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ダイハツ

ミラココアの故障・持病

ミラココアは2009年から2018年まで続いた軽自動車で、エンジンはKF(0.7L ガソリン)の一本です。集めた事例は9件と多くはありませんが、内訳は電気まわりと冷却まわりに寄っていて、エンジン本体の重い修理は事例に上がっていません。ここでは整備工場の目線で、何から疑うかを整理します。

イラストはイメージです
ガソリン9件

KF 0.7L ガソリン(L675S・L685S)

型式
L675L685L675L685L675L685
年式
2009〜2018年
エンジン
KF 0.7L ガソリン

エンジンより電気と冷却まわりに手が入る、素直な軽

まず疑うのは配線・コネクタ(断線や接触不良)です。9件のうち3件とこの車で最も多く、症状はライト・ランプが点かないという形で出ています。年式でいうと2010〜2011年式の事例が並んでいて、球切れだと思って交換しても直らないときは、その先の配線と端子側を見ることになります。

次に多いのがウォーターポンプ(冷却水を循環させるポンプ)で2件です。冷却水漏れ・減るという症状のほか、加速しない・パワーが出ないという形でも上がっています。駐車場に水のあとが残る、リザーバータンクが減っている、キュルキュル音が出ている、このあたりが重なるときはポンプ側を疑う順番になります。

そのほかは1件ずつで、スパークプラグ(点火する部品)が加速不良やエンスト、ヒューズ・リレーとスマートキーの電池がエンジンがかからない(セルが回らない)という症状で出ています。件数が少ないぶん傾向とまでは言えませんが、かからない系はまずキーの電池とヒューズという、費用の軽いところから順に当たるのが無理のない流れです。

症状から見る

  • ライト・ランプが点かない3件・監修待ち
  • 加速しない・パワーが出ない2件・監修待ち
  • エンジンがかからない(セルが回らない)2件・監修待ち

多い故障(部品別)

  • 配線・コネクタ(断線・接触不良)3件 33%
    主な症状: ライト・ランプが点かない
  • ウォーターポンプ2件 22%
    主な症状: 冷却水漏れ・減る
  • ブレーキシュー(ドラム)1件 11%
    主な症状: 部品の破損・脱落
  • ヒューズ・リレー1件 11%
    主な症状: エンジンがかからない(セルが回らない)
  • スマートキーの電池1件 11%
    主な症状: ドアロック・スマートキーが効かない
  • スパークプラグ1件 11%
    主な症状: 加速しない・パワーが出ない

エンジンを問わず出るもの

エンジンの型式に関係なく出ているのが、ブレーキシュー(ドラムブレーキの摩擦材)の事例です。部品の破損・脱落という症状で1件上がっていて、後輪側の点検で見つかる類のものです。

症状全体で見ると、ライト・ランプが点かないが3件で最も多く、次に加速しない・パワーが出ない、エンジンがかからない(セルが回らない)が続きます。電気の系統に寄っている車だと考えて、まずは通電と接触から当たる進め方になります。

中古で買うとき・長く乗るときに見るところ

見るときは、まずライト類とウインカーを全部点けて、点かない・点滅が速いものがないかを確かめます。事例が2010〜2011年式の配線・コネクタに寄っているので、その年式の車ではとくに念入りに見ておきたいところです。スマートキーの効きと、かかりの悪さがないかも同じ場に確認します。

次にボンネットを開けて、冷却水のリザーバータンクの量と、ポンプまわりに水が乾いたあとが残っていないかを見ます。エンジン始動時のキュルキュル音も一緒に聞いておくと判断の材料になります。長く乗るなら、後輪のドラムブレーキの中身も一度開けて見ておくと安心です。

事例が9件と少ない車なので、ここに挙げたものが全部ではありません。同じ症状でも原因は一つとは限らないので、確定は点検で。

監修:株式会社たま(関東運輸局長認証工場) 監修日:2026-09-12