: 部品の破損・脱落
- スパークプラグ2件 6%主な症状: セルは回るがかからない
- ABSユニット1件 3%主な症状: ABS・横滑り警告灯点灯
- エアコンコンプレッサー1件 3%主な症状: 加速しない・パワーが出ない
中古で買うとき・長く乗るときに見るところ
CVTのオイルにじみと走行中の振動、ウォーターポンプの異音、始動の速さを見ます。プラグは早めの交換が効く車です。確定は点検で。
監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-13
